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サイコパス☆ランチ

40代の新米パパ・1級建築士で宅地建物取引士【ゆりかご打法・中川修一朗】が、住宅関連を熱く語る暴走日記

リビング空間

2006-03-30 21:43:10 | 野球でバンザイ☆
桜上水のリビングです

吹抜の上はロフトになっていて、収納力は抜群 実はLDK(キッチン部分も含め)で12畳をきってしまう広さなのですが、縦横に凹凸・奥行きなどを駆使して【拡がり】という人間の感覚を引き出して、快適さの満足感を充足できるようにしています

家をご検討しているお客さんが通常目にしているのは【プラン】という平面図だけだと思いますが、プラン図だけだとお客さんが広さを判断できる基準というのは【畳数】が主なものになるんじゃないでしょうか

例を挙げると…1.82m*5.46m(畳1枚を横にして6枚並べる)空間は使い道に困る部屋になるのですが、2.73m*3.64m(畳の向きを変えながら敷き詰める)の空間は、個部屋としては家具のレイアウトもすっきりと納まり、非常に理想的な空間と言えます

ただ…どっちもおなじ【6畳の広さ】なんですね


プランだけで判断する数値としての広さというのは、実際にその空間を利用する人の期待を大きく裏切る可能性もあるのです

畳数がたとえ小さかったとしても、その空間に必要とされる行動や快適さを充分に吟味することによって、住まい手が納得のいく部屋を作っていくのが我々建築屋が提案すべきことだと思ってます