同軸ケーブルCS-4C-FBを35cmに3本カット
アルミ箔と編線組の役目
シールドです
ノイズを防止するために外部からの電磁波等を防ぎます
周波数が高くなると電波は波長が短くなるので
網線だけではスキマから入る可能性もありますので
より強固なシールドを確保する為にアルミ箔を巻いています
高級なプロ用の同軸ケーブルではアルミ箔ではなくて
銅の筒でシールドされているのもあります
外部からのノイズを防ぐだけではなくて
心線から外部に漏れるのを防ぐ効果もありますので
他の電線に対してのノイズを減らす役目もあります
[1]同軸ケーブルの構造 同軸ケーブルは、その名の通り、内部導体と外部導体が同心円上に配置され、その間を絶縁体(誘電体)で充填した構造になっています。 | |
アマチュア用の同軸ケーブルでは、内部導体に銅線、外部導体に編組線、誘電体にはポリエチレンなどの樹脂を使用しています。一方、放送局等に使われる大出力用のものでは、内部導体が銅管、外部導体も銅又はアルミ管で、誘電体には空気(冷却用に送風する)を用いたものもあります。絶縁体が空気では、内部導体が支持できませんから、支持体として、らせん状の樹脂をスペーサーとして入れるなどしています。 これは、表皮効果ということではなくて、交流信号は経路が複数ある場合、電流のループ面積が最小になる経路を通ろうとする、という電磁気の法則から来るものです。見ての通り、電流の経路がGNDに対して対称ではありませんから、不平衡形ケーブルとして用います。通常は、外部導体を基準(GND)電位とします。
Fig.HH0304_a同軸ケーブルの構造と電気特性 [2]同軸ケーブルの伝送モード 同軸ケーブルの中では、電磁界が内部導体と外部導体の間に存在しますが、その様子はFig.HH0304_a左下のようになっています。電界を緑の矢印で、磁界をピンクの矢印で示していますが、電界は内部導体の表面から外部導体の内面に向けて放射状に、磁界はケーブルの軸を中心に同心円状に存在しています。 [3]同軸ケーブルの特性インピーダンスと損失 同軸ケーブルの特性インピーダンス(以下、単にインピーダンスと書きます)を決める要素は、誘電体の誘電率ε [F/m](この誘電率は比誘電率ではありません)、内部導体の外径d [m]、外部導体の内径D [m]です。このうち、「モノの寸法」であるdとDは、その絶対値ではなく、比率D/dがインピーダンスを決める要素となります。従って、d=1 [mm], D=6 [mm]の細い同軸ケーブルも、d=5 [mm], D=30 [mm]の太い同軸も、誘電体が同じなら、同じインピーダンスを示します。定量的には、同軸ケーブルのインピーダンスZ [Ω]は、 |
同軸ケーブルをカッターナイフで加工しました。
1、外被のシースを切り目を入れて取り外す。両サイド5cmを残し中のシースは不要。
2、編線組を外す。・・・ 編線組の中のアルミ箔付・絶縁体・心線をセットで抜き取ると綺麗に外れる。
3、アルミ箔を絶縁体から外す。・・・巻き付けてあるだけなので、簡単に外せます。
絶縁体付の心線から絶縁体を取り外す
1、絶縁体の両側5cmを残し、絶縁体を取り除く・・・取り除いた絶縁体は不要
心線に収縮チューブを被せるアルミ箔を巻く
編線組を挿入しシースを取り付け
編延長プラグメスを両サイドに取り付け後収縮チューブで絶縁
延長プラグに心線を差し込み編線組をねじ切り部に巻き収縮チューブで絶縁し仕上げる。
隙間ケーブル3本完成
2本のF型中間プラグは注文しています。
厚みは約1mmです。
早速、『隙間ケーブル』を使用してアンテナレベルを確認しました。
BS放送のアンテナレベルは『隙間ケーブル』付きと通常接続でも変化なしでした。