長田雄次の動物ブログ

動物好きの長田雄次が、動物関連の記事を書いていきます。

賢い動物ランキング【長田雄次】

2023年12月25日 | 日記

賢い動物ランキング【長田雄次】

こんにちは、長田雄次です。今回は、賢い動物をランキング形式で紹介します。

何を持って「賢い」と判断するかはサイトによっても違うと思うのですが、ここでは知能や個々の能力など、総合的な観点で考えていきたいと考えています。

1位:類人猿(チンパンジー・オランウータン・ゴリラ・ボノボ)

「動物」という括りで見てしまうと少し「チート感」のある類人猿。動物たちの中でも限りなく人間に近く、周囲の環境を見て学んだり、コミュニケーションを取ったり、餌を採るために道具を使ったりすることができます。

「賢い動物ランキング」としては、ダントツの1位と言えます。

チンパンジーだけではなく、ゴリラやオランウータンなどの類人猿にも当てはまることですが、鏡に映った自分を認識できるという実験結果もあるほどです。他にもジェスチャーによって意思疎通をはかったり簡単なゲームを行ったりすることも可能だということが実験によって判明しています。

2位:イルカ

水族館のイルカショーなどを観てイルカの賢さを目の当たりにしたことがある方も多いでしょう。そんなイルカが「賢い動物ランキング」の2位となりました。イルカも、鏡に映る自分の姿を認識できる動物として知られています。

また、イルカの脳は人間の脳と同じ6層構造で基本的な作りが似ているという点にも注目したいところ。ただし、陸で暮らしていくために「視覚」を進化させていった人間と違い、薄暗い海の中で生活しているイルカは「聴覚」を進化させています。「エコーロケーション」という言葉を聞いたことがある人もいるかもしれませんね。

3位:ゾウ

「賢い動物ランキング」の3位はゾウ。ゾウは長い鼻を上手に使って道具を使用することができる動物ですよね。

しっかり訓練されたゾウは人間の話す言葉による指示を聞き分けられると言われていて、飼育員が決まった号令の言葉をかけると、その言葉が指す意味に当てはまる行動をしてくれるということです。

4位:ブタ

実はブタも、とても賢い動物だということをみなさんは知っていたでしょうか?

ブタは優れた長期記憶を持っていて、大人のブタであれば、人間で例えるならおよそ3歳程度の知能レベルを持つと言われています。

過去の間違いから学び、行動することでも知られています。犬よりも優れた嗅覚を持っており、「臭い」で人を見分け、人によって態度を変えるというという記録もあります。

5位:イヌ

イヌは昔から人間と深い関わりを持ってきた動物なので、イヌの賢さを知っている方はとても多いのではないかと思います。

イヌは社会性を持つ動物。リーダーを理解し、(人間をリーダーだと認めた場合は)従順な態度を見せます。イヌの知能は人間で言うとおよそ2歳〜3歳くらいのこどもと同じくらいと言われています。

6位:オウム・ヨウム

オウムは「オウム目オウム科」に属し、ヨウムは「オウム目インコ科」に属します。この2種類の鳥は見た目もよく似ています。

オウムやヨウムは、人間で言うとなんと4〜5歳くらいのこども並の知能を持っています。優れた学習能力を持ち、「仲間の行動を見て道具の作り方や使い方を真似することができる」という研究結果もあります。

7位:カラス

鳥類の中で最大の脳を持っているカラス。脳の大きさだけで言えばイヌやネコよりも上です。脳の大きさと「賢さ」はイコールではないものの、ある程度関連性があると見られています。

カラスの知能は、人間の6〜8歳のこども程度だと言われています。記憶力も高く、自分に危害を加えた生き物に対して威嚇するだけではなく、仕返しを企てることもあるそうですよ。

8位:ネズミ

「賢い動物ランキング」の8位となったネズミ。なんでも齧ってしまうがゆえにしばしば害獣扱いされてしまうネズミですが、ネズミは知能をはじめ危険察知力も学習能力も高い動物と言われています。

一度かかった罠には二度とはまらない、などのエピソードを聞いたことがある方もいるでしょう。訓練すれば、学習能力の高さを活かして芸を覚えることもできます。

9位:ラッコ

「賢い動物ランキング」9位はラッコ。ラッコが食事をする際に岩を使って貝や蟹などの硬い殻を割る姿などはよく知られていると思います。海に住む生物の中では、その賢さは最高クラスだとも言われているんですよ。

水中にいる時は、周りの振動で危険を察知して動くこともできます。

10位:タコ

無脊椎動物の中で脳の大きさが最大と言われるタコが「賢い動物ランキング」の10位となりました。

知能は脳の神経細胞の数が多いほど「賢い」とされます。実際のタコの脳は胡桃程度の大きさなのですが、8本の腕にも神経細胞が割り振られているため「タコは頭と8本の足で合計9つの脳がある」と考える研究者もいるほどです。

まとめ

今回は、長田雄次が「賢い動物ランキング」として10種類の動物を紹介しました。チンパンジーやオランウータンなどの類人猿が圧倒的な賢さを誇るものの、賢い動物はたくさんいるんですね。

普段から動物と暮らしている方にとっては常識かもしれませんが、よく観察していると動物が持つ感情や社会性が見えてきます。中々会えない動物もいるので、もし動物園や水族館などの施設を訪れた際にはこれらの動物にも注目してみてください。

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狐をペットして飼うには?【長田雄次】

2023年12月14日 | 日記

狐をペットして飼うには?【長田雄次】

こんにちは、長田雄次です。

動物の中でも、とくに狐が好きという方は多いと思います。犬のような愛らしさと猫のようなしなやかさ・上品さを兼ね備えた狐を「飼ってみたい!」と考えたことのある人もいるのではないでしょうか。

今回は、狐をペットとして飼う方法や、気を付ける事などについて解説していきます。

狐をペットにすることはできる?

結論から言うと、狐をペットとして飼育することは可能です。

狐にも色々な種類がいますが、現状ではどの種類でも特別な資格なく飼育することができます。行政への届け出や許可などを得る必要もありません。現在の法律上は、狐をペットにするために海外から輸入する行為も違法にはなっていません。

しかし、狐はペットとしてはマイナーな動物。もしも自分で飼育したいと思うなら、狐の生態や習性についてよく理解し、覚悟を持って迎えなければいけません。

狐の基本情報と生態について

まずは、狐についての基本情報や生態について見ていきましょう。

狐の種類

狐は「哺乳綱食肉目イヌ科イヌ亜科」に分類され、広く見れば犬の仲間と言われています。イヌ科の中では小型の動物です。

「狐」といっても多系統の動物であり、「キツネ属」「オオミミギツネ属」「カニクイキツネ属」「クルペオギツネ属」「ハイイロギツネ属」「フォークランドキツネ属」と細かく分類されています。

ちなみに、ホッキョクギツネやチベットスナギツネ、フェネックなど日本でよく名が知れている狐たちは「キツネ属」に属しています。

日本で見られる野生の狐としては、本州や四国・九州に生息する「ホンドギツネ」、北海道と北方領土に生息する「キタキツネ」が生息しています。

狐の生態

細長い顔や目を持ち、ふさふさとした大きなしっぽと直立の耳が特徴です。しなやかで俊敏な身体は少し猫に似ていると言われることもあります。

肉食性の強い雑食性で、ネズミやうさぎ、鳥、昆虫などを食べて生活しています。カエルやヘビなどの爬虫類や果物、卵などを食べることもあります。

他のイヌ科の動物と違い群れをつくらず、単独で狩りを行う点も特徴のひとつ。狩りの時も仲間と協力するのではなく、猫のように静かに忍び寄って獲物を狩るスタイルです。

狐の寿命

一般的に、野生の狐は3〜5年程度、その中でアカギツネは3〜4年ほど生きるのだそうです。しかし、これは事故などに遭わなかった場合であり、実際の野生の狐は事故に遭ってしまったり狩られてしまったり、病気になってしまったりすることも多く、全体のおよそ60%ほどは1歳になるまでに死んでしまうと言われています。

ただし、動物園などで人間の管理のもとに飼育されている狐は10年程度生きるということですよ。

狐が保有する病気など

ペットショップやブリーダーが管理している狐(生まれた時から人間に管理されている狐)の場合は安心ですが、野生の狐は本来エキノコックスという寄生虫を保有しています。

エキノコックスは狐や犬にとっては害になりませんが、人間が感染した場合「エキノコックス症」となって肝臓や肺(まれに脳や骨など)に袋状の病巣ができます。放っておくと時には死に至る場合もあります。

野生の狐に絶対に触ってはいけないと言われているのは、狐の体毛などに付着したエキノコックスの卵により、人間が「エキノコックス症」に感染してしまう危険性があるからなのです。

また、日本では見られませんがヨーロッパでは狐による狂犬病もまだ根絶できていないため、海外から狐を輸入する場合は狂犬病にも注意する必要があります。

狐をペットとして迎える場合に留意しておくこと

最後に、狐をペットとして迎える際に留意しておくことをまとめました。

懐かない可能性もある

狐はペットとして飼育可能ではありますが、生態を説明した時に述べた通り、単独行動を好む生物であり、犬のように「群れのボスに服従する」という本能がありません。それゆえに人間にも懐きにくく、そういう意味で飼育が難しい動物と言えるでしょう。

大前提としてペットを捨てるという考え自体あってはなりませんが、万が一懐かなくても飼うからには最後まで絶対に飼育するという気持ちが必要です。

値段は100万円前後

狐はペットとしてはマイナーな動物であるため、普通のペットショップには売っていません。珍しい動物を扱うペットショップ(エキゾチックアニマル専門店)では、およそ90〜120万円程度で購入可能なようです。

専門のブリーダーから譲り受けることもできますが、どちらにしても100万円前後の値段は必要だと考えておく必要があるでしょう。

専用のフードはない

飼っている人が少ないということで、狐は専用のペットフードなども売っていません。狐は雑食に近い動物なので、ブリーダーや実際に飼っている人たちはドッグフードやキャットフード、野菜や果物を適宜あげているようです。

個体によっても必要なものは違うので、譲り受ける際に専門家に相談してくださいね。また、狐を診察できる獣医をしっかり見つけておくことも大事です。

まとめ

幅広く動物が好きな私、長田雄次にとっても狐は好きな動物を挙げたら5本指に入ります。

もしも狐を飼う事ができたら……と思い色々調べてみたのですが、実際に飼うには大きな覚悟が必要だということがわかりますね。

人間に懐きにくいと言われてはいますが、生まれた頃から人間のブリーダーに育てられた狐は人間慣れしていて甘えてくる事もあるそうです。

しかし、可愛いからと言って野生の狐には絶対に素手で触らないようにしてくださいね。

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