長田雄次の動物ブログ

動物好きの長田雄次が、動物関連の記事を書いていきます。

動物のおもしろトリビア10選【長田雄次】

2024年02月26日 | 日記

こんにちは、長田雄次です。動物を日々観察していると、面白い習性や癖を見かける機会が増えます。この習性や癖をしている時の表情やしぐさはとてもかわいいものであり、動物に癒される方も多いのではないでしょうか?

今回は、動物のおもしろトリビアを10選ご紹介します。

猫にも利き手がある

人間と同じように猫にも利き手があることを知っていますか?人間の場合、性別によって利き手は決まっていませんが、猫はオスが左手、メスは右手が利き手とされているそうです。

もちろん、猫に「どっちの手が使いやすい?」なんて聞いても返事は来ないので見て判断しましょう。

調べ方はお気に入りのおもちゃを頭の上あたりに乗せて、最初にどちらの手が出るかを見てください。他にもご飯を取る手、階段を上ったり下りたりする際にどちらの手が最初に出るかなどでも判断できます。

犬は味覚が少ない

犬は人間と同じ5つの味覚がありますが、感じる数は人間よりもかなり少なく、特に塩味に関してはあまり感じません。多くの犬にとって甘味は大好きな味で、旨味を感じるアミノ酸の味も好まれています。

酸味は少量であれば食べられると判断しますが、塩味に関してはほとんど感じることができません。

元々、食べている肉から塩分を摂取していたため、塩味を感じる必要がなかったことから味覚が発達しなかったようです。人間の1/5程度の味しか感じないため、繊細な味付けを感じ取るのは難しいかもしれません。

ペンギンの足は意外と長い

コロンとしたシルエットで足がちょこんと見えているのが誰もが想像するペンギンです。この姿を見ていると足が短いと思いがちですが、実はペンギンの足は長いのです。

短く少し見える足しかないと思われていますが、普段見えている足の部分は一部であり、人間でいえば足の甲だけが出ている状態です。その他の足は、体の中で折れ曲がるように隠れていて、歩く時はお尻を下げているような形になります。

同じ鳥の中でも、ペンギンの足が少ししか見えないのは体の外に出ている部分を少なくして熱が逃げないようにしているからです。

コアラが木にしがみつくのは体温調節しているから

いつも木で眠っているのがコアラの印象ではありませんか?お菓子のモチーフになるなど人気の高い動物ですが、実はコアラが木にいるのは体温調節しているからです。

暑さから体を守るため、木にしがみついて温度を下げ、涼しい木を選んで体をくっつかせています。涼しい時間帯はコアラの姿勢も緩んでいき、木を背もたれにして休むこともあります。

レッサーパンダはパンダではない

縞模様のしっぽと丸い目が愛らしいレッサーパンダは、名前にパンダと付いているため、パンダと同じ種類だと思われるでしょう。しかし、レッサーパンダはパンダと同じ属性ではありません。

発見当初はネパール語でパンダ(竹を食べる者)という意味で呼ばれていましたが、後でジャイアントパンダが発見されたため、小さいパンダという意味からレッサーパンダになりました。

現在は、レッサーパンダ科という種類に分類されているため、パンダと付いていてもパンダではありません。

パンダは笹を好んで食べていない

パンダというと、笹や竹を食べているシーンが思い浮かぶと思います。しかし、パンダは笹や竹を好んで食べているわけではありません。笹や竹を食べるようになったのは、「そこに笹や竹があったから」です。

これは極論かもしれませんが、天敵となる動物と争いを避けるために生活圏を変えてきたこと、中国の山岳地帯には多くの笹や竹があるからなどの理由があります。

笹や竹なら一年中食べられるという理由もありますが、本来草食動物ではないパンダの体では笹や竹の多くを消化吸収することができず、栄養を摂取しにくいことから多くの笹や竹を一日中食べているのです。

