随分ご無沙汰してしまったこの考察ブログですが、ブルーレイも発売されたことですのでちょこちょこと考察などしていこうかと思います。よろしくお願いします。
再開最初のお題は『プラナたちは何人なのか?』です。なんにん、ではなくなにじん、です。
幼い兄妹と仲間達がシン様に助けられる前にいた場所、あれはどこなのか?
遊戯王だからエジプト……かと考えがちですが、あそこがエジプトならそれらしい象徴(ピラミッド、ナイル川、遺跡、ヒエログリフ等々)を画面に入れ込むのではないかと思うのです。実際、獏良の回想ではナイル川と王家の谷らしき山が描かれています。しかしディーヴァの回想ではそれらしいものは何も映っていません。むしろ場所を特定する要素は極力排除されているように見えます。
それどころか、家に帰る途中では豊かな水のある光景が出てきます。あれはエジプトだと示唆したいならありえない表現ではないでしょうか。
というわけであそこはエジプトではない、と私は考えます。ではどこか。
ズバリ、インドです。
ディーヴァたち、というかシャーディー絡みのあらゆるキーワードがインド(インド哲学、ヒンドゥー教、仏教等のインド由来の思想)を指しています。
まずディーヴァ。divaはラテン語で「神々しい人」という意味の女性型で、イタリア語で「女神」ですが、これをdeva(デーヴァ)と見做すとサンスクリット語の「神」になります。日本語名の藍神はここから来ているものと思われます。そしてサンスクリット語は勿論インドの言葉です。
残る「藍」はというと、英語でindigo blue、古代においてインディゴの主要産地はインドで、現在もインド藍という言葉が残っているくらいです。
そして彼の使う方界デッキ。モンスターはヴィジャム(ビシュヌ)、ダーク・ガネックス(ガネーシャ)、インディオラ・デス・ボルト(インドラ)等々インドの神々、魔法罠は降世、業、輪廻、曼荼羅など仏教用語だらけです。
次にセラ。セラって普通にありそうな名前なので、深い意味はないのかと思ってたのですが……この項を書くにあたって検索してみたら、ありました。
「セラ寺」http://www.arachina.com/lhasa/attraction/se-la-si.htmというのがあるそうです。場所はチベットのラサですが、仏教の寺院です。ただ、語源はチベット語らしいので根拠としてはちょっと弱いかもしれません……
マニ……は言うまでもないでしょう。マニ車といえば仏教寺院にあるアレです。サンスクリット語で「如意宝珠」を意味します。
名前の出てくるプラナが全員サンスクリット語だったり仏教絡みだったりする上、そもそも「プラナ(プラーナ)」がやはりサンスクリット語です。呼吸、息吹という意味で、哲学的には大気中に偏在する生命力みたいなもの、らしいです。ヨガの呼吸法で体内に取り込むという奴ですね。これに関する考察もそのうちやりたいと思っています。
そしてセラ曰くシャーディー様は「ファラオに仕えた僧侶」です。神官ではなく「僧侶」……僧侶は仏教にしか使われない用語です。彼が仕えたファラオが誰なのかは作中で明言されていませんが、アテムでないにせよその前後(18王朝)だと思われるので紀元前10世紀前後でしょう。しかし仏教の成立は紀元前5世紀。なので、仏教の元となるヒンドゥー教、更にその前のバラモン教のバラモンということでしょうか(バラモンは通常「司祭」ですが……)。いずれにせよ彼もインド出身と思われます。
というわけで、プラナの皆様はインド人である蓋然性が高い。と思われます。
再開最初のお題は『プラナたちは何人なのか?』です。なんにん、ではなくなにじん、です。
幼い兄妹と仲間達がシン様に助けられる前にいた場所、あれはどこなのか?
遊戯王だからエジプト……かと考えがちですが、あそこがエジプトならそれらしい象徴(ピラミッド、ナイル川、遺跡、ヒエログリフ等々)を画面に入れ込むのではないかと思うのです。実際、獏良の回想ではナイル川と王家の谷らしき山が描かれています。しかしディーヴァの回想ではそれらしいものは何も映っていません。むしろ場所を特定する要素は極力排除されているように見えます。
それどころか、家に帰る途中では豊かな水のある光景が出てきます。あれはエジプトだと示唆したいならありえない表現ではないでしょうか。
というわけであそこはエジプトではない、と私は考えます。ではどこか。
ズバリ、インドです。
ディーヴァたち、というかシャーディー絡みのあらゆるキーワードがインド(インド哲学、ヒンドゥー教、仏教等のインド由来の思想)を指しています。
まずディーヴァ。divaはラテン語で「神々しい人」という意味の女性型で、イタリア語で「女神」ですが、これをdeva(デーヴァ)と見做すとサンスクリット語の「神」になります。日本語名の藍神はここから来ているものと思われます。そしてサンスクリット語は勿論インドの言葉です。
残る「藍」はというと、英語でindigo blue、古代においてインディゴの主要産地はインドで、現在もインド藍という言葉が残っているくらいです。
そして彼の使う方界デッキ。モンスターはヴィジャム(ビシュヌ)、ダーク・ガネックス(ガネーシャ)、インディオラ・デス・ボルト(インドラ)等々インドの神々、魔法罠は降世、業、輪廻、曼荼羅など仏教用語だらけです。
次にセラ。セラって普通にありそうな名前なので、深い意味はないのかと思ってたのですが……この項を書くにあたって検索してみたら、ありました。
「セラ寺」http://www.arachina.com/lhasa/attraction/se-la-si.htmというのがあるそうです。場所はチベットのラサですが、仏教の寺院です。ただ、語源はチベット語らしいので根拠としてはちょっと弱いかもしれません……
マニ……は言うまでもないでしょう。マニ車といえば仏教寺院にあるアレです。サンスクリット語で「如意宝珠」を意味します。
名前の出てくるプラナが全員サンスクリット語だったり仏教絡みだったりする上、そもそも「プラナ(プラーナ)」がやはりサンスクリット語です。呼吸、息吹という意味で、哲学的には大気中に偏在する生命力みたいなもの、らしいです。ヨガの呼吸法で体内に取り込むという奴ですね。これに関する考察もそのうちやりたいと思っています。
そしてセラ曰くシャーディー様は「ファラオに仕えた僧侶」です。神官ではなく「僧侶」……僧侶は仏教にしか使われない用語です。彼が仕えたファラオが誰なのかは作中で明言されていませんが、アテムでないにせよその前後(18王朝)だと思われるので紀元前10世紀前後でしょう。しかし仏教の成立は紀元前5世紀。なので、仏教の元となるヒンドゥー教、更にその前のバラモン教のバラモンということでしょうか(バラモンは通常「司祭」ですが……)。いずれにせよ彼もインド出身と思われます。
というわけで、プラナの皆様はインド人である蓋然性が高い。と思われます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます