10月のオープン勉強会が終わりました。
テーマは“脳卒中の認知神経リハビリテーション”ということで、脳の回復機序から発達と学習、最後に脳卒中の認知神経リハビリテーションについて話しをしました。
自分の中では、今までで一番時間をかけたこともあり、いい流れのスライドが作れたのではないかと思いましたが、スライドも多すぎて、後半からは自分が疲れてしまった感じになりました。ということは、参加者の皆さんはもっと疲れたことだと思います。
今回の反省は、発表を行う上で、やはり時間配分を考えること。この勉強会だけでは伝えきれないとはいいつつも、スライドを作ってたら、あれもこれも伝えた方がいいかなということで、どんどんボリュームアップしてしまい、案の定時間オーバー。次は修正します...
ただ自分的には一つのテキストになったんじゃないかなと。特に観察のところは実戦で使えるようにしたつもりなので、復習してみていただければと思います。
最後には簡単に症例を提示しましたが、意外にいい反応でした。これに関しては、これからも取り入れた方がいいかもしれません。もちろん、一アプローチとして。あとは自分で考えることが大事です。それとアカデミアみたく、自分だったらどうアプローチするかをディスカッション形式でやるのも面白いのかもしれません。
ともかく、まずは講義で話した柱をもとに、実戦してみることだと思います。どうやっていいかわからない。最初からわかるはずもなく、それは私も同じでした。今では少しだけみれるようにはなってきたのかもしれませんが...
研究者も臨床家も一生懸命勉強しているのは、多分「人間とはなにか?」を知りたいからではないかと思います。
ある理事の先生が、「認知運動療法は別に難しくない。人間が難しいんだ」と言われてました。
まさにそうだと思います。
いつになったらブラックボックスを開けることが出来るのかはわかりませんが、セラピストである以上、“患者(人間)を知る”努力を続けていかなければならないと思います。
それは認知神経リハビリテーションに限らず、すべてのリハビリテーションに言えることでしょう。
少しずつ、たまには飽きながら、がんばりましょう。
by maki