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アンゴラの望みを絶つドロー

2006年06月26日 | アンゴラ
■アンゴラの望みを絶つドロー

 ワールドカップ・グループDのイランとアンゴラの対戦は1-1の引き分け。ポルトガルとメキシコがグループリーグ突破を果たした。ゲルセンキルヘンでポルトガルと対戦したメキシコは、オマール・ブラボがPKを失敗した上、10人での戦いを強いられることになった。アンゴラがメキシコを抜いて決勝トーナメントに進むには少なくともイランに2点差で勝利を収める必要があったが、結局は実力不足を露呈。両チームともにクオリティーの高いプレーを見せられないまま、1-1のドローに終わった。

 序盤はアンゴラの調子がいまひとつで、イランが相手ゴールに迫る。14分には良い形の攻撃からザンディが抜け出してシュートを放ったが、これは守護神ジョアン・リカルドに阻まれてしまった。その9分後にはベテランのアリ・ダエイに惜しいチャンス。右サイドからのクロスにゴールエリア付近で合わせ、フリーでヘディングシュートを放ったが、ボールはゴールの上を越えた。27分のハシェミアンのヘディングもメンドンサがゴールラインの手前でクリア。

 その直後から試合の流れが一変した。アンゴラが攻撃に転じ、29分にはアクワの至近距離からのシュートがクロスバーの上へ。ハシェミアンとノスラティの負傷でイランが弱体化した影響もあり、自信を持って攻め始めたアンゴラが中盤の大部分を支配していた。
 負傷者が出たため前半のロスタイムは5分。アンゴラはそのロスタイムに最後のチャンスを迎える。47分、ラブがうまく反転して右足で惜しいシュートを放ったが、ミルザプールのファインセーブに阻まれて先制点はならなかった。

 後半も前半と同様の展開。アンゴラは攻めながらも明確なアイディアが感じられず、イランは守備を固めながらも時折危険な攻撃を仕掛けていた。試合が動いたのは60分。ゼカランガが右サイドから上げた絶妙のクロスをフラビオがヘディングで押し込んだ。その3分後にもアンゴラにチャンス。メンドンサのエリア外からのシュートがゴール横に外れて追加点を逃した。

 アンゴラも負傷のため戦力を失い、そこをイランに突かれてしまう。75分、マダンチの蹴ったCKにソーラブ・バフティアリザデがヘディングで合わせ、ボールをGKの背後へ送り込んだ。そのまま1-1で試合終了。イランもアンゴラに劣らない戦いぶりを見せたが、技術的・内容的にはそれほどレベルの高い試合ではなかった。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/headlines/20060622-00000028-spnavi-spo.html


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