2006.12.22 in ozu

最近のストレスの原因は写真が撮れなかったことです...........

しかし週初めに風邪を引いて寝込んでいましたし、その後もいろいろと原因があって撮りに出れていなかったんです。
この写真を見て頂くと解ると思うのですが、撮りに行きたくなかった要因の一つである「広角系ズーム」が解消されました。
このレンズの前評判を聞いていてかなりの期待をしていました。
だから過度の期待を持って撮っていたのも事実です。
でも聴いて感じた以上の出来のレンズであることが容易に解りました。
写真の写りの良さを測るものに「解像度」という判断基準があります。
全面でいかに描写力が豊かで、細部まで写るのかを調べる測定方法です。
写真を見て頂くと解りますよね。
全面にピントがあっていて彩度が低くても豊かな階調表現が出ていることにすごく満足しています。
満足という言葉では言葉が足りないのかもしれません。
正直な事を書くと「なぜ今まで買わなかったのだろう？」と疑問に感じているぐらいです。

おいらはレンズに金を掛けないようにして生きてきました。
おいら自身はお金を掛けるに値しない人間だとずっと考えて生きてきました。
納得できるものを手にしてそれを使って生きる方が良いことをこのごろ良く感じます。
なんでも買うことには「欲望」が関係しています。
しかし我慢して我慢して我慢して我慢してやっと手にすることが出来るほどのものというものは納得できるものでなければ報われないと感じます。

前回もLレンズを買う際にはローンして買いました。
でも今回の買い物というのは前の買った感覚と違って直ぐに実感できることの大きさを感じます。
撮って直ぐにMacに取り込んで見れることは非常に大きいですな。
またフィルムや現像代にお金がかからないことはお金の出ていく量というのが違うので納得できるのです。
前回はフィルムだったのでレンズを買って、フィルムを買って、撮り現像し、おまけにプリントもしなければならないことは安い給料しかもらえない立場としては非常に辛いものでした。

加えて今日は久しぶりに [Ozu] に撮りに行きました。
おいらは[Ozu]が大好きなんですな。
よってかなり気分転換になりました。
明日も撮りに行けたら行きたいものです。
石畳が綺麗で家々も風流な趣があって非常に好ましい古い町並みが残っています。
古都と呼ばれる[Uchiko]ほどは古くはありませんが、明治から昭和初期ぐらいに掛けてぐらいの建物が多い町ですな。
おいらは昭和初期以前の趣の町並みが好きなので、1年に一回は歩くようにしています。
出来るならばもっと頻繁に行きたいと考えてるぐらいなんですがね。

残念なことがあります。
このJPEGという圧縮は非常に素晴らしく美しいといわれている画像の圧縮形式だとされています。
またほとんどのカメラではJPEGに記録されるようになってもいます。
しかしこの写真を見る限りではすべての階調の美しさが反映されていない事を感じます。
RAWで撮るようになり、そこから現像するようになって余計にそう感じるようになりました。
さらにPhotoshopで加工していますのでデータの劣化が出てきます。
Photoshopというのはデータを加工するたびにデータに劣化を起こしていきます。
元また基となっているデータはRAWでISO100で撮ったものですので非常に機微を感じることが出来るのです。
RAWから現像する際に行う色調の調整は何度行ってもJPEGにする際には色調を変えることによる劣化というのはほとんど無いと言われています。
確かに劣化が起こることは確かですし、全くないといえば嘘になります。
しかし現像というのはデータをエンコード（圧縮する）ことです。
圧縮によって起こる劣化というのは絶対に起こりますし、起こらない方がおかしいぐらいです。
またRAWデータというのは保存して認識し現像できる状態のものであるならば何度も現像できるのでこれが銀塩と違う店ですな。
RAWデータというのは複製できます。
おいらはこの複製というのが嫌いなのでなるべくしないようにしていますがね。
データを動かすことによっても劣化というのは厳密に言うと出てきます。
また全く同じデータを作り出すことはデジタルになって簡単になったと言われていますが、これには語弊があります。
コピーが簡単にできるという信者のような人がいますが、完璧にデータをコピーできるのであれば世の中にバグなんかは存在しない訳です。
まあ極論ですがね。
このように考えていますから、データ移動というのはほとんどしないようにしています。
さらにCFカードからカードリーダーでデータ読み込みし、バックアップDVDを作るまでは他に移さずに読み込んだデータをバックアップするようにしています。
最も良いバックアップ方法はカメラから直にMacに繋いで直でDVDへデータを移したり、画像データをミラーリングでいくつか取り、保存用HDDを作ってそれを画像を認識するときだけ用いるようにすると最善なのでしょうね～。
データ保存の方法に関してはあんまり詳しくないのでおいらの中での最善の方法なのですが.....

RAWデータというのはプリントする際には必ずJPEGにしなければならないことはもったいないとさえ感じるぐらいです。
これからも良い写真に出会えるように最善を尽くしていきたいと願っています。