●それでも地球は回ってる

■かつて同人誌作ったり宇宙ネタに小躍りしてた輩の、3年サイト放置後の、無趣味無活動な日々のぐだぐだ与太話あれこれ

2010冬コミ★レポート その3

2011年01月23日 | イベント関連

ようやく開場のレポです(苦笑)


今回でウチの読者さんとお会いする機会もこれが最後。
いつもは売り子さんにほとんどお願いしている販売なんですが、
来て
下さった方々と少しでも交流を持てたらと、一部の時間を除いて最後まで売り子を。
開場してしばらくはヒマだったんですが、その内に来てくださる方がチラホラと。
今回はブログに冬コミのスペースナンバーを掲載したのもギリギリの日程だったので、
今日が最後の営業?になる事を知らない方も居るだろうとは思っていましたが、
実際そのとおりで。
「今日で最後なんです」というと、「え!そうなんですか!?」って方が大半で。
しかも「今度はどのジャンルに(移動)?」と皆さま聞かれるので、
「同人自体辞めちゃうんです」と言うと更に驚き、みたいな反応を示されて・・・


でも最後のイベントという事もあってか、いつもよりもお客さんの方から色々
話して下さった気が。
それも「そうですか~残念です。お元気で」と手短に
終わるのではなく、沢山話していかれる方が断然多かったですね。
例えば「どの本で嵌った」とか「ウチの本読んで鋼に嵌った」とか。
あとは「陣乃さんの描く兄弟が本当に大好きでした」って言って下さる方が
とっても多くて。本人目の前にしてのお世辞じゃなく、しみじみとそう仰る方が
沢山いらして、「○○の本読んで泣いちゃいました」とかそういう言葉を聞く内に、
こっちの方が感動してきてしまいましたよ。
何というか、キャラ萌えも少なく、重箱の隅をつつくようなどってことない話ばかりで、
堅物な話が多い地味~な本ばっかりだったけど、自分の場合はそれで良かったんだと、
今更ながらに実感できた次第です。
でもそういうウチの本もといウチの兄弟を好むからでしょうか、来てくださるお客さん自身、
すごーく真面目そうな方が多かったですねえ(笑)。
前々から売り子してくれてたMさんに言われていて、あまり実感湧かなかったんですけど、
本当に真面目な方の割合多いなと。
そんな中、若い読者さんが多かったのは意外だったけど、アニメ第一期頃に中高生と
思しき方もかなりな数いて、一人ひとりと話しながらも、そのお肌のピチピチ感に
お姉さんはずっと目が奪われてました(笑)
でも年齢問わず、本当に皆さま真面目で礼儀正しい方ばかりで。
最後にウチの傾向?が分かって面白かったかもー。


因みに肝心の販売の方は、色々と会話していく内に
「因みにこちらが最後の頒布物です。書き下ろしのカラーのポストカードと、
兄弟の旅の終わりに合わせてアップルパイも入れました」とセットを示すと
「買います!」とお買い上げ下さり、まるでファーストフードの如し(笑)。
ウチにしては珍しくカラーのオマケとはいえど、所詮は本ではないので売れないよなあと
思っていたんですが、前述の話の流れだと手頃な値段というのもあっってか皆さま
お買い上げ下さるんですね~。
既刊の方もいつもよりも売れ行きがよくて、夏の新刊は足りない位で。
搬入した物は全て完売となり、結果的に有終の美を飾る事が出来ました!
いや、本当ーーーに良かった!!



しかしながら、新グッズのセット「2時位までに終わればいいやー」と
思っていたものが、開場1時間で早々に完売してしまいマジびっくり。
つーか正直慌てました・・・
売り子のお二人にも「絶対足りないと思った!」と言われ、有り難い反面、
いつもなら新刊が午前中で完売ってないですから、
「午後から来る人にどう言おう・・・」と内心ガクガクもので(死)
持ち込んだ新グッズ?に関しては、『鋼』終了して参加サークルが減ったとか、
今年一杯で閉鎖するブログやサイトも多いという話も聞いてましたし、
己のブログ訪問者数も確認した上で数を用意したつもりでしたが、
直前の28日のは己の用意した数の倍以上の訪問者数で・・・(爆)
ブログを見て
ない方の事も考えたら、結果的に当初用意した数の2倍でも
足りなかった計算になりまして・・・有り難いやら申し訳ないやら・・・(滝汗)