ライオンのオスは狩りをしない

ライオンは強くて素早く狩りをするとても凛々しい動物のように見えるかもしれませんが、実はオスのライオンは狩りをしません。

子育てや狩りはメスのライオンが行い、オスのライオンは1日20時間程度寝て過ごすとされています。また狩りで捕まえた動物は、オスが最初に食べてからメスが食べる順番があり、それでも足りない時は子どもを犠牲にしてもオスライオンが先に食べてしまうのです。

このようなライオンの上下関係が厳しいため、子どものライオンの生存率はとても低くなっています。

トラのしっぽは踏んでもセーフ

百獣の王と呼ばれるトラは、ネコ科の動物の中でも体長約2.5m、体重約300㎏と大型の動物です。強そうなイメージ通り、年間50~60頭程度の大型動物を捕食し、1回の食事で25㎏程度食べることもあるそうです。

そんなトラですが、実はしっぽなら踏んでも痛みを感じないようです。トラのひげ周辺には神経が集中しているため、触ってしまうと怒らせる可能性が高いのですが、一方のしっぽには神経が通っていないことから踏んでも怒らせることはないようです。「虎の尾を踏む」という言葉もありますが、実際はセーフかもしれません。

猿と犬は犬猿の仲ではない

人間と同じ霊長類である猿は、99%人間の遺伝子と一致していることから、人に近い動物と認識されています。そんな猿は、「犬猿の仲」ということわざのように、犬と仲が悪いわけではないようです。

所説ありますが、性格が違うこと、山で猟犬が猿を威嚇していたことなどから、このようなことわざが誕生したようです。

他にも、猿と呼ばれた豊臣秀吉と、犬千代と幼名が付いていた前田利家の会話がケンカしているように見えたことから誕生したという説もあり、決して猿と犬の相性が悪いということではありません。

カピバラは意外と足が速い

のんびりと温かいお湯に入っていてほのぼのとする表情が愛らしいカピバラですが、実は厳しい環境を生き抜く動物です。たわしのような堅い毛で覆われていて、前足よりも後ろ足の方が長くなっています。

本来、南米に生息している野生のカピバラは、他の動物に襲われそうになった場合、時速50㎞ほどの猛ダッシュで走るのです。現地では、カピバラという名前には「草原の支配者」という意味があり、その名の通り見た目からは想像できない速さで走れるのが特徴です。

ラッコ

今までに、ラッコを水族館で見かけたことがある方もいるでしょう。現在は絶滅危惧種に指定されたため、水族館でもラッコの姿を見る機会が減ってしまいました。そんなラッコの面白い生態は、寝る時に他のラッコと手を繋いで寝ることです。

その理由は、何も掴まらないで寝てしまうと気が付かないうちに沖合に流される可能性があるからです。また、海藻の多い地域で眠ることで他の敵から見つかりにくいというカモフラージュにもなります。

自然界で生きていくうえで必要な習性と考えられますが、見ている方はその可愛さに癒されるでしょう。

まとめ

ここまで、動物好きの長田雄次が動物のおもしろトリビア10選をご紹介しました。他にも動物には驚くトリビアが多くあります。この機会に、気になる動物にどんな特徴があるのかチェックしてみてください。


猫に喜ばれるマッサージ!リラックスさせるポイントは?【長田雄次】

2024年01月17日 | 日記

こんにちは、長田雄次です。マッサージを受けて気持ちよさそうにしている猫の動画を目にしたことがある方も多いでしょう。

実は猫にとってもマッサージは気持ち良いものであり、愛猫ともっと仲良くなるためのスキンシップにおすすめです。

今回は、猫にマッサージされて喜ぶ部分やリラックスさせるポイントをご紹介します。

猫がマッサージされて喜ぶ部分

優れた柔軟性を持つ猫も、動かすことが多い首や肩甲骨周辺は人間と同じくこりやすいと言われています。特に高齢の猫は筋肉がこりやすいので、定期的なマッサージをすることでケアになります。

マッサージは猫と飼い主の仲を深めるスキンシップにもなるので、喜ぶ部分にしてあげることが大切です。どの部分を好むかは個人差があり、実際に触ってみないとわかりませんが、一般的にマッサージされて喜びやすい部分をご紹介します。

