ホワイトバンドその後【メモ】

ほんっとに、「ホワイトバンドで ひと儲けさせてもらおうぜ♪」てな声が
聞こえてきそうだ。なんだこの莫大な金額は！

９／２１の日記で触れた「ホワイトバンド」の9/30までの収支報告書が
11月８日、オフィシャルホームページに発表された。
「ほっとけない 世界のまずしさ」
http://hottokenai.jp/whoweare/01_04.html（ＰＣのみ）

ホワイトバンド9/30までの売り上げ、約３２２万個。
総額９億６５９１万６６００円。

この１円たりとも、世界の貧困撲滅の直接的援助にはならない。

製作費、流通費、宣伝費、NGO団体他の活動費になる。
寄付による援助活動が焼け石に水とはいえ、
「貧困をなくそうと訴えるのが主旨」の活動がこういうものだとしたら、
寄付のほうがよっぽど 直接 役に立っていると思う。

こんなプロジェクト、実質なんの役に立っているのか。
関係者が潤っているだけじゃないか。

ああもう、一個たりとも売れて欲しくないよホワイトバンド。
だって、買った人ほとんどが「寄付されるんだと思った」って言うんだよ。
騙されてるんだよ。広告が紛らわしいんだよ。JAROは何やってるんじゃろ。

これから買う人は、
【売上金は プロジェクト関係者（貧困で苦しんでいない人）に流れる】
ということを確認した上で買って欲しい。

レジの人、会計するときに一言いってくれないかな。
「貧困に苦しむ人には実質１円も寄付されませんが、よろしいですか～？」

それで買うなら、騙されてるわけじゃないから、許せる。
買う人の自由だもん。

－－－－－－－－

この収支報告書も pdfファイルでしか読み出せないようになっていて、
読むのにも一手間かかる（－"－）。
第一、ＰＣを持っていない人がこの報告書を見たいと思ったら どうすればいいの？

新聞に載せるのも莫大なお金がかかるし、
報告ペーパーを作るのにもお金がかかる。郵送費もかかる。
（人件費も取るのだろう、どうせ。ボランティアがやればいいのに）
その分のお金をもっと有効に使える手段は たくさんあるはずなのに。


まだ報告書の全部をキチンと読んでいないので分からないが、
「日本って、中国って、こんなにお金がかかるの？」というのが正直な感想。

＜例＞
・ホワイトバンド製作費（袋,台紙含）…＠６０円（※中国製作）×30万個製作
・ホワイトバンド製作費（袋,台紙含）…＠５０円（※中国製作）×約291万個製作
●中国で作ってもこんなにかかるものなんでしょうか？
ちなみに鋳型費用は含まれてません。

・店頭ディスプレイ箱製作費…＠１８０円　×約24000個製作
・店頭ディスプレイ箱製作費…＠２００円　×16400個製作
●印刷業界の方、相場をご存知でしたら教えてください。
※私は劇団のチラシやＣＤしか作ったことはないので正確なことは分かりませんが、
安い業者に頼めば この半額くらいに収まるんではないかと思っています…
だって、モノクロ印刷の箱ですよ？　印刷屋がボッタクっているか、
デザイン代とかに膨大な金額が流れているとしか思えない。
どっちも定価のない業界だからなあ…

・オフィシャルＨＰ製作費…３００万円
・ブログ製作費…１０万円
●このへんは、もう、「どうにでもいえる価格」というか…(^^;
昔 とあるプロジェクトでデータ管理プログラムの製作を依頼したら
「100万～500万の間で」と言われたことがありますから。
ぶっちゃけ、「作る側の気持ち一つで価格が決められる世界」だそうです。

・地代家賃…２５０万円
●なぜそんな高いところを借りる必要があるのか？頭金、敷金などの内訳は？
・水道光熱費…５０万円
●なぜこんなにキッチリした金額なのか？そして何か月分？内訳は？

ああもう、書ききれない。　日を改めて「続く」！


＜ＰＣの方は参考までにどうぞ＞
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この記事の他にも書庫「ミジンコラム」内に ＷＢ関連記事があります。
ずいぶん以前からアフリカ支援活動に参加されている方のブログです。