若棟梁日記

高知県は四万十川の近くで大工をしています。体に優しい家を建てる為に日々勉強しています。

通し柱 大きさ

2008-07-31 21:50:46 | Weblog
今墨付けしている家は35坪くらいの大きさに通し柱が14本。多すぎぐらいはいっています。製材所に通し柱を見に行ったら、5寸角で頼んでいた中に6寸角の通し柱が。「これかまんが?」と聞くと「いいよ」とのこと。さすがK製材所。しかも2本。間口が狭い為大黒柱を設置できなかったので、それの代わりとなる大黒といっていい柱が入荷できました。写真は大きいのが6寸の通し柱、横が5寸の通し柱。5寸でも太いんですが、参考までに上に置いているのが4寸角と3寸5部角です。
太い材を見慣れているせいか4寸でも小さく見えてしまいます。

防水処置

2008-07-25 22:22:55 | Weblog
この間フラットの設計申請でこのようなことを言われました。
検査機関「洗面脱衣室の防水処置として耐水合板か耐水ボ―ドを使ってください」
桧の床板に杉の天井板。なんで下地に必要性のない合板や石膏ボ―ドを使わないといけないのか。無垢材・耐水合板・耐水ボ―ドを水の中につけてみたらどれが1番もつか想像つくのに。(もちろん無垢材)
合板なんて使いたくないので防水シートを貼るということで対処。
国の法律や機関はすぐ合板を使わそうとする。構造にしても合板・金物。
木の家・自然素材の家といっても今の日本ではごくごく一部です。


番付

2008-07-23 22:41:56 | Weblog
材料を置いている順に墨付けしているわけではありません。材料を加工したら全部並べて木の目・くせをみていきます。適材適所でこの曲がりの材料はここ、このきれいな材料は見えるところなど選んで行いきます。材木にも向きがあり、上端・下端を決めていきます。単純な作業ですが木の耐久性はこういう事でも変わってきます。柱が下側に立たない箇所に木の目を垂れ目に使うと床がたれます。
優柔不断な自分はどこにどの木を持っていこうか悩んでしまい困ります。

猛暑

2008-07-21 07:13:50 | Weblog
昨日は暑かったですね。大工仕事は休みで打ち合わせで佐川まで行っていたんですけど、佐川であの暑さだと江川崎では・・・。
10年ぶりぐらいに佐川にいったんですけど結構変わった印象が。
西土佐から中村までの国道も一車線ですが須崎から佐川も1車線であまり道は良くなかったです。

工場

2008-07-15 07:01:31 | Weblog
工場で次に施工する具同の家の墨付けを開始しています。
それにしても最近暑いですね。ここ江川崎は高知県でもトップクラスの熱くなる場所。そこにトタンで覆った工場でですので暑いです。
とうとう今年は我慢できず工場用の大きい扇風機買いました。風があるだけで違いますね。

足場

2008-07-13 21:46:03 | Weblog
先週杉の家の足場やっとはずしました。暑かったです。
今回の家は山と隣に建つ和風住宅に溶け込むようにシンプルな現代和風。
全面板張りですがサイディング等の工業製品と違い自然に溶け込んでいると思います。
足場といえば先月外壁を貼っている時足場の1段目から落ちて土手の下まで転がっていました。(4mぐらい高さがある)運よく植木の上に落ちていたようで擦り傷程度でしたけど。
最近怪我が多いようなので注意が必要です。


焼杉

2008-07-10 22:21:03 | Weblog
外壁の裏側に使いました。その名のごとく杉の表面を焼いてすすにしています。
このすすのおかげで何十年ももつメンテナンスフリ―の外壁材になっています。
焼杉は愛媛県発祥の地で、自然素材の外壁の中では値段を1番安く仕上げることが出来ます。
このすすが雨風に当たりながら落ちていき味のある色合いに変化していきます。
もちろん施工していると板を切ったり釘を打つとすすが飛びくしゃみが出ます。
おかげで全身真っ黒でした。