ムックぶひぶひ日記 いくら盛り

湘南育ちフレブル寄りのボストンテリア「ムック」から、ボストン寄りのフレンチブルドッグ「いくら」にバトンタッチ

コワイもの見たさ?

2008-07-17 | ムックの体

ムックは今週、またまた東京におのぼりさんしました。
ん??その先はどこ?もしかしてまた病院

今回、赤坂動物病院で「内臓の心配はないのでは?」と診断してもらっても悩んでいた飼い主。
あとは大学病院で診察も兼ねてのCTをしてもいいのでは?それなら紹介が必要との事で
やっぱり家の近くの病院の方がのちのち楽。赤坂までは遠いからね。
でも紹介してもらっても希望の先生にお願いできるかわからないし、
希望を出すのも近所の病院からは難しそう。
何より時期がいつになるかはっきりしない。どうしようー。
このままでもいいのかな?とりあえず急にどうにかなるって訳でもなさそうだし。。。

そんな時、ブログ&実家の近所友達のはなちゃんのままが心配して教えてくださいました。
東京の下町に動物のブラックジャックがいるよ!心配だったら診てもらったら?って。

実はムックはこの10日近く今までに無い位、調子が良かった。
1回も鳴いてないし、前脚が地面につけない事もない。本人も元気そうになってきた。
だからどうしようかなー・・・と。

あとはね、この病院にかかったはな家もエリン家も先生が半端なくコワイって言うんだもの
悔し泣きしたって言うんだもの・・・こんな一見元気な状態で行って怒られないか?
でも、悪くなった時に行くともっとすっごい怒られるよ~との事で
コワいもの見たさもあり(笑)勇気を振り絞って行ってきましたよ。はるばる錦糸町まで。

色々書きたい事はありますが、時間もないし長すぎちゃうので
印象に残った部分だけ掻い摘んで記します。
まず病院に到着したら、平日なのに沢山のワンコが順番待ちをしていた。
私はじゃあ、ちょっと落ち着いて待ってましょ♪と思ったら、即呼ばれた。
初診で院長指名したから、緊急か?と思われたのか?

院長先生(以下Dr)に色々、今回の経過を話しているすきにムックは足から血を抜かれ血液検査。
そしてレントゲン(首も腰も)その間の作業はすごく早い。先生曰く「この子は見たところ平気だと思うけどなー」
まあ、この間にも私の話で先生は怒り心頭してきているのだが、まだ噴火せず
Dr:見たところ平気だと思うけど、あとはCTか○○○○(肝心なところ忘れた別の判断方法)だね。
Y:えっと、CTとかは麻酔が必要ですよね?ムックは以前、去勢手術をした時に導入剤で異常反応を起こし中止した事があるんですが・・・。麻酔がコワいのですが・・・
Dr:何言ってんの??麻酔なんて怖くない!!だいたい(当院では)CTは麻酔を使いませんっもーホント!バカばっかり!!その時去勢しておけば良かったのに!
Y:えっ
Dr:○○○○は麻酔するけどCTは使わない!だけど高いよ~!どうする??
Y:・・・。(どうしよう)
Dr:あのね、今のこの子には必要ないと思います!そりゃ、ウチはやってもらった方が良いよ!儲かるから!だけど、必要ないっ!
Y:そうなの・・・

ムックはレントゲンで首から背骨まで撮ってもらった。Dr曰くブルドッグ、フレンチ、ボストンなどの短頭種はほとんど全部、背骨や頚椎の奇形や異常がある。だけど、この子はボストンにしては綺麗な骨をしています (ホント!!?でも、骨に老化が始まっている部分もある。肩もおかしいね。ところどころ(骨が)出ている部分が刺激して痛い時があるのかもしれないけど、この子は今後ヘルニアも出ないかもしれないよ。神経でもないし。いい??足が麻痺して立てなくなったらすぐ来なさい。だけど覚えておいて!動けなくなっても24時間以内に手術すれば、必ず立てるようになるからねっちょっと神経質になってるんじゃないの?少し様子を見なさいっだって。

わかりましたー!ムックが動けなくなったら、夜中でもたたき起して診て頂きますよ!

その後も、色んな話でガミガミDrの地雷を踏む
Dr:何食べさせてんの? Y:ドライフードと・・・肉もトッピング・・・
Dr:ドライ・・・(ふぅ・・・溜息)ドライフードがどうしてあんなに長持ちするか、考えたこと無いの!?馬鹿じゃないの!原価料いくらのものかわかってる?
100グラムいくらの肉を使ってますか?

