A Single Woman

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英国王のスピーチ The King's Speech #1

2013年02月01日 | 映画
 2010 イギリス The King's Speech 118分 #1


 ■ストーリー■

 大英帝国博覧会閉会式で、ヨーク公アルバート王子(コリン・ファース)はエリザベス妃(ヘレナ・ボナム=カーター)に見守られ、父ジョージ5世(マイケル・ガンボン)の代理として演説を行った。しかし、吃音のために悲惨な結果に終わり、聴衆も落胆する。

 エリザベスはアルバートを説得して、言語療法士であるオーストラリア出身のライオネル・ローグ(ジェフリー・ラッシュ)のロンドンのオフィスをともに訪れる。独自の手法で第一次世界大戦の戦闘神経症に苦しむ元兵士たちを治療してきたローグは、王室に対する礼儀作法に反してアルバートを愛称のバーティで呼びつけ、自分のことをローグ先生ではなくライオネルと呼ばせる。ローグの無作法に反発し帰りかけたアルバートに、ローグはシェイクスピアの『ハムレット』が朗読できるかどうか、賭けを持ちかける。ローグは音楽が流れるヘッドホンをつけさせ、アルバートには自身の声が聞こえない状態でその声をレコードに録音する。途中で腹を立てて帰ろうとするアルバート王子にローグは録音したばかりのレコードを持たせる。

 クリスマス恒例のラジオ中継の後、父王ジョージ5世は、アルバートの兄にあたる王太子デイヴィッド王子(ガイ・ピアース)は次期国王には不適格であり、アルバート王子が王族の責務をこなせるようにならなければならないと語り、厳しく接する。帰邸後、アルバート王子はローグから受け取ったレコードを聴き、自分の滑らかな発声に驚く。王子はローグの元を再び訪れ、口の筋肉をリラックスさせる練習や、呼吸の訓練、発音の練習などを繰り返し行う。アルバートはローグに吃音症の原因となった自身の不遇な生い立ちを打ち明け、二人の間に友情が芽生える。

 1936年1月、ジョージ5世が崩御し、デイヴィッド王子が「エドワード8世」として国王に即位する。しかし、新王はアメリカ人で離婚歴があり、まだ2番目の夫と婚姻関係にあるウォリス・シンプソン夫人(イヴ・ベスト)と結婚することを望んでいたので、王室に大きな問題が怒るのは明白であった。その年のクリスマス、ヨーク公夫妻はバルモラル城で行われたパーティで、国王とシンプソン夫人の下品な姿を目の当たりにする。見かねたアルバート王子が兄王に、英国国教会の長でもあるエドワード8世は離婚歴のある女性とは結婚できないことを指摘すると、王は吃音症治療は王位ほしさからなのかと責め、バーティの吃音をからかう。エドワード8世の醜聞を聞き出したローグは、代わりに即位するべきだとアルバート王子を説得するが、王子はそれは反逆罪に当たるとローグの元から去ってしまう。

 結局エドワード8世は、ウォリスとの結婚を諦めきれず、即位して1年も満たぬうちに退位し、アルバート王子がジョージ6世として即位することになる。アルバートは国王の重責に、自分は今まで海軍士官しか務めたことがないと妻エリザベスに吐露する。一方、大陸では、ナチス党政権下のドイツが台頭しつつあり、一触即発の機運となっていた。英国は国民の統一をうながす国王を必要としていたが、新国王の吃音症は依然として深刻なままで、王位継承評議会での宣誓は散々なものであった。ジョージ6世夫妻は再びローグを訪ね、謝罪して治療を再開する。

 戴冠式に備えるジョージ6世は、ローグにはなんの医療資格もないことを知る。カンタベリー大主教コスモ・ラング(デレク・ジャコビ)は、ローグを国王から遠ざけようと試みるが、ジョージ6世はローグを臨席させると譲らない。国王となることに未だに不安を覚えるジョージ6世の前で、ローグは戴冠式で使われるいすに座ってみせてジョージ6世を挑発する。激怒してローグを怒鳴り散らす国王は、自らの雄弁さに驚く。戴冠式での宣誓は滞りなく進行し、ジョージ6世はその様子をニュース映画で家族とともに観る。さらに、それに引き続くニュース映画のアドルフ・ヒトラーの演説を感慨深く聞く。

 チェンバレン首相(ロジャー・パロット)の宥和政策は失敗し、イギリスはドイツのポーランド侵攻を受けてドイツに宣誓布告。第二次世界大戦が始まる。同日、ジョージ6世は大英帝国全土に向けて国民を鼓舞する演説を、緊急ラジオ放送することになる。ローグと二人きりの放送室の中で、ジョージ6世は完璧な演説をこなす。放送室から出てきたジョージ6世は、家族とともに宮殿のバルコニーに出て、待ち構える大衆に手を振る。その様子をローグが満足げに見守る。

 スクリーンには、その後のジョージ6世の戦時演説にはローグが必ず立会い、二人は終生友人であったと字幕で説明される。


(引用:goo wikipedia「英国王のスピーチ」)


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