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恐竜学入門(10) NHKラジオ

恐竜学入門(10)、9/6放送分。

学習メモの抜粋です。

間違いあれば、
私の聞き間違いか、理解不足です。
また、" " 内は感想だったり私が追記したものです。


10.最新研究その2 恐竜の声研究

・恐竜の色は分かっていないが、
少しずつ分かりつつある。

・恐竜の声は分かっていない。
恐竜の最大の謎の一つ。

・パラサウロロフス
(ハドロサウルス科、北米、白亜紀後期)は、
声が分かっているのではと言われている。

トサカが空洞で鼻腔につながっている。

CTスキャンで形状を撮り、
コンピュータシミュレーションで、
再現した声は、
低周波数の低い声だった。

低周波数は遠くまで届く。

・縄張りの主張や、求愛など、
コミュニケーションに、
使われていた可能性が考えられている。

"歌って楽しんでいたのかもね。"

"可能性という言葉は難しいな。
『分からない』と、
『思う』や『考えられる』と、
『かもしれない』と、
『可能性』とは違うと思う。"

"過去の事実に関して、
可能性という言葉はありなのか?。"

・福島県立博物館の吉田純輝氏を中心に、
講師たちの研究チームが、
恐竜の声が分かるかも?という研究をした。

・吉田氏は喉の研究をしている。
舌や声帯を支える骨は舌骨(U字型)。

喉頭骨(人間は軟骨)の奥に気管がありその先が肺。

異物を排除するため、
食べ物を飲み込むために、
発声に使われる。

・ワニは舌骨を使い、
舌で喉を閉じることで、
水中に潜れる。
(吉田氏の研究)

・ピナコサウルス(アンキロサウルス科)
2015年の米研究者の論文で、
舌骨が残っている、
鳥のような他の動物には見られない、
特徴的な構造であったのではないのかという、
発表があった。

・↑吉田氏は舌骨ではなく、喉頭骨ではないのかという発表をした。
多くの動物では喉頭骨は軟骨である。

・↑なぜ軟骨の喉頭骨が残ったのか。
アンキロサウルス類は、
鎧化(骨化)しているので、
本来軟骨だったものが骨になってしまったのではないかと、
講師は思っている。

・パラサウロロフスの『声』が、
本当に声なのかは、
講師は疑問に思っている。

吹き出す気流の強さで、
多少の調整ができたろうが、
声と言って良いのかは疑問。

・声とは、
喉の声帯(音源)があり、
気管があり、
喉があり、
鼻腔があり、
口の中の下や頬っぺたや唇の動きで、
音として出る。

声帯から口まで、
声道という。

・鳥は声帯がなく、
鳴管という逆Y字の音源がある。

・ワニは声帯ほどではないが、
音源がある。

大きな肺があるので唸り声が出せる。

それ以外にも2,3種類音が出せる。

・ダチョウは喉の部分で、
低音でコミュニケーションする。
高い音は威嚇。

・鳴管はほとんどの鳥にある。

・カラスは鳴管で発音し、
喉の部分の機関で、
音を変化させる。

・鳥は結構複雑な音を出せる。
九官鳥みたいに。

・恐竜時代の鳥に、
鳴管があったという発表がある。
南極から発掘されたヴェガビス。
鳴管が化石としてしっかりと残っている。

キジ、カモ類に近いと言われている。

・鳥で一番原始的なのは、
ダチョウ、エミューなど走鳥類。

次に原子的と言われているのが、
キジ、カモ類。

・ピナコサウルスは、
喉頭骨は楽器なのではないかと発表した。

音源があって、
喉のところでこの骨が喉の形を変えて、
複雑な音を出していたのではないのか。

・鼻腔の恐竜研究者がいる。
アンキロサウルスやエウオプロケファルス(アンキロサウルス科)には鼻腔がある。

鼻腔の役割としては、
音を共鳴させる、
体温、水分の調整、
が考えられる。

2018年に、
体温調整だと発表された。

が、音を共鳴させるものではないかと、
講師たちは研究を進めている。

・口の中の構造を知るのは難しいが、
データを集めている。

・声を知る方法の一つとして、
耳の構造を知るという方向がある。

・蝸牛を見ると恐竜の受信音の周波数が分かってきている。
恐竜の場合は真っすぐな長い管。

ヴェロキラプトルは、
2400-4000Hzの、
高い音を聞けるという発表がある。

カラス、ペンギン並の高さの声。

・ティラノサウルスは、
蝸牛が長いので、
低い周波数を聴いていたと言われている。

・高周波数は遠くまで届かないが、
解像度が高い。

・講師たちは恐竜の声を再現する研究を行っている。

音源は分からないが、
喉の形の変化は分かりそう、
鼻腔も開けたり閉じたりでの変化が分かりそう、
口も開閉は分かりそう、
舌の動きは良くわからないが、何となく出来そう。

音源は分からないが、
耳の構造から、
周波数を推定しようとしている。

それにより、
もしかしたら恐竜の声が再現できるかもしれない。

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