顔まわり

顔まわりは自分の舌や手が届きにくい部分が多いため、触られることを好む傾向にあります。おでこや耳の後ろ、口の端、顎など、優しく撫でて気持ちよさそうにしている部分はマッサージに適しています。

背骨まわり

背骨まわりは猫もこりやすい部分なので、おすすめのマッサージポイントです。猫の背骨まわりにはツボがいくつあり、肩こりの改善以外に免疫力アップや胃腸の動きを整える作用にも期待できます。

毛並みに沿って手や猫用ブラシで優しく撫でてあげるだけでもマッサージ効果があります。

お腹

お腹をマッサージしてあげることで、便秘の解消や予防につながる可能性があります。ただし、お腹を触られることが苦手な子は多いです。お腹を向けて完全にリラックスした状態で、触られることに抵抗がない場合にマッサージを行いましょう。

腰からお尻にかけて

腰からしっぽの根元を撫でられたり、トントンと軽く叩かれたりすることが好きな猫は多いです。そのため、腰からお尻にかけてもマッサージにおすすめの部分になります。

肉球

前足や後足にある肉球はツボが集中している部分なので、触られることが嫌そうでなければマッサージにチャレンジしてみましょう。

マッサージをすることで、疲労回復や健康増進につながる可能性があります。円を描くように優しく撫でるだけでもマッサージ効果があります。

猫をリラックスさせるマッサージのポイント

ここで猫をリラックスさせるためのマッサージのポイントをご紹介します。

手のひらを体に当てて体温を伝える

普段から触り慣れてない部分はいきなりマッサージをすると驚かれる可能性があります。そのため、触られることに慣れさせることが大切です。

手のひらの体温を伝えるイメージで猫の体に密着させて、30~90秒ほど静止してください。これを繰り返すことで触られることに抵抗感が薄れていくでしょう。

軽く圧をかけながらゆっくり撫でる

触られることに慣れてきたら、手のひらを密着させて撫でるようなマッサージにチャレンジしてみましょう。背中やお腹など体の表面に手のひらを密着させ、軽く圧をかけながら毛並みに沿ってゆっくり撫でてください。

たるんだ皮膚をずらすようにマッサージ

猫のほほや首、背中などは皮膚表面が大きくたるんだようになっています。そのような部分は、パンの生地を優しくこねるようなイメージで皮膚表面をずらして離すようなマッサージをしてみましょう。

指先で皮膚を軽くつまんで離すというマッサージもおすすめです。

体をリズミカルにポンポンと叩く

肩たたきをするイメージで、猫の体を軽くリズミカルに叩いてみましょう。背中や腰からしっぽの付け根にかけて行うと喜ぶ猫は多いです。

猫にマッサージをする際の留意点

十分にリラックスしている状態でマッサージを行う

猫にマッサージをする際は、リラックスしている状態で行うようにしてください。不機嫌な時や食事や遊びなど何かに集中している時にマッサージを行うと、逆に嫌がられてしまいます。

横になってウトウトしている時や床でゴロンゴロンと転がっている時、しっぽを立てて飼い主に甘えてきた時は機嫌がよく、リラックスできているサインです。

リラックスした状態でマッサージを始めても、嫌がる素振りがあればマッサージを中断しましょう。嫌がっている状態で無理やりマッサージをしても、逆にストレスになってしまいます。

また、猫によって触られるのが嫌な部分があるので、事前に確認してからマッサージを行ってください。

アロマオイルを使用しない

気分をリラックスさせる効果があるアロマオイルは、猫のマッサージでは不向きです。アロマオイルによっては猫にとって有害なものもあり、毛繕いによって口に入れば中毒を引き起こす可能性があります。そのため、マッサージでの使用は避けてください。

