昔乙女たちの裁縫教室

TANAKA師匠の教室に通う昔乙女の 教室レポートと裁縫日記

11月6日 ヤシャブシ染め(グレイ)

2023-11-06 | 草木染
真っ白な晒一反をグレイに染めました。



西風の強い曇り空の一日、
脱水した後物干しに吊るし終わったところです。
風が強いので、干している傍らから乾燥します。
ブログの投稿が終わったら、アイロンをかけて作業終了です。

先月採取してきた夜叉附子(ヤシャブシ)の実を乾燥させて染めたものです。



山野を歩くと、どこにでも転がっています。
昔既婚女性が塗ったというお歯黒の染料なのだそうです。
柿と同じようにタンニンが強いので、
染まりやすいようにたんぱくを入れる下処理は不要です。
鉄媒染一回では薄いような気がして、2回繰り返しました。

染めた晒は、古布展用に作るワンピースの裏布に使おうと思っています。
普段は紺の新モス(よく男性用長着などに使われています)を使っているのですが、
ちょっとこだわってみたいと思ったわけです。

晒なので木綿ですが、シルクやウールを染めれば
さぞかし艶のある灰色が出るかもしれません。
アルミ媒染では黄土色になるとの情報です。

上品なグレイなので、近いうちにストールを染めてみたいと思っています。
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