更に当日朝コピーしたペーパーに至っては、新グッズセットが販売予定時間の
午後2時過ぎてもかなりな数で余るんじゃないかと弱気モードに拍車がかかり。
だって『鋼』終了してるんですよ?しかも用意してる物も新刊つーか本じゃないし。
おまけに今回久々に西館スペースだし。
用意していって物が大余りした場合、次のイベントがないので捌けない訳だし。
しかもしかも、最後のイベントでそんなにも大余りしたら精神的にからり凹む・・・
つー訳で、グッズの数よりも更に少なく刷ったので11時前には終わってしまい。
最後のイベントだというのに、午前中で当日の新商品?達は完売という体たらく・・・
「え!?もう売り切れちゃったんですか!?」と一体何人の方に言われた事か。
それでも皆さま、最後だからとスペースの隅々まで見て行ってくださり。
スペースの設営を写メしていく方も沢山いらっしゃいました。
中には、余裕が出来たので置いたペーパーの原稿を最後まで読んでいった方々も。


それから、まだ『鋼』に嵌って日が浅いという方もいらして、ウチの本を中古書店で
探してるという方々も。そういう方々には表紙のディスコグラフィで、「この本はこの
再録に掲載、因みに再録①はこんな表紙」と説明。思わぬ所で役立った(笑)
中には「作家さん本人を目の前にして中古書店の話なんて申し訳ない」って方も
いらっしゃったけど、まだ在庫がある本ならいざ知らず、完売した本をわざわざ
中古書店で探してでも読みたいと思って頂けるなんて、作家冥利に尽きますよ。


あとは、ウチのスペースに初めて来たって感じの方もちらほら。
いつもならスペース前を通り過ぎてた方が、あのディスプレイの賑やかさに思わず
立ち寄った・・・みたいな感じ?賑やかなディスプレイが功を奏したんでしょうか。
それを友人に話したら「陣乃さんのスペースって、いつも地味でもったいないって
思ってたんだよね~」と言われました。そうか・・・やはりアピールするって大事な
事だったんだねえ・・・って今更ですね。
ところで「地味」といえば、今回お客さんと話すにあたり、表紙のディスコグラフィを
指差しながら「こうやって並べてみるとウチの本って本当に地味ですよね~」と
話していたら、「陣乃さんはいつもご自分の本を「地味だ地味だ」と仰ってたけど、
陣乃さんの本は中身で勝負だからいいんですよ」とのお言葉を何人もの方から
頂戴しました(しかも皆さま力説して言われる)。
何かもう・・・嬉しいつーか、こんなに幸せすぎて本当にいいんかという心境。


今回、当初の予想を上回る方が来て下さり、沢山お話できて。
一人ひとりと長く話して売ってたので、後ろで前が終わるのを待つのでお待たせ
してしまった方も大勢いらっしゃいました。
それでもほとんど全ての方と対話出来た事は本当に良かったと思います。
どんだけ話したかというと、10時から1時過ぎまでほぼ喋りっ放しで喉ガラガラ。
真冬の西館でペットボトルのお茶を飲みきったのは初めてです。
この日は天候にも恵まれていて、終日ほぼ無風。しかも暖かかった!
(東館の方がむしろ寒かったみたいですね)


それから、いつもならタイミングが悪くて中々会えなかったりする友人知人の
ほとんどと会う事が出来た日でもありました。
中でも自分が『鋼』始めた当初から、ジャンルが盛り上がっていき、
サークル運営が一番忙しかった時期までをずっとサポートしてくれたお姉様が
スペースに現われた時にはマジに驚きました。参加日が違うのでよもや会えるとは
思ってなかったし、ましてや東と西に分かれてるからまさか訪ねてくれるとは思いも
よらなかったので。
でも、一番「最後のイベント参加」を見て欲しかった人でもあったので、本気で感動。
気分は「来てくれないと思ってた親が授業参観に来てくれた事を知った子供」(笑)
他にも色んな友人達が訪ねてくれたり、偶然会えたりと、本当にあれもこれも全てが
ラッキー尽くしの一日で、『終わり良ければ全て良し』ではありませんが、今までの
『鋼』ジャンルの8年間の日々や描いてきた事が全部肯定されたかの様な最高に
素晴らしい終わりの日でした。