まとめ

今回は動物好きの長田雄次が、猫が喜ぶマッサージについてご紹介しました。クールやツンデレのイメージが強い猫ですが、触られることが大好きな猫は多いです。

そして、人間と同じくマッサージが気持ち良いと感じる子も多く、信頼関係が深まるだけではなく、ストレスの緩和や健康増進につながる可能性があります。

ただし、少しでも嫌がる素振りを見せるようであれば無理にやらないようにしてくださいね。

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賢い動物ランキング【長田雄次】

2023年12月25日 | 日記

こんにちは、長田雄次です。今回は、賢い動物をランキング形式で紹介します。

何を持って「賢い」と判断するかはサイトによっても違うと思うのですが、ここでは知能や個々の能力など、総合的な観点で考えていきたいと考えています。

1位:類人猿(チンパンジー・オランウータン・ゴリラ・ボノボ)

「動物」という括りで見てしまうと少し「チート感」のある類人猿。動物たちの中でも限りなく人間に近く、周囲の環境を見て学んだり、コミュニケーションを取ったり、餌を採るために道具を使ったりすることができます。

「賢い動物ランキング」としては、ダントツの1位と言えます。

チンパンジーだけではなく、ゴリラやオランウータンなどの類人猿にも当てはまることですが、鏡に映った自分を認識できるという実験結果もあるほどです。他にもジェスチャーによって意思疎通をはかったり簡単なゲームを行ったりすることも可能だということが実験によって判明しています。

2位:イルカ

水族館のイルカショーなどを観てイルカの賢さを目の当たりにしたことがある方も多いでしょう。そんなイルカが「賢い動物ランキング」の2位となりました。イルカも、鏡に映る自分の姿を認識できる動物として知られています。

また、イルカの脳は人間の脳と同じ6層構造で基本的な作りが似ているという点にも注目したいところ。ただし、陸で暮らしていくために「視覚」を進化させていった人間と違い、薄暗い海の中で生活しているイルカは「聴覚」を進化させています。「エコーロケーション」という言葉を聞いたことがある人もいるかもしれませんね。

3位:ゾウ

「賢い動物ランキング」の3位はゾウ。ゾウは長い鼻を上手に使って道具を使用することができる動物ですよね。

しっかり訓練されたゾウは人間の話す言葉による指示を聞き分けられると言われていて、飼育員が決まった号令の言葉をかけると、その言葉が指す意味に当てはまる行動をしてくれるということです。

4位:ブタ

実はブタも、とても賢い動物だということをみなさんは知っていたでしょうか?

ブタは優れた長期記憶を持っていて、大人のブタであれば、人間で例えるならおよそ3歳程度の知能レベルを持つと言われています。

過去の間違いから学び、行動することでも知られています。犬よりも優れた嗅覚を持っており、「臭い」で人を見分け、人によって態度を変えるというという記録もあります。

5位:イヌ

イヌは昔から人間と深い関わりを持ってきた動物なので、イヌの賢さを知っている方はとても多いのではないかと思います。

イヌは社会性を持つ動物。リーダーを理解し、(人間をリーダーだと認めた場合は)従順な態度を見せます。イヌの知能は人間で言うとおよそ2歳〜3歳くらいのこどもと同じくらいと言われています。

6位:オウム・ヨウム

オウムは「オウム目オウム科」に属し、ヨウムは「オウム目インコ科」に属します。この2種類の鳥は見た目もよく似ています。

オウムやヨウムは、人間で言うとなんと4〜5歳くらいのこども並の知能を持っています。優れた学習能力を持ち、「仲間の行動を見て道具の作り方や使い方を真似することができる」という研究結果もあります。

7位:カラス

鳥類の中で最大の脳を持っているカラス。脳の大きさだけで言えばイヌやネコよりも上です。脳の大きさと「賢さ」はイコールではないものの、ある程度関連性があると見られています。

カラスの知能は、人間の6〜8歳のこども程度だと言われています。記憶力も高く、自分に危害を加えた生き物に対して威嚇するだけではなく、仕返しを企てることもあるそうですよ。

8位:ネズミ

「賢い動物ランキング」の8位となったネズミ。なんでも齧ってしまうがゆえにしばしば害獣扱いされてしまうネズミですが、ネズミは知能をはじめ危険察知力も学習能力も高い動物と言われています。

