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今、自分が出来ること。やれること。それを精一杯やっていかなくちゃ!!

コラム記事【8/23~8/25】

2024年08月25日 11時05分55秒 | マリーンズ2024
≪8/23≫


いつも頭の中で打撃を模索している。今季けがから復活を果たしたロッテ・高部瑛斗外野手(26)は打撃フォームを毎打席変えて臨んでいる。一打席一打席でスイングの意識や構えが微妙に異なっており、対戦相手や状態に合わせて試行錯誤を繰り返している。

「もちろん怖さとの戦いですよ。自分を信じてというか。ハマるときもあれば、ハマんない時もある。それは受け入れながらやっています」

ある時はノーステップで打ったり、前の打席で感じた反省を頭の中で整理して「これがいいのでは」と思いついた形を次の打席で行う。「ひらめきが多いですかね。いい時のものを感覚として残して、メモにも残したりはしますけど、ほとんどは考えとして(頭の中で)持っておくという感じです」。状態がよくてハマったと思っても、頭の中に感覚や記憶として残して、次の打席ではより良いものを―と新たなフォームを模索する。

類まれな技術で、チームの同僚もあこがれる打撃。同学年の佐藤は「(打撃の)理想は高部みたいな感じはありますよね。フォームはガチャガチャですけど、打球をヒットゾーンに飛ばす。悪口じゃないですからね。本当にすごいなと。天才だなと思う」というほどだ。

その果てしない挑戦の中で結果を残し続けている。今季は21日時点で65試合に出場し、打率・316、1本塁打、23打点。7月はリーグトップの30安打を放ち打率・405で、出塁率は驚異の・457を記録し、初の月間MVPにも輝いた。左肩のけがの影響で昨季は1軍出場なしに終わり、5月に2年ぶりに復帰を果たした苦労人が、見事なカムバックをみせている。

8月上旬から右膝に水がたまり、状態をみながら出場を続けていたが、高部は「大丈夫です。もうやるだけです」と明かした。上位進出に向けて持ち前の打撃でチームを引っ張る。(森祥太郎)

(サンスポ)

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≪8/23≫


 「(日本語で)がんばります。ちょっと働かないといけない部分があります」。

 ロッテのグレゴリー・ポランコは20日の日本ハム戦の試合前練習後の取材でこのように口にしていたが、日本ハムとの3連戦全て『3番・指名打者』で出場し、1戦目の20日が2安打、21日が1安打、22日は初回に第19号先制2ランを含む2安打と、11打数5安打と打った。

 ポランコは8月17日のソフトバンク戦で、2-2の8回二死満塁の第4打席、藤井皓哉が1ストライクから投じた2球目のストレートを捉え、センターへ決勝の3点適時二塁打を放つなど、状態を上げつつある。

 チームとして期待している長打という部分においても、7月以降の2カ月で9ホーマー、7月31日の西武戦では今季初となる1試合3本塁打を記録するなど、夏場に本塁打、長打が増えている。本塁打王のタイトルを獲得した昨季も、6月までは8本塁打だったが、7月以降に18本のアーチを描いた。夏に強い理由は何かあるのだろうかーー。

「夏が来ると暖かくなって体が動くようになる。そういうのが理由だと思います」。

 夏場に調子が上向くように自主トレから逆算して調整していたりもするのだろうかーー。

 「夏に合わせて準備をしているわけではないんですけど、最初は寒くて寒さの中で試合をするのは難しいですね」。 

反対方向への意識

 今季のポランコを見ると、6月28日の取材で「自分は(体が)開きやすいので、体が開かないようにもっと足を使って、逆方向に打つようなスイングをしようという話でそれを福浦さんを含めて、村田さんとも練習しています」と話したように、逆方向への長打が増えた。

 福浦和也ヘッドコーチ兼打撃コーチは、ポランコの逆方向への意識について「(考え方としては良い方向に)向かっていると思いますね」と笑顔をみせ、「体が開くとミスショットも多くなるし、打球も飛ばない。しっかり閉じて自分のポイントで打てば反対方向にも打てるし、変化球も我慢できる」と解説した。

 7月31日の西武戦、5-2の7回一死走者なしの第4打席、ヤンが1ボールから投じた外角の156キロストレートを逆らわずにレフトへ放った本塁打、8月20日の日本ハム戦、2-5の5回二死走者なしの第3打席、金村が1ボール2ストライクから投じた4球目の外角149キロツーシームを左中間に破る二塁打は良かった。

 ポランコは「状態が上がり、スイングが良くなると反対方向にもホームランが出る。それをバロメーターとして、反対方向打てる時は状態が良いんじゃないかなと思って良いと思います」と分析する。 

2年連続本塁打王に期待も

 現在ポランコは27本塁打でリーグトップの山川穂高(ソフトバンク)に次ぐリーグ2位の19本塁打。8本の差はあるものの、チーム別で最も多い6本塁打を放つ西武戦が残り11試合、2番目に多い4本塁打の楽天戦が残り9試合ある。2年連続本塁打王への期待がかかる。

 ポランコは「2年連続ホームランキングを獲るチャンスはあるんですけど、目標はそこではなくて、チームのために良いバッティングをして優勝に繋がるような結果を出したい。ホームラン王を獲れれば嬉しいんですけど、そこを第一目標ではないですね」とキッパリ。ゲーム差はかなり離されてしまったが、目標はあくまでリーグ優勝だ。

 「チームのために自分の100%を出し切って、良い結果を出してシーズンを強く終わるのがベストです」。チームを勝利に導く豪快なパワーを放っていく。

(グレゴリー・ポランコ選手通訳=千葉ロッテマリーンズ・ラファエル・フェルナンデス通訳)

取材・文=岩下雄太 

(ベースボールキング)

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≪8/25≫


フォークの精度は?

