泣けるいい映画なんだけど、ジョディ・ウィッテカーを「ヴィーナス」と呼ぶのはどうなのかなぁ。
ピーター・オトゥールとレスリー・フィリップスとリチャード・グリフィスがカフェでずっと愚痴っているとこはとてもリアルで自分も幼馴染の友人と飲むと同じようなことを喋っているので共感できました。
やっぱりベテラン俳優は違うなぁ。
オトゥールとフィリップスの低レベルな喧嘩のとこ、足の爪を切るとこ、かけている眼鏡を探すコント、爺ちゃん二人でダンスを踊るとこ、余命をネタにした自虐コントなど男の友情というのはいいものだなぁとしみじみしてしまいました。
ベテラン俳優が出演していると安心して映画を観れるなぁ。
ヴァネッサ・レッドグループとオトゥールの夫婦コントも少ししかなく、ほとんど台詞もないのに泣けるというのは…。
ベテラン俳優だからなのでしょうねぇ。
この映画の残念なとこは、「ヴィーナス」と呼ばれている女性がどう贔屓目に見ても「ヴィーナス」に見えないから絵画の「ヴィーナス」のポーズをとって、
「はい! これでヴィーナスです!」
というやっつけ仕…、でなく演出だったのが残念でした。
彼氏と同じタトゥーをいれて、人の家をラブホ代わりにする馬鹿娘なんてバケツで水をぶっかけるくらいでいいでしょ?
ジョディ・ウイッテカーでなくても、もっといい女優はいたと思うけ(冒頭に続く)