今日のバイキング、田中康雄氏が出演。
iQOSタバコの路上喫煙についての討論のコーナーでの氏の発言が気になった。
全面的にタバコ廃絶論者の立場のようだったが、この手の討論番組(バイキングを討論番組の範疇に入れる入れないの議論は置いといて)で出演者はどの程度本気なのだろう。
この場で出演者はディベートとしての面白さをどれだけ意識しているのかなぁ、という事。
坂上忍はときたま自分で言ってしまっているが、「俺がこちら側の意見を言わないと面白くないだろう」という姿勢でのぞんでいるらしい。
この日も、坂上忍、田中康雄の対立がメインなのだろうと思って見ていたが、今日の討論テーマ(iQOSタバコの路上喫煙について)から明らかに逸脱している「世界の禁煙情勢」などの話は、討論を混乱させる目的で言っているのか、または討論テーマを認識していないのか、その辺に興味がいってしまった。
「23区内の条例でiQOSタバコの路上喫煙を認めているか、いないか」などの情報が番組サイドから提示されても、頑なにタバコ全般の害について話す田中氏の意見は「iQOSタバコの路上喫煙について」というテーマからはどんどん離れていってしまう。
これがディベートを盛り上げるためであれば、この事によって激昂した発言が多くなって意味のあるものなのだろう。
それに対して不満をぶちまける坂上忍も番組MCとしてその場をコントロールしながらも、自分の本音の意見も言っているようで、見ている側は楽しめる。
しかし、もし本気で田中氏がこれらの事を言っているのなら、かなり面倒くさい人だと思ってしまう。
「討論テーマを無視して自分の主張をごり押ししてくるタイプ」
テレビタレントとして、これを意識して演じているのか、それともマジなのか。
相手側の主張に対して一歩も譲らず、大声で押し通す人物はこの手の番組には不可欠なのだろうが、実際はどうなんだろう。
他の番組の田中氏の印象は必ずしもこのタイプとは限らないと感じているのだが・・・。
で、結局、坂上忍の「田中さんの隣に座るのはやだもん!」と締めの言葉でこのコーナーが終わるという、番組としてキレイなかたちになったね。
なんか無茶苦茶やっているようで、どこか冷めている坂上忍のMCぶりが自分としては気に入っているのだろうなぁ。
今日もまた見てしまった。
その後のママさんのコーナーはもちろん見てないです。