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Toshiが行く

日記や趣味、エッセイなどで描く日々

そばにいてくれるだけでいい

2021年01月26日 10時04分45秒 | エッセイ
     腕を出し起き出そうとして、いや止めた。
     もう一度、腕を布団の中に入れた。
     「もう少し」「もうちょっと」このほんわりとした温もりの中にいたい。
     実に心地よい。
     10分ほどして、また腕を出す。また止めた。腕は再び布団の中。
     こんなことを何度か繰り返す。
     ただでさえ「春眠暁を覚えず」、実に眠り心地の良い候なのだ。
     仕事へ出かける日は6時前には起き出すが、今日はそうではない。
     「もう少し」「もうちょっと」の贅沢は許す、そう決める。


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うつら、うつらしていると頭の中を、
「そばにいてくれる だけでいい」「黙っていても いいんだよ」
とフランク永井が歌っている。
そうだった。「黙って、そばにいてくれるだけ」で
心地よくしてくれているものがもう一つあった。湯たんぽだ。
男性が抱く理想の女性像は、「そばにいて癒してくれる人」なのだそうだ。
「2人でいると安心する。何だか落ち着く。そして心が晴れやかになるような、
そばにいてくれるだけでいい」そんな存在なのだという。
おっと、話が脱線してしまいそうだ。
「黙って、そばにいてくれるだけでいい」それだけの話にしてみて、
湯たんぽがまさにそうだということを初めて知った。
数日前から妻に勧められ使い始めたのだが、これが実にいい。

           

     就寝30分ほど前に布団の中に入れておき、布団を温めておく。
     そして寝る時は、右側のお尻のあたりに置くのだが、
     最初はその部分だけが温かったものが、
     次第にその温かさが全体へと広がっていくのだ。
     当然、体全体がほかほかの温かさに包まれる。
     そんな寝心地の良さなのだから、
     「もう少し」「もうちょっと」となってしまうのも仕方あるまい、
     そう都合よく考えている。

実は、このブログ、寝床の中にいて頭の中で書いている。
あと30分、この温もりを貪り、覚悟を決めて起き出した後に文字にしよう。
そして今、やっとPCに文字を打ち込んでいる。


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