よぉし! わかった! これは、いま流行っている「エアセックス」の映画だ!
だって、そうだろ? 難聴のベートーベン(エド・ハリス)が指揮をできないときに、写符師(作曲家が書いた楽譜を清書する職業の人)のアンナ・ホルツ(ダイアン・クルーガー)が
ベートーベンと二人三脚で第九を演奏するシーンは、二人の目線や、指先のつかいかた、手の振り方、などは
セックスのメタファーであることは間違いない。
第九の初演4日前だというのに、全然完成していないのに業を煮やした、周りの人達がベートーベンにおくったのは、若干23歳のコピスト(写符師)のアンナ・ホルツだった。
ベートーベンは、その娘っこが、写符した原稿をみるなり、書き間違いを指摘するも
「あなたなら、ここは長調にしません、だから短調に修正したんです」
ときっぱり言うアンナを
「わたしの音楽をここまで理解できるとは…」
と感心してベートーベンは、アンナを信頼するようになる。
アンナは、付き合っている建築家志望の男との恋に迷いがあるようで、彼氏(マシュー・グッド)の設計した
橋を見て、そのあまりにもダサいデザインに突っ込めないでいるときに、
ベートーベンが登場し、
「このデザインはクソだ!」
と言って、橋の模型を叩き壊すとこは痛快だったなぁ?
美的センスがない人間には、本当にガッカリする。
これはいくら注意しても治らないだろうね? 才能とは、勉強と観察力によるとこもあるのだ。木を見て森を見ないのと同じこと。
このアンナにはモデルがいて、ルイーズ・ファランク(1804~1875)という女性作曲家でCDも発売されております。たしかに第九に影響をうけているようです。
これは、脚本家が知っているかどうかはわからないのだが、
ベートーベンが
「この音楽は脳で理解するのではない! 腹だ! 腹にずしんと来る音楽だ! クソを出すとこは神に繋がっている!(うろ覚え)」
と叫んでいたので驚いた。天才というのは、とんでもない想像力があるもので、現在の科学の仮説で
「腸には、ニューロンと細胞のネットワークがあり、腸管には脊髄を上回る一億ものニューロンがある」ことをコロンビア大学のマイケル・D・ガーション氏は「セカンドブレイン 腸にも脳がある 小学館 \1890」で書いていた筈。
神経学者のロバート・K・クーパーは、「残り90%」という著作(邦訳はなし)の中で、
「何かを経験しても、その情報はまっすぐ脳へと伝わるわけではなく、まずは神経ネットワークを通じて、腸や心臓へと行きわたるのだ」
と書いてあったのだそうです。
「なんか、イラっとするとき」って、お腹が痛くなったりするでしょ?
これは、第二の脳に信号がおくられていのです。
第三の脳は心臓に付随されているようで、心臓には四万を超える神経細胞から構成されている。
だから、感動したとき、ガッカリしたときは
「胸がキュン」とするというのはそういうことなのだ。
お! ということは
漫画・「胸キュン刑事」で主人公の女刑事が、
「犯人を発見したときに乳首が立つ!」
という設定も最先端科学に基づいた設定だったんだネ?
奥が深いなぁ、「胸キュン刑事」は?
まぁ、現段階では仮説でしかないのだけど、近いうちにこの第二・第三の脳の研究の発表がされることだろうと思う。
エド・ハリスがベートーベンを演じているというだけでも観る価値は充分にあるのでクラシック好きな人、
「のだめカンタービレ」でクラシックに興味をもった人にもお勧め。
スキャナー・ダークリーなんか、観なくていいので、こっちを観ろ!
だって、そうだろ? 難聴のベートーベン(エド・ハリス)が指揮をできないときに、写符師(作曲家が書いた楽譜を清書する職業の人)のアンナ・ホルツ(ダイアン・クルーガー)が
ベートーベンと二人三脚で第九を演奏するシーンは、二人の目線や、指先のつかいかた、手の振り方、などは
セックスのメタファーであることは間違いない。
第九の初演4日前だというのに、全然完成していないのに業を煮やした、周りの人達がベートーベンにおくったのは、若干23歳のコピスト(写符師)のアンナ・ホルツだった。
ベートーベンは、その娘っこが、写符した原稿をみるなり、書き間違いを指摘するも
「あなたなら、ここは長調にしません、だから短調に修正したんです」
ときっぱり言うアンナを
「わたしの音楽をここまで理解できるとは…」
と感心してベートーベンは、アンナを信頼するようになる。
アンナは、付き合っている建築家志望の男との恋に迷いがあるようで、彼氏(マシュー・グッド)の設計した
橋を見て、そのあまりにもダサいデザインに突っ込めないでいるときに、
ベートーベンが登場し、
「このデザインはクソだ!」
と言って、橋の模型を叩き壊すとこは痛快だったなぁ?
美的センスがない人間には、本当にガッカリする。
これはいくら注意しても治らないだろうね? 才能とは、勉強と観察力によるとこもあるのだ。木を見て森を見ないのと同じこと。
このアンナにはモデルがいて、ルイーズ・ファランク(1804~1875)という女性作曲家でCDも発売されております。たしかに第九に影響をうけているようです。
これは、脚本家が知っているかどうかはわからないのだが、
ベートーベンが
「この音楽は脳で理解するのではない! 腹だ! 腹にずしんと来る音楽だ! クソを出すとこは神に繋がっている!(うろ覚え)」
と叫んでいたので驚いた。天才というのは、とんでもない想像力があるもので、現在の科学の仮説で
「腸には、ニューロンと細胞のネットワークがあり、腸管には脊髄を上回る一億ものニューロンがある」ことをコロンビア大学のマイケル・D・ガーション氏は「セカンドブレイン 腸にも脳がある 小学館 \1890」で書いていた筈。
神経学者のロバート・K・クーパーは、「残り90%」という著作(邦訳はなし)の中で、
「何かを経験しても、その情報はまっすぐ脳へと伝わるわけではなく、まずは神経ネットワークを通じて、腸や心臓へと行きわたるのだ」
と書いてあったのだそうです。
「なんか、イラっとするとき」って、お腹が痛くなったりするでしょ?
これは、第二の脳に信号がおくられていのです。
第三の脳は心臓に付随されているようで、心臓には四万を超える神経細胞から構成されている。
だから、感動したとき、ガッカリしたときは
「胸がキュン」とするというのはそういうことなのだ。
お! ということは
漫画・「胸キュン刑事」で主人公の女刑事が、
「犯人を発見したときに乳首が立つ!」
という設定も最先端科学に基づいた設定だったんだネ?
奥が深いなぁ、「胸キュン刑事」は?
まぁ、現段階では仮説でしかないのだけど、近いうちにこの第二・第三の脳の研究の発表がされることだろうと思う。
エド・ハリスがベートーベンを演じているというだけでも観る価値は充分にあるのでクラシック好きな人、
「のだめカンタービレ」でクラシックに興味をもった人にもお勧め。
スキャナー・ダークリーなんか、観なくていいので、こっちを観ろ!