お疲れ様です。
師走で何かと忙しくブログupが大幅に遅くなってしまいました。すみません。
11月のオープン勉強会のテーマは『失調症の認知神経リハビリテーション』で、
kure先生が担当しました。
私自身、小脳損傷に伴い失調症を呈した症例は臨床経験(7年目)の中で、15名程度しか担当したことはなく、実際に症例提示して検討していくには十分な準備と時間が必要になってくるのかなと思います。kure先生も本来なら実際の症例検討も行いたかったとのことでしたが、文献による検証が主となり今後の報告する機会があれば是非・・・とのことでした。
さて、今回の具体的な内容についてですが、まずは小脳のこの美しく整った均一な構造について解剖学を軸に復習していきました。それから、小脳の機能について1900年代からの歴史について説明し、今もまだ①協調性、②予測性の問題にのみ固執している現状について問題提起してくれました。もちろんこれらの問題点について考えることも重要なことです。しかし、脳イメージング研究の発展とともに得られた最新の知見から、③運動学習や④内部モデル、⑤認知機能への関与についても明らかになってきました。何の分野においても言えることですが、医学・科学は進歩しています。これに合わせてリハビリテーションについても昔から言われている知識を大切にしながら、進歩させていく必要性があると・・・色々な人が思っていることだと思います。『温故知新』の精神で臨床展開していきましょう。
12月もまたこのようなことで熱く語り合えたらと思います。kure先生お疲れ様でした。コメントよろしくお願いします。
by hase