それもこれも偏に、最後のイベントを様々なアイデアで盛り上げてくれたRさんと
Mさんの、それから今まで支えてくれた友人知人の、そしてウチの本を読んで
ウチの兄弟を応援してくださった皆様のおかげです。
本当に本当に有難うございました。本当に幾ら感謝しても足りないです。
最後の最後で直接のそして沢山の感想を聞けて、本当に良かった。
今までのどのイベントよりも「参加した」って充実感があったかも。
だから既に20日以上が経つのに、こんなにも鮮明にあれこれ覚えてるんですね。
そう、これって初めて見たロケット打ち上げ『かぐや』の時と感覚的に似ている。
直前までのあれやこれやも全てが最高の一日を迎える為の必要事項で、
紆余曲折に思えた道のりも、振り返るとそれは綺麗な一本道で。
だからなのか、綺麗に終われた事もあってか、同人活動に全く未練がない。


とか言いながら、イベント中に「同人やめる」と言う自分に対してほとんどの方が、
「そうですか、残念です。でもまた戻ってきてくださいね」と仰いまして。
夏の映画公開もあるからでしょうが、あまりにも皆さまそう仰るので、最後には
自分でも「これで今回終わりですけど、万が一戻って来てたら生暖かい目で
見守ってやってください」と何だか弁明するような事を言う羽目に(苦笑)
因みに友人達も一様に己が「これっきり」になるとは思ってない模様。
まあでも、スッキリ綺麗に終われたので「出戻り」したとしても、「再開」つーより
「新たなスタート」って気持ちになれるかも。

 

 

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という訳で。
冬コミ終わってもとい同人辞めて1ヶ月弱。
描く事から開放されたので是非読書をと他の作家さんの兄弟本が送られ、
今更ながらに読んでみたり、更には大阪でお会いした読者さんから
その方の兄弟本を頂戴し、その方の書かれる兄弟のあまりツボさ加減に
もんどり打って、長文感想メールをやりとりしたり・・・
偶然にもそういう事が続いたせいか、今更ですが己の理想の兄弟像とかを
改めて考える機会を与えられてます・・・(笑)
それから、昔々大嵌りしたジャンルの新バージョン?を、友人知人から大PUSHされ、
「早くアニメ見て!それからコミックス読んで!そんで語れ!!」との怒涛の如き
勧誘を受付中(笑)ノルマとして送られたDVDを先日見ましたが、主人公の一人が
同人誌で描かれる様な綺麗な13歳アルにしか見えません(笑っていいのか)
それらで分かった事は、自分が如何に「兄貴が優しくない」話ばっかり書いてた
事でした・・・「アルが穏やかでいられればそれで良し」みたいな?感じ??
え?今更ですか?そうですか・・・・・・


ともあれ、同人やめて打ち込める物がないと不安になるかなーと思ってたけど全然!
今は「何もない」のが心地よい毎日です。
宇宙関係も種子島まで行く予定も今年はないし、スケジュール空き放題。
今年は普段の生活の改善とか、そういうフツーの事を大事にしたいなと。
先日見た記事で「今年は普通がキーワード」っていう占いもあったし。
ブログ更新はパソコンとの交渉次第なのですが、ぼちぼち&のんびりですが
継続しますので、たまーに覗きにきてやってくださると幸いです。




ここまで長々とお付き合いくださり&読んでくださり有難うございました。
ではではまた。次回は『今更ながらの兄弟考察』でお会いしましょう(笑)

 

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さてさてこれにて冬コミレポートは終了です。
続いて忘れちゃいけない、コメントのお礼。

◆がりんこ 様

コメントありがとうございます!
冬コミ、うちの派手なスペースにお足運び頂いたんですね(笑)
「Always」気に入って頂けて何よりです。自分でも気に入ってる作品なので嬉しさ倍増。
書き下ろしイラストも喜んで頂けて、プリンターと格闘して作った甲斐がありました。
一口アップルパイは美味しかったですよね?甘い物嫌いの己も、あれはOKでしたから!
ウチの兄弟を好きと言って頂けて作家冥利に尽きます~(感涙)!!

>「気が向いたら、また復活してください!」
・・・(笑)ハイ、もしも復活した時はまたよろしくお願いします。
本当にありがとうございました!!!


その他、当日差し入れくださった方やお手紙で感想下さった方、拍手ボタン押して下さる
方々などなど・・・本当に感謝感謝です。ホント有り難いなあと、しみじみ感じ入ってます。



今日はもうこれで字数一杯っぽいです。
なんせこの先の文章が消失してましたから・・・(号泣)
冬コミレポはお終いですが、まだちまちま書きたい事はありますので、
良かったらまた来てやってくださいまし。
ここまで長々とお付き合い下さり本当にお疲れ様&ありがとうございます!!
ではではまた!!







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