Y:90円(ムックの鶏ささみの値段を言っている)
Dr:馬鹿かっ!安いのでも200円はしますよ!国産だったら500円以上するっ!(←どうやら牛肉の事を言っているらしい)それと同等でドライフードを作ったらいくらになると思いますか?
Y:(アタシはド庶民なんだよ。国産牛の相場なんか知らないよ)でもムックはアレルギーがあって、食べれないものもいっぱいあるんです。(アレルギー検査表を差し出す)
Dr:こんなのデタラメ!だいたいさぁ・・ナマズとか食べさせた事あるんですかっ?アヒルとか食べさせた事あるんですかっ!?(どんどん声が大きくなる)
Y:(ちょっと吹き出しながら)アリマセン・・・(アタシだって食べた事ないよ)
Dr:犬は肉と魚、芋、米を食べさせていればイイ!!ドライフードは止めなさい!毛艶だってもっとよくなる!
以下、肉骨粉から狂牛病の話にまで進む・・・
確かにアレルギー検査表はヘンな食べ物もいっぱい載っているなぁ~とは思ってたけど

フィラリアについてはこんなカンジはなちゃんブログを引用させていただきました)
つまりフィラリアの薬は犬に悪影響だと。でも、その時に近くに居た若い先生が「この子(住んでるの)海のそばですよ」と言うと、
Dr:う、うぅ~ん。じゃあ、散歩行く時は人間用の虫除けでもスプレーして!
Y:マジっすか?(DAIGO風にツブヤいてしまった・・・)
Dr:あのねぇ・・・(呆れた風に)人間のものはまずネズミで検査しますね。じゃあ、次は何でやりますか?え?(すぐ質問してくる)ビーグル犬ですよっ!年間に7000頭(だったか?)ものビーグル犬が人間の為に犠牲になっている!人間のモノが一番安全なんだっ!(そしてヒートアップ・・・
フィラリアは今12月までお薬が出てるんだけど、そんなに長い期間必要なのかな~とは思っていた。
だって1年のうち4ヶ月しか飲まない期間がないんだもの。

こんな診察が続いたのだが、実は私は可笑しくて可笑しくてしょうがなかった
だってさ、ムックを診察台の上に乗せて向かい合って話をしていたんだけど
ムックは争いごとの大嫌いな超平和主義
先生の声が大きくなる度にムックが「そんな怒らないでぇ~という風に
濃厚熱烈チュー攻撃でガミガミDrの口をふさいじゃうんだもん
Drも動物には優しいらしく「そうなの・・・そうなの・・・うん、モゴモゴ・・・と、豹変するのだ
1発目は声を出して笑ってしまったが、もちろんDrは笑わず
でも、近くにいた女性スタッフも「先生、大きい声出さないでーって、言ってるよ!」と、笑ってた。
ムックがチューする度に私は笑いをこらえるのに必死。わき腹ツネって我慢しましたよ
それからも何か先生の事がツボに入ってしまい・・・私の顔はユルんでいたと思います。
ムックは春からの病院通いで狂犬病の注射がまだだったので、ここで打ってもらって終了
他の患蓄さんオーナーは慣れているのかだれも叱れられていない。
余程目立っていたのか?私は帰り際にフレンチさんを連れた飼い主さんに「頑張ってくださいね!」と声を掛けてもらった

下町の恐い先生=「ヨボヨボの頑固ジジイが古い建物で一人でやっている」と勝手に想像を膨らませていたが
院長先生は思ったより、ずっと若かった。微妙にカラーリングしてたし?、眉カットしてたし。(ドコ見てるんだ?アタシ。笑)
若いスタッフがいっぱい居た。建物も新しそうだった。
動物病院はどんなところでも、多かれ少なかれ賛否両論あるだろうし、相性や好みもある。
一概には言えないけれど、私はこのガミガミDrが結構好きかも(決してMっ気はないんだけど)
一大事の時にはまた、診てもらいたいな・・・と思いました。

何より「大丈夫、CTなどの検査は今は必要ない」って言葉をどこかで待っていたのかもしれません。。。
だって、素人なんだもの。自分じゃ決められないよ
やっと、スッキリしました。しばらくは病院通いもやめて、フードを全て手作りにして様子を見てみます。(イイって言われた事は何でも試してみたいので)

色々お騒がせで心配してくださった皆様、ありがとうございました。
はなちゃん家、エリン家、愛知のボストン飼いさん、情報をくださってありがとう!感謝しています
そして、こんなに長くなっちゃった最後まで読んでくださった方、ありがとう~


ムックは気遣いから?家に帰って爆睡よく頑張ったね