経産省HPに、「保険外サービス活用ガイドブック」(3月31日発表)が公開されています。
この資料は、昨年6 月の「日本再興戦略」改訂 2015 の策定を踏まえ、公的保険外の介護サービスの活用を図るために、経産省、厚労省、農水省の連名で策定されたもの。厚労省の「新たな福祉サービスのシステム等のあり方検討プロジェクトチーム」資料とセットで見ておく必要があると思います。それにしてもすごいスピードで展開されていくのに、改めて驚いています。
以下、HPに出ている概要の説明文章を一部抜粋して紹介します。
・2025 年を目途に、重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい、医療、介護、生活支援・介護予防が一体的に提供される「地域包括ケアシステム」の構築を推進。
・地域包括ケアシステムを補完・充実していくためには、介護保険等の社会保険制度や公的サービスに加え、ボランティアや住民主体の活動等である「互助」、市場サービス購入等である「自助」を充実していく必要。
・一方で、現状、介護分野においては、介護保険内サービスと「自助」のサービスを併せて高齢者に提供することが必ずしも地域に根ざしておらず、高齢者の多様なニーズに必ずしも対応できていないという課題や、事業者及び自治体の担当者も、保険外サービス活用の事例が少ないため、踏み込むことに躊躇しているなどの課題が存在。
・昨年6 月に策定された「日本再興戦略」改訂2015 は、『地域包括ケアシステムと連携した民間サービスの活用を促進するため、生活支援・介護予防サービス・介護食の分野において、事業者及び地方自治体が公的保険外サービス創出にあたって参考とする「保険外サービス活用ガイドブック(仮称)」を策定し、地域に展開する』こととしている。
・高齢者が地域で自分らしい暮らしを続けることができるよう、高齢者や家族の多様なニーズに応える保険外サービスについて、地域版次世代ヘルスケア産業協議会等も活用しながら、保険外サービス情報の一元化を図る取組を推進することで、高齢者や家族、保険者、ケアマネジャー等がアクセスしやすい環境を整備していく。
※みなさんはこの流れについて、どう感じていますか。
http://www.meti.go.jp/press/2015/03/20160331007/20160331007.html
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