あれーっ、。安定化電源が突然ダウンした。
(写真は故障した電源装置)
故障発生は、10月20日の夜だった。7MHzで聞こえている局に声をかけようとして、2wでSWRを調整し送信出力をあげて、さて送信しようと思ったら、突然、送信機のコントロールパネルの表示が消えて真っ暗になってしまった。
電源断状態だ。定電圧電源のスイッチをオフ・オンしても変化なしだった。
電源装置のヒューズを見たら、ガラス管ヒューズ8Aのガラス管が真っ黒でヒューズが溶断していた。
この定電圧電源装置はDIAMOND社のGSV3000で電流が34A取れるものだ。
仕方が無いので、別の電源を使ってしのいだ。
これは、秋葉原の無線機店から購入した物で、ノイズの心配が少なく安定したQSOが出来ると思い重いのを覚悟で購入し、額に汗しながら持ち帰った電源なのでそれだけに愛おしさの籠もった電源装置である。
翌日、メーカに修理について問い合わせたら、修理代が7000円+送料が懸かると言われた。(そのうえ、送る送料もあるし・・・。)
これだけの値段が懸かるなら、年数も経ているから修理に出すより修理費+送料に若干お金を足せば新しい物が買えるので修理に出すのは止めることにした。
それにしても、そのまま捨てるには惜しい。直せないものだろうか。?
WEBでGSV3000の故障について検索したら、ブリッジダイオード不良の故障が多いとの記事を読んだ。
装置を開けて、ブリッジダイオードをテスターで計ってみたら、1番と2番の端子間と、1番と3番端子間がショートしていた。
(故障した装置の内部、右中央が故障ブリッジダイオード)
このブリッジダイオードは、S50VB60と言う名前のものだった。
もし、このブリッジダイオードが安く買えて、取り替えて直るものなら直したいと思った。
ブリッジダイオードを扱っているお店を探したら、秋葉原の光南電気に在庫があることが分かり、値段を聞くと950円+送料と言うことなので、この値段なら仮に直らなくても諦められると思い、駄目元で良いからと購入することにした。
昼に注文したら、翌日の午後に郵送されてきたので早速修理する事にした。
(購入したブリッジダイオード)
故障修理
10月22日 21時15分に修理開始
新しいブリッジダイオードを取り付けるには、前の物と取り付けネジ位置が合わない。
前のものは、取り付けボルトがダイオードのセンターにネジ一本で止めてあった。
新しいのは左右2本で止める形なので、3Mのネジ穴を2個タップでネジ穴を切って止めた。
配線は結構太い物なので、60Wの半田ごてを使って半田付けをした。
(新ブリッジイオードを取り付け後)
ヒューズは、純正品は20mmガラス管8A250Vのものだが、手持ちでは7A250Vのものしか無かったのでこれで間に合わせた。
接続状態を最終点検し、おもむろに電源スイッチをオンにした。
見事、メーターは13Vを示した。
ボルトの変更は低V~高Vまでスムーズに出来た。ブリッジダイオード故障だけで、他は大丈夫のようだ。
電圧を13.8Vに設定し、負荷端子にトランスミッタを繋ぎ込んで、SWR調整のため2wで送信してみた。アンペアメータが7A振れた。次に50Wまで出力を上げてみた。針は何時もと同じ15Aを指した。OKだ。
機能確認が出来たので、ケースの蓋を被せ止めネジを締めて修理を終わった。
(復旧した電源装置)
22時15分に修理完了 (修理時間は約1時間)
この電源装置を故障前の位置に戻し、再使用を開始した。
修理も上手くいき、安い費用で出来て良かった。
これで気持ち良く寝られるぞー。お疲れ様でした。
JH1AGL 73
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます