ぴんとぐらす

Jazz Rock Photo & Essay

Full Moon

2006年04月15日 14時28分37秒 | 
私が10歳の時アポロ11号が人類初の有人月着陸に成功

テレビを見ながら実際の月を見上げて
とても不思議な気持ちになったのを覚えています。

このとき宇宙飛行士が月に持っていったカメラが
ハッセルブラッド社が自社のカメラを
宇宙空間で使用できるように改造した
スペース仕様のモデルです。

NASAが公表したアポロ計画で撮影された写真は
何度も使いまわされた
クオリティーの低いものでした
それを今までハッセルの実力と思っていた私達の前に
やっと今になって貸し出された約900枚のリバーサルフィルムのマスターを
デジタルスキャンした写真集が1999年に
Full Moonというタイトルで登場しました。

この写真集を見るとハッセルの描写力もさることながら
宇宙飛行士の心の中まで読み取れるようなカットも随所にあり
ただの月面写真集とは同じ棚に収まらない作品になっています。

また月面でのカットはモノトーンの地表が
モノクロフィルムで撮影したかと思わせるほどの色調で
小さく写る着陸船にだけに色があるという
不思議なカットが印象的です。

今でも月面にはハッセルのカメラがそのまま置き去りになっていますが
それを回収できるのはいつ頃になるのでしょうか?

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
かっこ良いですね・・・ (harasawa)
2006-04-16 12:02:06
シルバーグレーのELXはかっこう良いですね!

うちの553ELXはノーマルですので・・・

最近使ってないなぁ・・・使っているのはもっぱら203FEです。
返信する
実は私も (mukunohige)
2006-04-16 19:24:38
harasawaさん、



実は私も最近使ってません

このカメラとフレックスボディーとリンホフは

気合を入れないとダメなんですよね。



こちらではやっと桜がほころび始めましたよ

でも高山村の桜は後2週間はかかるかなぁ
返信する
疑わしい月面で撮影された写真 (スパイラルドラゴン)
2007-11-19 12:08:25
こんにちは。
私はハッセルブラッドの愛好者の一人です。
さて、ハッセルブラッドの月面仕様は、フォーカシングフードを開けなければ、ファインダーを覗けないタイプなので、「アポロ11号で月面に降り立ったオルドリン飛行士」は、写真の構図に?マークがつきます。
http://www.k2.dion.ne.jp/~fusion88/LOVELOG_IMG/83A837C838D01.jpg
カメラを目線の高さに構えて撮影したように見えませんか?
返信する
スパイラルドラゴンさんへ (mukunohige)
2007-11-19 17:42:03
ハッセルをお使いなのですかぁ
私も6X6の律儀な正方形が好きで他のカメラも持っているのですがいつもハッセルばかり使っております
ハッセルのお仲間として今後ともよろしくお願い致します

さてハッセルのスペースカメラの件ですが
アポロ11号ではhasselbladEDCというカメラが使われていたと思います
http://www.hasselblad.com/about-hasselblad/hasselblad-in-space/space-cameras.aspx
↑このページの一番下にでているカメラです
このカメラは現代でも測量用に使われるhasselbladMK70がベースになったようなカメラでフォーカシングフードは愚かファインダーさえ無い目測カメラです
(もしかしたらbiogon60mm用の外付けファインダーがあったかもしれませんが)
おそらく被写体に狙いをつけるために撮影者は目の位置で大体の見当を付けて撮影していたのではないでしょうか
ですから高い位置で撮影しているのだと思います
写真などを見るとカメラ自体は宇宙服の胸の辺りにホールドされているように見えますがおそらくは取り外しが出来るのでしょう
またスペースハッセルにファインダーが付いたのは
アポロ18号あたりからのようです
その時のファインダーは90°のプリズムファインダーが付いております

私はスペースカメラについてはあまり詳しくないので
この程度のお返事しか出来ませんが
どーかご勘弁を
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