一度かかった罠には二度とはまらない、などのエピソードを聞いたことがある方もいるでしょう。訓練すれば、学習能力の高さを活かして芸を覚えることもできます。

9位:ラッコ

「賢い動物ランキング」9位はラッコ。ラッコが食事をする際に岩を使って貝や蟹などの硬い殻を割る姿などはよく知られていると思います。海に住む生物の中では、その賢さは最高クラスだとも言われているんですよ。

水中にいる時は、周りの振動で危険を察知して動くこともできます。

10位:タコ

無脊椎動物の中で脳の大きさが最大と言われるタコが「賢い動物ランキング」の10位となりました。

知能は脳の神経細胞の数が多いほど「賢い」とされます。実際のタコの脳は胡桃程度の大きさなのですが、8本の腕にも神経細胞が割り振られているため「タコは頭と8本の足で合計9つの脳がある」と考える研究者もいるほどです。

まとめ

今回は、長田雄次が「賢い動物ランキング」として10種類の動物を紹介しました。チンパンジーやオランウータンなどの類人猿が圧倒的な賢さを誇るものの、賢い動物はたくさんいるんですね。

普段から動物と暮らしている方にとっては常識かもしれませんが、よく観察していると動物が持つ感情や社会性が見えてきます。中々会えない動物もいるので、もし動物園や水族館などの施設を訪れた際にはこれらの動物にも注目してみてください。

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狐をペットして飼うには?【長田雄次】

2023年12月14日 | 日記

こんにちは、長田雄次です。

動物の中でも、とくに狐が好きという方は多いと思います。犬のような愛らしさと猫のようなしなやかさ・上品さを兼ね備えた狐を「飼ってみたい!」と考えたことのある人もいるのではないでしょうか。

今回は、狐をペットとして飼う方法や、気を付ける事などについて解説していきます。

狐をペットにすることはできる?

結論から言うと、狐をペットとして飼育することは可能です。

狐にも色々な種類がいますが、現状ではどの種類でも特別な資格なく飼育することができます。行政への届け出や許可などを得る必要もありません。現在の法律上は、狐をペットにするために海外から輸入する行為も違法にはなっていません。

しかし、狐はペットとしてはマイナーな動物。もしも自分で飼育したいと思うなら、狐の生態や習性についてよく理解し、覚悟を持って迎えなければいけません。

狐の基本情報と生態について

まずは、狐についての基本情報や生態について見ていきましょう。

狐の種類

狐は「哺乳綱食肉目イヌ科イヌ亜科」に分類され、広く見れば犬の仲間と言われています。イヌ科の中では小型の動物です。

「狐」といっても多系統の動物であり、「キツネ属」「オオミミギツネ属」「カニクイキツネ属」「クルペオギツネ属」「ハイイロギツネ属」「フォークランドキツネ属」と細かく分類されています。

ちなみに、ホッキョクギツネやチベットスナギツネ、フェネックなど日本でよく名が知れている狐たちは「キツネ属」に属しています。

日本で見られる野生の狐としては、本州や四国・九州に生息する「ホンドギツネ」、北海道と北方領土に生息する「キタキツネ」が生息しています。

狐の生態

細長い顔や目を持ち、ふさふさとした大きなしっぽと直立の耳が特徴です。しなやかで俊敏な身体は少し猫に似ていると言われることもあります。

肉食性の強い雑食性で、ネズミやうさぎ、鳥、昆虫などを食べて生活しています。カエルやヘビなどの爬虫類や果物、卵などを食べることもあります。

他のイヌ科の動物と違い群れをつくらず、単独で狩りを行う点も特徴のひとつ。狩りの時も仲間と協力するのではなく、猫のように静かに忍び寄って獲物を狩るスタイルです。

狐の寿命

一般的に、野生の狐は3〜5年程度、その中でアカギツネは3〜4年ほど生きるのだそうです。しかし、これは事故などに遭わなかった場合であり、実際の野生の狐は事故に遭ってしまったり狩られてしまったり、病気になってしまったりすることも多く、全体のおよそ60%ほどは1歳になるまでに死んでしまうと言われています。

