
7月26日(火)午前9時半より、教会学校イン清泉ではサマースクールをしました。
みんなで礼拝を守った後、講師の門口欣也さんのお話を聞きました。南極観測船「しらせ」や南極の昭和基地の写真をスライドで見ながら、限られた生き物しか生息できない、厳しい環境の遠い地球の果てに思いをはせました。そして南極の氷をグラスに入れ、少し水を加えてピチピチと溶けていく音を聞いたり、手で触ってみたりしました。およそ2万年前の氷の層から切り出してきた氷だとのこと。ということは、この氷の中に泡になって閉じ込められている空気は2万年前の空気なんだね、となんだか信じられないような様子で子どもたちもおうちの方もグラスを手にしていました。
さてここからが本題。門口さんより「2050年問題」が提示されました。このままいくと、2050年には海にすむ生き物と海に捨てられるプラスチックごみが同じ量(重さ)になるというのです。それでいいの?いいはずないよね?プラごみが問題なのは、壊れてバラバラになってもいつまでもプラスチックのままだということ。ごくごく小さなマイクロプラスチックになっても消えてなくなりはしないのです。それが人体の中に入って悪さをする、ということも言われています。なんと、人が住めないような南極でもプラごみが見つかっているとのこと。プラスチックはとても便利な素材なので、今の生活から全くなくしてしまうのは不可能です。でも、正しい使い方をしてこれ以上ゴミにしないよう、気を付けていきたいという思いを強くしました。そして、門口さんが毎月1日に行っている内灘海岸清掃のこともお聞きして、私たちにできることは何かな?と考えるきっかけになったひとときでした。
講演の後は牛乳パックを使ってランタン作りをしました。牛乳パックに好きな色の紙を貼り、カッターや目打ちで穴をあけたり模様をつけたりして思い思いに作品を作りました。1年生にはちょっと難しかったけど、仕上げにLEDライトを入れるとかわいいランタンの出来上がり。おうちで飾ってね。