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歴史と暮らしを変えた化学 第9回 NHKラジオ

保存してあったNHKラジオのバックナンバーです。

歴史と暮らしを変えた化学 第9回

東京大学非常勤講師・元法政大学教授…左巻健男

学習メモの抜粋。


間違いあれば、
私の聞き間違いか、理解不足です。
また、" "内は感想です。

今回は第9回、プラスチックがもたらした変化。

・プラスチックは日本語では合成樹脂という。

・ギリシア語の
プラスティコス
から取られた言葉。

可塑性という意味。

・弾性は力を加えると変形するが、
力を取り除くと元に戻る性質。

・塑性とは変形したままの性質。

・合成繊維と同じく合成樹脂は、
モノマー → ポリマーで作られている。

・プラスチックは、
熱可塑性と熱硬化性に分けられる。

・熱可塑性は、
金属で作った金型に入れて硬化させるとその形が残るもの。
加熱すると柔らかかくなり、押し出し成型ができる。
分子形状が割と鎖状につながっている。

代表的なものとしては、
ポリエチレン
ポリ塩化ビニル
ポリスチレン

買い物袋、入れ物は熱可塑性でわりと作られている。

・熱硬化性は、
加熱すると硬くなる。
分子が3次元に網目状につながっている形。

代表的なものとしては、
フェノール樹脂(ベークライト)、人類が初めて作り出した人工的な樹脂。

机の天板など熱いものを載せても変形しない。


・1951年ごろ、ナイロンやポリ塩化ビニルで作られるようになり、
薄いシート状のものをビニールと呼んでいたため、
材質が違ってもビニールと呼ばれるようになった。

”これ社会人になったばかりの時に大変困りました。
当時はISO14000関連でゴミ箱がゴミ種類別になる時でした。
なので、
「これ材質が判らないのですが、『ビニールごみ』で良いのでしょうか?」
などと良く聞いたものです。”

・合成樹脂の誕生について、

・まず始めは、
エボナイト1943年誕生。
黒檀(エボニ)に似ているため名づけられた。
天然ゴムに30-50%硫黄を混ぜて、型に入れ加熱硬化したもの。

・次はセルロイド、半合成プラスチックと呼ばれる。

・ビリヤードの球は象牙であったが生産が追い付かなくなり、
代用品の発明に懸賞がかけられた。

楠のしょうのうという物質とニトロセルロースを混ぜると、
硬くて弾力のあるものが得られた。

1868年に工場で生産開始した。

・セルロイドの問題点
高温になると発火する。
また少し温度が高くなると変形し、変形したままになってしまう。

セルロイドは加熱するとすぐ変形するので、
品質の良くない代用品というイメージであった。

・1889年、カメラのフィルムにセルロイド製を用いた。
エジソンも映画用のフィルムにセルロイドを使用した。

・映画が娯楽となった時代を、セルロイド時代と呼ぶ。

・セルロイド(ニトロセルロース)はすごく燃えやすい。

・1907年、ベークライト(フェノール樹脂の一種)の発明。
絶縁材料として使われた。
石炭系(アセチレン)から作られた、
完全な合成樹脂だった。


・熱可塑性のポリエチレンについて。
融着しやすいので袋としてよく見られる。

・製造方法は2種類ある。
高圧法
低密度
レジ袋

低圧法
高密度、高分子の枝分かれが少ないため。
ポリ容器


・4大プラスチック
ポリエチレン
ポリプロピレン
ポリ塩化ビニル
ポリスチレン
構造はよく似ている。


・プラスチックの弱点として、
微生物などに分解されにくく、
環境に残ってしまう。

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