イースタンプロミス 2008年6月14日公開

　創始師範堀辺正史源一夢最強伝説第二弾！　早くも映画化！

　堀辺師範はイギリスのボルシチ屋さんの用心棒として雇われている。堀辺師範がイギリス喧嘩旅に出ているときには携帯電話はなか…まぁいいか。

　いまだに「キングコング女優」と呼ばれ続けているナオミ・ワッツ演じる助産師さんがドラッグストアで「恋空少女」を発見。

　若年層の出産問題についてガールズトークをやろかと思いきや「恋空少女」は死亡、赤ちゃんの命だけは助けることができる。そして「恋空少女」の日記をパクる。

　「正体不明の人間の日記をパクるととんでもないことになる」

　という映画のお約束を忘れていた「キングコング女優」は「自称元ＫＧＢ」とゆー親戚の叔父さんに翻訳を依頼しておけば良かったものを、どうみたって怪しいボルシチ屋さんのオーナーに翻訳を依頼したからさあ大変。

　ボルシチ屋さんの用心棒・堀辺師範に付狙われとんでもない目にあうという「ヤクザもの」映画。

　この映画の堀辺師範の格闘シーンは見もの。

　フルチンで戦うシーンは「兵隊やくざ」の勝新太郎ぶりに暴れるとこは笑えるかと思いきや、しつこく止めをさすあたりで皆さんドン引き。

　ボルシチ屋さんの馬鹿息子キリルとのボーイズラブもねっとりと撮った腐女子にも、ずっとクローネンバーグを追いかけてきた男子にもお勧めのアクション映画。

　アクション映画では間違いなく本年度ベストワンの映画だけど、いきなり手術室に連れていかれて「ちぎれた腕をくっつける手術」を見せられるような「痛い描写」が続くので覚悟して観るように。