ぴんとぐらす

Jazz Rock Photo & Essay

ジンジャー・ベイカー Ginger Beat!@コットンクラブ

2012年11月24日 16時33分40秒 | LIVE
心に音の塊がへばりついて未だ離れない!

11月22日木曜日 コットンクラブへジンジャー・ベイカーのJAZZユニットを観に行って来ました!!
ジンジャーと言えば怒れしドラマー
というイメージが僕にはあるのです
それは彼の風貌や発言からも分かるように
決して人に媚を売らない頑固な性格と
一徹に貫いている生き方みたいなものが
そう見せてしまうのかもしれないが
あの荒々しさはドラムが怒っている!と思えるのです
ミュージシャンは皆心優しきアーティストとは限らない
彼のような表現者は稀ではあるが
その魅力は他者では表現出来ないものがある と思うのです

今回のLIVEはジンジャーを含め3人がリズム隊で
サックスのピー・ウィー・エリスが色を付けるという
楽器の組み合わせとしても面白かったです
ジンジャーの叩き出すリズムはアフリカンな要素が満載で
まるでアフリカンビートのジャズといった感じ
リズムだけを聴いていると軽いトランス状態になりそうになるけど
それをピー・ウィー・エリスのサックスが解いてくれる
そんな事が繰り返し起こる不思議な体験でした
ジンジャーのドラムは低音が強調されたセッティングになっていて
ベースドラムのキックは73歳ではあっても流石で強力なビート感を味わえました
そこに強烈なコンガが加わりビート感が増していきます
コンガといってもサンタナとはまた違うジンジャーと同調したかのようなビートなんです
ジンジャーはコンガの事をリードドラムと呼んでいました
そこにウッドベースが加わるとこれまた不思議なリズム感
ビートが全てアコースティックって所が原始に近いアフリカのリズムのようなものをイメージ出来ました

このLIVE進行はジンジャー本人がやるんですが
セットリストをまとめたようなものがジンジャーのフロアータムの後ろ辺にあって
ジンジャーはそこから次にやる曲をその場で決めて演奏する
みたいな事だったんですが
曲間でいちいち後ろを振り返ってマイクが無い所で喋り出しちゃう所が
ダサかっこ良かったです

ジンジャーは終止人を寄せ付けないオーラがあって
入場や退場も
演奏に来たぜ!じゃ帰るぜアンコールなんてあると思うなよ!みたいな感じで彼らしい?一面が見れました はい

サックスのピー・ウィー・エリスは僕と真向かいだったので色々とコンタクトが取れました
僕が送ったグット!のサインも返してくれましたし差し向かえでサックスを吹いてもらっているようで
なんとなくラッキーでした

ちなみに僕はこのLIVEの為に5時間半コットンクラブの前に並びました
そのうち4時間は僕一人だけでしたけど、、、、
でもそんな事は吹っ飛ぶくらい刺激的なLIVEで僕は大満足で帰路についたのです

追記
リズム楽器というもは特にドラムなどの打楽器は実際LIVE会場行って体験しないと
本当の体感は出来ないと思います
どうか動画サイトなどで自己判断はしないで頂きたい
たとえレコードやCD音源だとしても実際の音とは違います
会場で直に伝わってくる空気の振動をその場で味わってみる事をお勧めします

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (kk)
2012-11-26 00:06:13
ジンジャー・ベイカーのドラム大好きです。
伝え聞くキャラもおもしろくて本当はどんな人なんだろう?と興味津々です。
年取って丸くなってほしくないです(笑)

『演奏に来たぜ!じゃ帰るぜアンコールなんてあると思うなよ!』にウケてしまいました(笑)

打楽器は実際に聴かないと本当に体感できないというお話もとても納得です。不思議ですよね。
返信する
kkさんへ (mukunohige)
2012-11-28 19:09:05
いや~
ここまでくればもう丸くなりようがない、、、、
と思いますよ^^

いいんです!彼はそれでいいんです!!^^
返信する

コメントを投稿