××××は飲み物です

「ゴールデンスラバー」を観るくらいだったら「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st」を見たほうがよいです。

ブラッドダイヤモンド

2009-09-30 | 漢(おとこ)の映画

 ディカプリオ「…だからさ、俺は賞が欲しいってわけじゃないんだよ? でもさぁ」


 ボストンのダイナーで愚痴っているディカプリオ。相方のマット・デイモンは面倒くさくなったので、ずっと自分達を見ている女の子と話している。


 女の子     「ねー! デイモン。チーム☆アメリカのあれやってー?」

 マット・デイモン「もう三回目だぞ?」

 女の子     「やってくんなきゃ、これからずっとバカボンのパパと呼ぶわよ?」

 ディカプリオ  「おい! デイモンに失礼だろ?」

 マット・デイモン「いいんだって、気にするなよ? やるぞ! マッド~デイモン~!! 」

 女の子     「あはははははは、じゃあねぇ! バカボンのパパ?」

 ディカプリオ  「おい!」

 マット・デイモン「いいんだって、気にすんなよ?」

 ディカプリオ  「お前、本当に打たれ強いよなぁ? で、さっきの話の続きだけどさ」


 さっきの女の子が男の子を連れてくる。


 男の子     「あ、本当にバカボンのパパがいる!」

 マット・デイモン「パパなのだ~!」

 男の子     「あははははは、ところでデカプ映画観たよ?」

 ディカプリオ  「ありがとう」

 男の子     「賞を逃したのは残念だったけどさ、賞がすべてじゃないよ? フラガールみたいにどう考えたって情報操作とか、裏工作をしたとしか思えない作品が賞をとったって後々評価はされないよ? いい映画ってのは息が長いからきっと評価されると思うよ?」

 マット・デイモン「ところで、君たち?」

 男の子と女の子 「何?」

 マット・デイモン「おじさんたち、大事な話があるから黙っててね?」


 デイモンは、ポケットから飴玉を取り出して投げる。


 マット・デイモン 「よぉーし! これを取ってこ~い!!」

 男の子と女の子  「わぁーい!!」

 店員       「お客さん! 店内で飴を投げないでください!!」

 マット・デイモン 「(無視して)だからさ、そんなことを気にしてもしょ…」


 男の子と女の子がまた来る。


 ディカプリオ   「また来てるし」

 女の子      「ブラッドダイヤモンドは、ダイヤを巡る汚い人間たちを告発する映画だったわね?」

 男の子      「うん、アフリカに旅行したことあるんだけど本当にアフリカって、あんなとこだもん」

 女の子      「さすが、ラストサムライの監督だけのことはあるわね?」

 ディカプリオ   「ありがとう」

 女の子      「デカプのデビュー作の、クリッター3以来の…」

 ディカプリオ   「それは、俺の黒歴史だ」

 男の子      「そうだよ? デカプのデビュー作のギルバード何とかの演技と同じくらい熱演だったよ?」

 ディカプリオ   「ありがとう」

 女の子      「ところで、デカプは元傭兵という設定だったけどセリフで説明しないとわからなかったわよ?」

 ディカプリオ   「アフリカではよくあることです」

 女の子      「じゃあ、しょうがないわね? それから」

 マット・デイモン 「おい、子ども達?」


 ポケットから、折りたたみフリスビーを取り出すマット・デイモン。


 マット・デイモン 「よぉーし! これを取ってこ~い!!」

 店員       「お客さん! 店内でフリスビーは止めてください!!」

 マット・デイモン 「(無視して)何か、俺が言いたいことを全部子ども達に言われているな? で、話の続きだけど」


 しつこくやってくる男の子と女の子。


 ディカプリオ   「また来てるし」

 マット・デイモン 「いいかい、君たち? おじさん達は今大事な話を…」


 と、その時ディカプリオの携帯が鳴る。着メロはあいかわらずタイタニックのテーマ。


 ディカプリオ   「え? 今? バカボンのパパと飲んでいるんだけど…」

 女の子      「恋人かしら?」

 男の子      「もうすぐパパになるしねぇ」


 携帯を切る、ディカプリオ。


 ディカプリオ   「ごめん、デイモン。俺、うちに帰らないといけないんだ」

 マット・デイモン 「何でだよ? まだ話すことあるだろ?」

 ディカプリオ   「いやー! これが(小指を立てて)、これで(人差し指で角をつくる)さ?」

 一同       「オトナかよ!?」

 ディカプリオ   「何が?」




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