ちょこっとGUM

今、自分が出来ること。やれること。それを精一杯やっていかなくちゃ!!

コラム記事【9/26~9/27】

2024年09月28日 06時50分45秒 | マリーンズ2024
≪9/26≫


 「ブルペン出て、車にマウンドにくるまでに声援が聞こえて力になりますし、ファームと違って声援が大きい。人も多い。熱いファンの方々の声援の中で投げられて嬉しかったです」。

 ロッテの小野郁が一軍の舞台に帰ってきた。18日の楽天戦で今季初登板を果たすと、21日の西武戦では一軍復帰後、初めて本拠地・ZOZOマリンスタジアムのマウンドに上がった。

 7-1の9回に登板した小野は、マリーンズファンからの大声援を力に三者凡退に片づけ試合を締めた。

「いつ呼ばれてもいいように準備」

19年オフに楽天へFA移籍した鈴木大地の人的補償選手として入団し、移籍1年目の20年から3年連続40試合以上に登板。22年は自身初となるオールスターゲームに出場するなど、150キロを超えるストレート、縦横に曲がる2種類のスライダーを武器にパ・リーグの強打者たちをねじ伏せた。

 昨季は初登板となった4月2日のソフトバンク戦で失点すると、らしくない投球が続き、10試合に登板して、0勝1敗4ホールド、防御率4.66と5月4日に一軍登録抹消。同月19日に右肘の手術を受けた。リハビリを経て今年4月6日の西武二軍戦で実戦復帰。9月18日に今季初昇格を果たすまで、ファームで過ごしていたが、「一軍に上がって一軍で活躍できるように心がけてファームでもやっていた。どういう準備というよりかは、いつ呼ばれてもいいように準備していたのかなと思います」と振り返った。

 5月に取材した時にストレートについて「もう少し強く投げられたらいいかなと思います」と話していたが、現状は「強い球を投げられていると思うので、残り少ないですけど、これからはファウル、空振りを取れるようにやっていきたいと思います」と、“強いストレート”が投げられているようだ。

 また、5月に取材した時に「怪我する前に戻れるようにまずはそこを目指して」と、故障前の投球を求めていたが、今は「まだまだ自分が思っているよりかは、投げきれていない。もっと詰めてやっていきたいと思います」と本人が納得するパフォーマンスが発揮できていない。

 “投げきれていない”というのはどういった部分で感じているのだろうかーー。

 「変化球で空振りが取れないとか、空振り取れていたところがファウルになったり粘られたりしているので、それこそ真っ直ぐをもっと強く投げられたりとか、真っ直ぐをバッターに意識させられれば、変化球でも空振りが取れるのかなと思います。まだもうちょっと自分の中でももうちょっとというのがあるので、あと少しかなと思います」。

 ファームではスライダーで空振りを奪う場面が多かった。7月31日の日本ハム二軍戦で星野ひのでを1ボール2ストライクから空振り三振に仕留めた136キロ縦スライダー、8月4日のヤクルト二軍戦で橋本星哉を1ボール2ストライクからインコース縦スライダーで空振り三振が良かった。

 ただ本人は「ファームで取れてもという感じなので、一軍でしっかり空振りを取れるようにやっていきたいと思います」と満足していない。

 一軍復帰2戦目となった9月21日の西武戦、平沼翔太を2ボール2ストライクから134キロ縦に落ちるスライダーで空振り三振を仕留めたが、「ああいうスライダーをストライクゾーンからボールゾーンに投げられれば、空振りも増えるのかなと思うんですけど、あの球もボールからボールだったので、まだ修正しないといけないなと思います」と反省の言葉が並んだ。

 具体的にどういう状態に戻ったら、本来の自分の状態なのだろうかーー。

 「わからないですね。投げていて結果と自分の投球内容を見て、わかるかなと思うんですけど。自ずと今までやってきたことをやれば戻るのかなと思います」。

 シーズン最終盤で今季初昇格を果たし、来季に繋がる形で終えたいところ。「そうですね、今からどうこうできるわけではないので、しっかり今年最後まで一軍に残れて来年に向けてやりたいなとは思います」。一軍で結果を残しながら、小野が自身が納得のいくピッチングを取り戻したい。

取材・文=岩下雄太

(ベースボールキング)

**************************************
≪9/27≫


「目標は50試合にしていたので、もうちょっと投げられたかなというのは思いますね」。

 ロッテの横山陸人は昨季の38試合登板を上回り、ここまでシーズン自己最多の41試合に登板する。シーズンも最終盤を迎え、マリーンズのブルペンに欠かせない一人になっている。

 負けられない戦いが続く中で経験を積んでいるが、横山は「経験を積むというか、いろいろな立場で投げさせてもらって、いい経験はできているなというか、そういう場面にも慣れていかないと一軍では活躍できないですし、結果を出せないようじゃまだまだだと思うので、下積みというかそういうことはできているのかなと思います」と話す。

 今季の横山は“ゼロに抑える”ことにこだわってきた。優勝争い、クライマックスシリーズ争いが熾烈になった9月以降、その1勝、1敗が重くなっていく中で、横山自身プレッシャーに感じることはないのだろうかーー。 

 「プレッシャーは考えずに目の前の1試合1試合、ベストのパフォーマンスを出せるようにやっていければいいのかなと思っています」。

夏場以降も安定した投球

 昨季は38試合に登板して防御率5.26で、夏場以降打ち込まれるケースが多かったが、今季は41試合に登板して防御率1.80。9月は8試合・8回1/3を投げて防御率3.24だが、8月は9試合・9イニングを投げて6ホールド1セーブ、防御率0.00と、昨季の反省を活かしている。

 8月を無失点で終えられた要因に9月3日の取材で、「今年上がった時に結構自分のフォームでの注意点がはっきりして、それを継続して修正できているというか、いい状態を保てている。そういうところが良くなっているのかなと思います。自分の悪いところが明確にわかったというのが、それで良くなっているのかなと思います」と説明した。

 悪かった部分について「去年は疲れてくると下半身が使えていないというところで、上半身だけで速い球を投げようとかばかり考えていました。今はしっかり下から動いて、ボールに伝わるというところを意識して投げられているので、球速の安定に繋がっているのかなと思います」と自己分析。

 「(上半身と下半身の)連動性が良くなっていると思いますし、しっかりとカード頭にスクワットを入れるようにして下半身に刺激を入れて、フォームの中で力が入れやすいようにとずっと継続してやっています。そういうのがすごくいい結果につながっているのかなと思います」。

 9月25日の全体練習後に、改めて下半身を使って投げられているか質問すると、「また最近ちょっと感覚的にもダメなところが出てきています。もう少し1年間同じ状態をキープするのが難しいなというのを理解しているので、どうしたら良くなるのかというのを考えながらやっているかなと思います」と試行錯誤しているようだ。

 チームは残り6試合。4位・楽天と熾烈なクライマックスシリーズ進出争いを繰り広げている。「CS争いをしているので、結果を出して、とにかくゼロで抑えてというのが僕の仕事。そういうところをやっていければいいのかなと思います」。チームをCSに導くため、最後までゼロに抑えることにこだわっていく。

取材・文=岩下雄太 

(ベースボールキング)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 備忘録【9/27】 | トップ | 備忘録【9/28】 VS 西武 ≪68... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

マリーンズ2024」カテゴリの最新記事