 「もちろん(シーズンの)序盤、中盤も大事ですけど、僕の中ではここからが一番大事な登板になってくると思いますし、ここからがポストシーズンに向けて上げていかなければいけない期間。いつも同様長いイニングを投げて、ゼロで抑えていけるようにやれたらなと思います」。

 13時から行われるオリックス戦に先発するロッテの種市篤暉は、いつもと変わらず1イニングでも長く投げるつもりだ。

 前回登板の8月18日のソフトバンク戦は、0-0の5回に先頭の甲斐拓也をフォークで簡単に追い込むと、3球目のインコースのフォークで遊ゴロに打ち取ったが、続く牧原大成に投じた初球のフォークをライトテラス席に放り込まれた。 

 ソフトバンク戦でのフォークについて種市は「1週間練習してきたことは序盤できていたんですけど、体が疲れてきたらどうしても力で投げていこうとしちゃうぶん、落ち幅がちょっと少なくなっていたと思います」と振り返り、「牧原さんのホームランもそうですし、そこら辺はすごい勉強になった登板かなと思います。よくない時に修正できるように試合中にもっと敏感になっていけたら良かったかなと思います」と反省。

 特に甲斐を武器にしたいと話すインコースのフォークで、良い形で打ち取ったように見えただけに牧原の初球はもったいない印象を受けた。

 ただ種市本人の見解は違った。「甲斐さんに投げた3球も感触は良くなかった。自分の中ではすぐに気がつけて球種の選択ができていたら、もっと違う結果になっていたかなと思いますし、球種というよりは投げるコースが悪かったかなと思います」。

 0-0で投げていると流れを渡したくない、投げていてプレッシャーが大きくなったりするのだろうかーー。

 「失点はやりたくないと考えていないというか、それを考えちゃうと丁寧になりすぎて僕の場合は四球になるリスクが高くなってくる。そこまで意識せず、いつも通り、変化球は低く、まっすぐはコースに投げる意識はしています。流れは持っていきたいピッチングをしたいなというのは意識しています。3人でできるだけきれるようにですね、はい」。

鬼門の6回

 0-1の6回表は長い攻撃で満塁のチャンスで無得点だったものの、その裏今季イニング別では最も多い6回(14失点)、3番・栗原陵矢から始まる打順を三者凡退に仕留めたのは見事だった。

 「僕の中で6回が鬼門だと思っていましたし、すごいクリーンナップの中で一番点を与えたらダメだなと思って、そこまで丁寧にはなっていないですけど、集中して投げられたかなと思います」。

 その6回には二死走者なしから近藤健介の初球にカーブを投げた。「僕の中ではボール球で投げるつもりでしたし、ボールゾーンの球だったんですけど、多分頭になかったので、ファウルになってくれたかなと思います」と振り返った。

スライダーに手応え

 スライダーは、「基本的に前回の登板は速めでした」と0-0の4回一死走者なしで正木智也に3ボール2ストライクから7球目に139キロ低めに落ちる高速縦に落ちるスライダーで空振り三振と、6月22日にみずほPayPayドームで先発した時と同じように高速縦スライダーが多かった。

 みずほPayPayドームでは、縦に落ちるスライダーはスピードを出しやすいのだろうかーー。

 「そうですね、マウンドの傾斜もあっているのもあるかなと思いますけど、単純にそこまで調子も悪くはなかったので、腕が振れていたかなと思います」。

 その中でも種市が前回登板のソフトバンク戦で納得したスライダーは「周東さんを空振り三振に仕留めたスライダーが個人的には、スピードが出ていなかったですけど、軌道を含めて僕の中では一番良かったかなと思います」と、0-2の7回一死一、二塁で周東佑京を1ボール2ストライクから空振り三振に仕留めた135キロの縦に落ちるスライダーを挙げた。

 現在種市は7勝6敗。この先リーグ優勝、クライマックスシリーズ進出に向けて負けられない戦いが続く。白星を挙げるため、チームを勝ちに導くために必要なことについて種市は「点を取る、取らないに関しては僕がコントロールできることではないので、そこに本当にイライラしたりしないように試合中は気をつけていますけど、その中で自分ができることは流れを作ることだと思っています。できるだけ四球を出さずに3人で終えられるようにしていきたいと思っています」と語った。種市は圧倒的な投球で、チームに勢いをもたらしてほしい。

取材・文=岩下雄太 

(ベースボールキング)


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