ただし、動物園などで人間の管理のもとに飼育されている狐は10年程度生きるということですよ。

狐が保有する病気など

ペットショップやブリーダーが管理している狐(生まれた時から人間に管理されている狐)の場合は安心ですが、野生の狐は本来エキノコックスという寄生虫を保有しています。

エキノコックスは狐や犬にとっては害になりませんが、人間が感染した場合「エキノコックス症」となって肝臓や肺(まれに脳や骨など)に袋状の病巣ができます。放っておくと時には死に至る場合もあります。

野生の狐に絶対に触ってはいけないと言われているのは、狐の体毛などに付着したエキノコックスの卵により、人間が「エキノコックス症」に感染してしまう危険性があるからなのです。

また、日本では見られませんがヨーロッパでは狐による狂犬病もまだ根絶できていないため、海外から狐を輸入する場合は狂犬病にも注意する必要があります。

狐をペットとして迎える場合に留意しておくこと

最後に、狐をペットとして迎える際に留意しておくことをまとめました。

懐かない可能性もある

狐はペットとして飼育可能ではありますが、生態を説明した時に述べた通り、単独行動を好む生物であり、犬のように「群れのボスに服従する」という本能がありません。それゆえに人間にも懐きにくく、そういう意味で飼育が難しい動物と言えるでしょう。

大前提としてペットを捨てるという考え自体あってはなりませんが、万が一懐かなくても飼うからには最後まで絶対に飼育するという気持ちが必要です。

値段は100万円前後

狐はペットとしてはマイナーな動物であるため、普通のペットショップには売っていません。珍しい動物を扱うペットショップ(エキゾチックアニマル専門店)では、およそ90〜120万円程度で購入可能なようです。

専門のブリーダーから譲り受けることもできますが、どちらにしても100万円前後の値段は必要だと考えておく必要があるでしょう。

専用のフードはない

飼っている人が少ないということで、狐は専用のペットフードなども売っていません。狐は雑食に近い動物なので、ブリーダーや実際に飼っている人たちはドッグフードやキャットフード、野菜や果物を適宜あげているようです。

個体によっても必要なものは違うので、譲り受ける際に専門家に相談してくださいね。また、狐を診察できる獣医をしっかり見つけておくことも大事です。

まとめ

幅広く動物が好きな私、長田雄次にとっても狐は好きな動物を挙げたら5本指に入ります。

もしも狐を飼う事ができたら……と思い色々調べてみたのですが、実際に飼うには大きな覚悟が必要だということがわかりますね。

人間に懐きにくいと言われてはいますが、生まれた頃から人間のブリーダーに育てられた狐は人間慣れしていて甘えてくる事もあるそうです。

しかし、可愛いからと言って野生の狐には絶対に素手で触らないようにしてくださいね。

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長田雄次が調査!陸・海・空の意外に速い動物

2023年10月20日 | 動物

こんにちは、長田雄次です。

陸・海・空において「速い」と言われる動物たちは、例えば陸なら「チーター」だとすぐに思い浮かぶ方も多いですよね。ちなみに、海では「バショウカジキ」で空なら「ハヤブサ」だと言われています。

今回は、そんな「速い」動物のなかでも意外だなと感じた動物たちをピックアップしてみました。

意外に速い動物!陸編

陸を走るのが一番速い動物と言えば、誰もがチーターを思い浮かべると思います。チーターは最高で時速100キロメートルの速さで走る事ができる動物です。100mであればおよそ3.27秒ほどとなり、その速さがうかがえます。

チーターは獲物を狩るためにその足の速さを使いますが、すぐに疲れてしまうため長距離走は苦手です。

それでは、意外に速い陸の動物を見てみましょう。

キリン

キリンは長い首と脚を持ち、最も長身の哺乳類として有名な動物ですよね。動画などではゆっくりと背の高い樹の葉を食べる様子が紹介されている事も多く、なんとなくのんびりしているイメージを持っている方も多いんじゃないでしょうか。

実はこのキリン、走ると短距離であれば最速で時速50〜60キロメートルで走ることができるのです。およそ一般道を走る車と同じくらいですね。人の身長ほどもある長い脚が活かされています。

