50数年生きてきて、最近、真に実感することは
意外にも人生は長いということだ。
50代の同世代の方々は、きっとそう思っていると思う。
いや、短いよ、早いよ、と感じてる方々もいるかな。
そう。人によって同じ時間でも違ってくる。
凄いことだ。
ひとりひとり、生きてる時間は異なる。
まあ、私の場合は、長く感じているってことだ。
20代の頃なんて、50代のことなんて想像もできなかった。
それは未来予測とか計画性が無かったから、かというと、
そういうわけでもないだろう。
単に経験値が足りないのだ。
生きていくうえでの知恵は
日々の実生活の中から身についていく。
それも10年単位とか、20年単位とか。
主人が言った。
「これからは、自分たちが何を残して行けるか、次世代の若者や子供たちに少しでも役立つ何かを伝えていくことが大事だ!」
「・・・・。」
年長者が、次世代に残せるものっていえば、やはり「知恵」だと思う。
「知識」ではなく、「知恵」
「知識」が情報だとしたら、「知恵」は実経験から学ぶ恵みだ。
この5年間、仕事でたくさんの若者たちと出会って、送り出していった。
20代って多感で、傷つきやすく、はかない。
どんなに苦しいことがあっても、辛いことがあっても
「生きていてくれれば」と思う。
そう思うだけで涙が出てくる。
胸がいっぱいになる。
それは大げさではなく、みんなの日々を見てきたから。
今でも、暗闇から抜け出せない子もいる。
苦しんだり、悩んだり、笑ったり、騒いだり、楽しんだり、歌ったり、踊ったり。
出会いと別れを繰り返して
そうして、みんな大人になって、成長して、自分の生活を作っていくのだ。
10年単位、20年単位で考えてみよう。
そうすれば、きっと光が見えてくる。
大丈夫!大丈夫だよー!
と満面の笑みで
いつでもそう言えるおばはんにわたしはなりたい。
さあ、今日から10月。
神無月。
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