若棟梁日記

高知県は四万十川の近くで大工をしています。体に優しい家を建てる為に日々勉強しています。

棟上

2017-01-26 18:50:03 | Weblog


無事終了。でも慣れていない大工だと時間かかります。下手したら棟上がらないかも・・・
 
簡単な継手や仕口ではないので組む順番もありますし。

今回は24mもの母屋を納めるのも一苦労。

高い場所での作業ですし神経使います。



昇り梁入れるとガッチリします。



大黒柱も存在感あります。

地元の木材を使った木組は綺麗です。香りも良いですし。

明日は屋根じまい予定。








家建て準備

2017-01-25 18:47:41 | Weblog
月曜・火曜の雪の影響で結構材料運搬大変でした。

雪で滑って車動けなくなったり、宿毛来る途中でトラックが立ち往生になったり。

雪降る中で土台敷。



23mぐらいあり長い平屋です。



柱も建て終わっていて明日からレッカー呼んで本格的にやります。

現場にいると家を建てるのは大工だと実感できます。

今の家創りは現場にでない設計やスタッフが中心で大工の存在って薄いみたいで。

確かに今は施主様の要望に応えれるように色々と打ち合わせや図面なども大変です。

自分は現在の棟梁としてこなせない部分はあるけど対応できてるから仕事いただけてできているのかと。

その分材木の質や価格には反映させてもらってるつもりです。

今回は1尺角の桧の大黒柱に昇り梁。

大工に頼んでいただいてるんだから地元の木材にこだわり手刻みにはこだわっていきたいと。



こちらも足場外してすっきり。








見積もり

2017-01-22 16:15:34 | Weblog
只今見積もり・図面作成ばかりしています。

僕の見積もりの仕方って結構時間かかります。なので相見積もり断らせてもらってる次第です。

メーカーだと坪いくらでだせたり、自分の使ってるCADもオプションで自動見積もり機能などついてるので見積もりでたりするので早いし楽だと。

大工さんも坪いくらでやってる人とかもいますが、自分としてはやはりきちんとだした方が安くなるし施主さんにも納得してもらえるので。

僕の場合は・・・間取りや立面が決まってきましたら構造計算ソフトに一度入れ込んでみます。

間取りの段階でも木組みが組めるようには考え。構造計算+自分が親方に習ってきたことや経験をふまえ梁の大きさや組み方考えていきます。

構造図が書けたら次は柱・梁・下地材などを1本1本拾いだしていきます。

造作材の材料や床板なども枚数数えていきます。現場の納まりがわかっていないと木拾いは難しいかな。

1件1件材木の大きさ・樹種なんかも違いますし数量も同じ坪数でも変わってきます。

多くとりすぎていたら施主さんに迷惑かけますし少なかっても追加でいただく事も出来ないので自己負担に・・・時々取り忘れてる部材などもありますw

その後に基礎の構造計算して基礎工事の数量も拾って見積もりし、外壁や内壁の壁の広さを測って断熱や左官の漆喰等単価入れ込んで見積もりしていきます。

屋根や電気工事などは専門業者に見積もりしてもらってそれを組み合わせて見積もり完成。

結構見積もりだけで時間かかります。きちんとしておかないと適正価格で安くできません。

住宅って1件1件仕様も材木も何もかも違うのに簡単にできるほうがおかしいかと。余分に経費などとってるからそれで赤字にならないんでしょうが。

時間かかってますが頑張ってやってますのでお許しを・・・

その分木材や材料の質・工法・価格には絶対の自信がありますので!

現場初め

2017-01-05 19:19:13 | Weblog
今日から現場は始動です。

僕は正月もパソコン仕事を・・・現場始まると気がひきしまりますね!

西土佐でスマートウェルネス補助金対応リフォーム工事のスタート。

工場では平屋の家の刻み。



こちらは基礎工事中。順調に遅れてます・・・



こちらは新しい現場の地盤改良工事。

道がかなり狭くて杭打機が入るか心配してましたが無事現場に上がれてました。

事務所兼用の家も左官作業中。

今年も忙しくさせていただき感謝です。

年賀状もいただきましてありがとうございました。

暖かく住んでいたけてるようで良かったです。

年末年始挨拶行けたらと思ってましたがパソコンの前から抜けれなくなってまして・・・。

今年は現場もできるだけでたいので体壊さない程度に頑張っていきます!







杉の家

2017-01-01 06:19:21 | Weblog


施主様の様々なこだわりで照明などカッコよく仕上がりました。





昨年も様々な木の家施工させていただきありがとうございました。

私生活でも今までで一番忙しく大変な一年でした。

大工として、設計士として今年も休み無しになる予定ですが頑張っていきます!