遭難事故

山でのツアー遭難事故の報道がここ連日です。

お亡くなりになった方も多く本当にお気の毒です。
ご冥福を祈り申し上げます。



こういう山での遭難事故を見るたびに
　過去の当店のスキーツアーを思い出し、
　　私は背筋がぞっとする。


津軽富士として名高い『岩木山』





オフピステ好き、春スキー好きの隊長は
この岩木山に魅了され、メンバーを募って
多い時は45名ほど参加のバスツアーをやった。
もうかなり昔の話だけど、7年間続けたツアーでした。

店のスタッフたった3人ではとても手不足。
快くスタッフになってくださった店の常連さんの
力強い援助で大きな事故も無く7回のツアーも
無事終了できた事、今でも本当に感謝してます。



思い返せば、
毎回ツアー前にスタッフ全員で念入りなコースの下見も
結構大変な仕事だったし、強風で吹き飛ばされそうになり
岩にしがみついて移動した事が鮮明に思い出されます。


ツアー本番には、転倒し雪を被った川岸に逆さまに
　引っ掛かり落ちそうになった参加者を
　　救助する事態もあった。

参加者が集団で休憩した場所が、大きくセリ出た
　セッピだった事が下山途中で振り返って知り、
　　ぞっとした事も・・。

岩木山を熟知した参加者が先にどんどん下りて
　しまった事に気づかず、見失って迷ったモノと思い
　探しているうちに他の参加者を沢一本間違えて
　誘導してしまい大幅に時間ロスし、
　麓で待っていたバスを予定時間超過で
　心配させた事もある。

戻る、中止する勇気、続行する勇気、その判断力。　
　単独行動で無いだけにその決断はとても難しい。

『ご苦労様慰労会』の準備の為にバスに居残った私を
乗せて降りてきそうな出口を探してバスで行ったりきたり。
あの時の運転手さんにはとっても親切にして頂き
　物凄く助かった。



スキーの足前もいろいろ、足並みが揃わない、
自分のペースで行動できない。
いろんな規制もありながら数グループの
先頭に立ってリードしてくれたスタッフの常連さん達。
そして参加の皆さん、本当に有難う！

危機一髪の事もあったけど、
　あの時今回の大雪山のような
　　大きな事故が起きていたら、
　　　今日のメンテナンスショップタカセは
　　　　無かったとつくづく思う。