ギャングスターナンバー１

　若かりし頃のルドガー・ハウワーに雰囲気が似ているポール・ベタニーの出世作だったのだがＲ指定がついた為にあまりおおっぴらに宣伝できなかったけど一度は見てほしい映画。

　この映画の主人公「ギャングスター」には名前がない。この映画では「ギャングスター」の一人語りで構成される為に「何が何だかわかんねぇよ？」と思う観客が多かったのかもしれませんね。

　ノベライズブックもあるけど、映画とあまりかわりがないですね。


　「若かりし頃のギャングスター」を演じるのがポール・ベタニー


　「年をとったギャングスター」を演じるのが「時計じかけのオレンジ」のアレックス役で有名なマルコム・マクダウェルと聞いちゃー、観ないわけにはいかないでしょ？

　一言で言えば、パンツいっちょの男が大暴する話し（笑）なのだが、あまりにも残酷描写がキツいのでアンタッチャブルを観ようと思ったら悪魔のいけにえ」だった（爆）というところも失敗といえば失敗かもしれない。

　昔のロンドンで、ギャングの頂点に君臨しているデイヴィッド・シューリスに憧れていたチンピラのポール・ベタニー。

　ポール・ベタニーはデイヴィット・シューリスに憧れ、その右腕になるまでのし上がってゆく。しかしその関係が崩れることになった。

　原因はディヴィット・シューリスが入れ込んでいる「歌姫」のサフロン・バロウズという女が現われた為。

　そして、ポール・ベタニーは「歌姫」とディヴィット・シュールスを引き離す為に残酷な計画を実行するのであった…。


　監督や、脚本家の考えがわからないが精神的な男と男の痴情のもつれが原因のような気がするがどうなのだろうか？

　ネタばれは厳禁だと思うので、ぜひとも観て感じてほしい。ラストの屋上のシーンは誰でも感情移入ができるのでないの？