クマ

クマも大きな生物。大型のヒグマはなんと体長280cmもある個体もいます。最大体重はおよそ780㎏です。

動物園などでゆっくりと動くクマを見た事がある人もいるでしょうが、実はクマもおよそ時速40〜60キロメートルで走る事ができる生き物です。人間が走る速度よりもずっと速いですね。さらに木登りや泳ぎも得意で、天敵となるような動物もいません。

ヌー

ウシ科のヌーは体長190〜210cm、体重は150〜250㎏もある巨大な動物です。ウシとカモシカを掛け合わせたような見た目をしているので、和名では「ウシカモシカ」と呼ばれることもあります。

このヌー、この巨体にもかかわらず時速80キロメートルで走る事が可能なのです。自身は草食動物ですが、ライオンやヒョウ、チーターなどが天敵であるため、ヌーの赤ちゃんは生まれて10分後には立ち上がり、1時間後には走れるのだそうですよ。

意外に速い動物!海編

海で一番泳ぐのが速いと言われているバショウカジキは、全長約3.5mという巨大な魚で、時速90〜110キロメートルのスピードで泳ぐことができると言われています。

魚のパフォーマンスを元に計算されたものなので、実際にこの速度を出せるのかどうかは不明という説もあります。しかし、これが本当なら100mを5秒以内に泳ぐのですから、かなり速いと言えますね。

意外に速い海の動物を紹介します。

クジラ

クジラにもたくさんの種類がありますが、良く知られているのはシロナガスクジラやザトウクジラなどでしょうか。

クジラたちは、普段の遊泳速度はそれほど速くありません。しかし、ナガスクジラが敵から逃走する場合、短時間ではありますが、なんと時速およそ47キロメートルの速さで泳ぐことができるのだそうです。

クジラの中で一番速く泳ぐ種類は「イワシクジラ」という種類だそうで、最高時速55〜65キロメートルも出せます。

ダイオウイカ

ダイオウイカは世界最大級の無脊椎動物と言われている生き物で、深海で暮らしています。その体長は、ギネスブックに掲載されているもので体長13mの個体が最大級とされています。

このダイオウイカ、なんと時速40キロメートルで泳ぐのです。体長13m(大型バスよりも長い)もある生物が自動車のような速度で深海を泳いでいる所を想像するのは中々ロマンがありますね。

意外に速い動物!空編

最速で飛ぶ鳥については水平飛行の場合と急降下の場合で違い、水平飛行なら時速170キロメートルで飛ぶハリオアマツバメ。獲物を追う際の急降下(垂直)ならハヤブサが一番速く、その時速は389キロメートルです。

最後は、意外に速く空を飛べる動物の紹介です。

カモ

カモにも様々な種類がいるのですが、その仲間の中でも海に住み、水の中に潜って餌をとる「潜水性」のカモの仲間は飛ぶスピードも速いという記録があります。

たとえば、ホシハジロは時速128キロメートル、カワアイサなら時速130キロメートルのスピードで飛べます。これは、潜水時に翼を上手に使って潜るため、川や湖に住むカモよりも胸の筋肉が発達しているからなのだそうですよ。

コウモリ

空を飛ぶと言えば鳥が一番だと思われがちですが、実はコウモリにも中々スピートで飛ぶことができる種類がいます。

「オヒキコウモリ」という一番大きな種類のコウモリは飛行能力が高く、およそ時速160キロメートルのスピードで飛ぶことができます。

日本にも生息しているオヒキコウモリですが、実は絶対数が少ないため研究があまり進められていない絶滅危惧種でもあります。

まとめ:長田雄次が調査!陸・海・空の意外に速い動物

今回は私、長田雄次が「意外に速い」動物に焦点を当てて紹介しました。

体格が大きく、普段動物園や動画などで見た際にはなんとなくのんびりしていそうに見える動物が、意外と速いということがわかりましたね。

また、陸上の動物に比べ、空中や水中に生きている動物の速度を測るのはとても難しいとされているため、今回紹介した動物でも最高時速は所説あるようです。もしかしたら、今後もっと正確性の高い測定方法が確立され、もっと「意外」な動物が見つかるかもしれませんね。

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