修理日記。

修理は楽しく自己責任で!

扇風機のリモコン修理 TEKNOS KI-W279R

2020-08-12 08:30:54 | 修理
概要
壁掛け扇風機TEKNOS KI-W279Rのリモコンの調子が悪く(キー操作を受け付けない)、リモコンを分解し調査したところ、タクトスイッチ4個の不良を確認したため交換しました。

問題
居室にはエアコンを設置していますが、空調効果を高めるために壁掛け扇風機を設置しています。TEKNOS KI-W279Rですが、シンプルなデザインでとても気に入っています。
ところが、ここ最近リモコンの調子が悪く、電池交換をしても本体が反応しなくなってしましました。それでも、何度かスイッチをポチポチしていると使えていたのですが、ついに全く反応しなくなってしまいました。
本体側のスイッチ操作では問題なく動作するので、明らかにリモコンの不良でした。そこで、原因の調査し、修理することにしました。

目的
壁掛け扇風機TEKNOS KI-W279Rのリモコンの不調原因の調査とその修理をすることを目的としました。

方法
1.不調原因の調査
使用機材:DMM(テスタ)、+ドライバ

まず、リモコンを分解しました。操作パネルを剥がすとネジ3本が見えるので取り外しました。



電源の異常否定
電源(単4乾電池2本, 3V)が正しく供給されているかをリモコン基板側の適当なランドにテスタの先端を当て電圧を確認しました。約3Vを確認し、異常がないことを確認しました。

タクトスイッチの導通確認
このリモコンにはタクトスイッチが5つ取り付けされていましたので、それぞれの導通を確認しました。すると「風量」以外のすべてのスイッチの導通が確認できませんでした。不調原因はこのタクトスイッチの接触不良と仮定しました。



2.タクトスイッチの交換
使用部品:タクトスイッチ4個
使用機材:はんだごて、はんだ、はんだ吸引機

導通確認できなかった4つのタクトスイッチを基板から取り外し、新しい同型のタクトスイッチを取り付けました。



ケースに仮組し、動作確認をしました。

結果
問題なく本体を操作できましたので、不調原因は4つタクトスイッチの接触不良と確定しました。
リモコン本体を組み上げ、作業を完了しました。

考察
当初、リモコン基板のクラックなども想定していましたが、単なるスイッチ不良で、しかも従来型の普及しているタクトスイッチが使用されていたため、手持ちの部品を使用し簡単に修理できてよかったです。
ちなみに、後継機のKI-WF30Rも使用していますが、こちらはカードタイプのリモコンに変更されていました。変更理由は定かではありませんが、旧リモコンの不良も挙げられるかもしれません。

余談ですが、後継機のIR-WF30RはKI-W279Rととても良く似ていますが、大きく改善されています。羽数の変更(5→6枚)と回転数の変更により風量がマイルドになっています。KI-W279Rでは「弱」でもかなりの風量があり、音もそれなりにしていたのですが、それらが改善されており、とても快適です。また、操作音が微妙に長くなっています。KI-W279Rでは「ピッ」でしたが「ピィ」に変更されています。筐体デザインも微妙に変更されています。あと、リモコンのカード化です。カード化したために、電池が単4乾電池2本からボタン電池(CR2025)1個に変更されました。
これらの変更は些細なことではありますが、基本機能をしっかり改善し、安価な製品を提供し続けてくれているTEKNOSさんと今後の製品に期待しています。
※なおKI-W280Rにて、すでに改善されていました。

関連商品
TEKNOS 30cm リモコン式壁掛け扇風機 ホワイト IR-WF30R
goot(グット) 電子工作用はんだこてセット X-2000E 日本製
goot(グット) 自動はんだ吸取器 ポータブル型 TP-100 日本製
AstroAI 4000カウント テスター デジタル テスター マルチメーター オートレンジ AC/DC電圧 AC/DC電流 抵抗 周波数 ダイオード 連続性 温度 テスター 手動 自動モード 日本語説明書 三年保証 MT132A
uxcell タクトスイッチ 触覚押しボタンスイッチ モーメンタリ 触覚型 6x6x5mm DIP 四ピン 100枚入り
uxcell


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。