看護師の職業病の代表として挙げられるのが
「腰痛」ですね。
厚生労働省の調査によると、全国で業務上の疾病の約6割が
腰痛に悩まされているという実態があり、
中でも社会福祉施設や医療保健業など保健衛生業は、
比較的、腰痛の発生の多い職場と言われています。
看護師さんには「患者さんの生命に関わる仕事」という意識
が強いため、「腰痛は職業病だから」とあきらめ、
腰痛があっても特段ケアせず無理をしてしまう傾向がある
ようです。
しかし、腰痛を放置しておくと、坐骨神経痛、
椎間板ヘルニアなどを引き起こし、日常生活もままならない
状態を招いてしまう危険があります。
また精神面でも悪影響を及ぼし、うつ病になってしまうこと
もあるとか。
早めのケアを心がけましょう。
日常的にできるケアとしては、以下のものが挙げられます。
・食生活の改善
→腰痛の原因のひとつとも言われる「骨粗しょう症」
は、カルシウムなどの栄養不足からおこると考え
られており、普段の食生活を見直す必要が
あります。
・寝具の見直し
→近年はいろいろな機能の寝具が登場しており、腰痛に
効果のあるマットレスなども見られます。ご自身の
症状にあったものを一度お探しして見ては
いかがでしょうか。
・普段の姿勢を改善
→日常の何気ない姿勢が、さまざまな不調を引き起こす
と言われています。
腰に負担をかけない姿勢を身につけてください。
・入浴などで血行不良を改善
→筋肉の血行不良も腰痛の原因のひとつと言われます。
40度程度のぬるめのお湯に10〜15分程度、
汗がでるくらいつかって
血行の促進を高めるのもオススメです。
また、ヨガやピラティスなどを取り入れるのも
気分転換にもなり、オススメです。
慌ただしい毎日の中では「腰痛」を自然治癒にまかせ、
ついついほおっておいてしまいがちですよね。
でも、数分のエクササイズや生活の見直しで、
気持ち良く過ごせるようになると思いますので、
一度自分の身体に向き合って見てあげてください
※看護師.omusub.com