mtchiba world

投資、読書、車、旅行、いろいろなことに興味を持つmtchibaが、脈絡なく語ります。

スティクス~これも産業ロックなのか

2006-02-28 22:47:38 | 音楽
スティクスは1972年にデビューしたアメリカのロッ
ク・バンドです。いわゆる「産業ロック」の一員な
ので、ジャーニーやボストンのお仲間風に捉えられ
ていますが、演歌と一口にいっても歌手により個性
があるように、産業ロックもかなり幅が広いのです。

77年「The Grand Illusion」がヒットとなり注目さ
れるのですが、多分その頃FMで聴いたのが初めてだ
と思います。
自分では79年の「Cornerstone」、81年「Paradise
Theater」、83年「Kilroy Was Here」と続けて買っ
ていました。
「Cornerstone」あたりではプログレ色がかなり強
く気に入っていましたが、「Kilroy Was Here」の
ミスター・ロボットあたりで熱が冷めました。

「ミスター・ロボット」は歌詞の一部に、「ドモア
リガット、ミスターロボット」と日本語で歌ってい
ます。その時はそれで話題になったのですが、セー
ルス的な面を考え日本語を入れたのでしょう。
今でも活動しているようですが、どんな曲を演奏し
ているのか興味があります。

87年にその時点でのベスト的なアルバム「CLASSICS」
が出ていますが、ベスト盤は合理的な買い物と考え
ているので、このアルバムはお勧めできます。さら
に新しいベストも出ていますが、「CLASSICS」の方
がより彼らの原点を知ることができるように思いま
す。

ポップな作風で売れると「産業ロック」とレッテル
を貼り、小馬鹿にしていたようなかつての風潮もい
まとなってはどこへ行ったのやら。いま聞くと「産
業ロック」は売れただけのことはあり結構いいなと
感じます。

冬のJR北海道

2006-02-27 21:42:58 | 旅行
夏に旅行で北海道へ行きJRを利用すると、どの列車
も本当に混んでいます。普通列車の車両数が極端に
少なくなってしまったこともあり、首都圏の通勤時
間並の事がよくありますし、特急も指定がだいたい
売り切れで、自由席は満員でデッキに人がたくさん
立っていると言うのが、これまでの印象です。

でも実際には冬の利用者が夏に匹敵するくらい多い
そうです。利用者は観光客ではなく、出張や商用な
ど地元の人が主のようです。

北海道の道路は冬場の運転が大変です。親戚が札幌
にいますが、冬の間は仕事で札幌の市外へ出るとき
はJRを使うようです。
とくに、峠越えは絶対にしないと言っていました。
冬以外は車で行ってしまう函館など、冬になると特
急を使うと言うことで、この時期は車両の増結が多
くなります。それだけ車の利用が制限されると言う
ことです。

でもその割には北海道の鉄道はどんどん廃止になっ
ています。いまでは主要な都市を結ぶ線くらいにな
ってしまいました。
経営者の本音は、札幌周辺と札幌から函館、旭川、
帯広までの区間だけでいいやというところではない
でしょうか。高速道路の延伸で高速バスや自家用車
との競争でどんどん鉄道は分が悪くなっていきます。

数年前、観光で函館や大沼に行ったことがあります
が、飛行機で行ってあとはレンタカーという典型的
なパターンで、JRや函館の路面電車もまったく利用
しませんでした。でも、これが一番合理的だと思い
ます。

人口が少ない地域での鉄道経営は普通の発想ではや
っていけないと思います。いつまでJR北海道という
会社がもつのか、見ものです。(四国にも同じこと
が言えますし、四国の方が事態は深刻です)


レッズ今シーズン大爆発の予感

2006-02-26 01:27:32 | 南アW杯予習
浦和、G大阪下し初優勝 ゼロックス・スーパー杯 (共同通信) - goo ニュース

レッズが今シーズンも幸先よいスタートを切ること
ができました。

朝日新聞朝刊のスポーツ面でJ1各チームの戦力分析
を毎日2チームずつ掲載しているのですが、25日付
け朝刊にレッズが出ていました。
そこには「すべてのタイトルを取りに行くという監
督の発言が絵空事ではない」と書かれていました。
「絵空事」という表現にはちょっとビックリしまし
たが、随分舐めた書き方をしているなと思います。

開幕戦と同じカードになるガンバ戦を勝利したこと
により、ますます評価が上がるでしょう。まず目標
はリーグ制覇、そしてアジアです。
でも勝負事はフィギアのスルツカヤがまさかの転倒
のように、何が起こるかわかりません。

試合内容もかなり押されている時間もありましたし、
中盤がどうなのかなと思うときもありました。ボラ
ンチから前にどうやって出していくのか、横パスを
もっと減らし早めにポンテあたりに回しキープでき
ればもっといいのではと感じました。
田中達也の復帰も重要な鍵になりそうです。

ところで試合会場の東京の国立競技場はガンバ側の
ゴール裏が改修中で客席がなく入れない状態です。
ただでさえ東京なら圧倒的にレッズサポーターで埋
まるのですが、本来入るべき場所に入れないガンバ
サポーターはちらほらしかみかけることができず、
レッズの完璧なホームゲームでした。これなら埼玉
スタジアムでも同じだなと思いました。
こんな状態の競技場で試合をやること自体おかしく
ないでしょうか。

ソニーのブランド力

2006-02-25 22:34:00 | 投資
液晶テレビ、シャープが初めて首位陥落、ソニーが逆転 (朝日新聞) - goo ニュース

ブランド力というのはおそろしいものです。05年5
月17日にこのブログに「なぜかソニー」というタイ
トルで私とソニーの関係を書きました。
子供の頃の影響で、いまもソニーファンだというよ
うな内容です。

いま、液晶テレビとDVDプレーヤーの購入を検討し
ていて、来月半ばまでには買いに行こうと大体機種
を決め、家電量販店に実売価格の調査にも行ってき
ました。
テレビはシャープ、DVDは松下のものを考えています。
どこの会社も同じよな物を売っているので、どこの
ものでもいいのですが、CMの「液晶はシャープです」
が頭に残っていることと、シェア1位に敬意を表し
てというのがシャープを選んだ理由です。

日本では液晶=シャープのイメージが強いですが、
やはり北米でのシャープとソニーのブランド力には
歴然とした差があります。ブラビアが本当にいいテ
レビなのかどうかは知りませんが、ソニーが本腰を
入れて作り(液晶パネルはサムスンと合弁ですが)、
販売すればそこそこ売れます。ブランド頼みの危な
い商売だと言われることもありますが、ブランド力
というのは一朝一夕にはつきませんし、購買すると
きの大きな決め手になるものです。
まだ日本ではソニーはちょっと危なくなっていると
いう印象ですが、海外では関係ない話です。

日本の製造業の会社は輸出で儲けているのですから、
極端な話日本でまったく売れなくても輸出に特化し
ていれば経営的には問題ないわけで(ユニデンという
会社は日本で販売をまったくしていないなどのケー
スもある)、国内では販売不調でも会社全体では絶好
調という自動車メーカーもあるくらいなので、ソニ
ーという会社全体を見ればかなり視界良好になって
きたのではないでしょうか。

私もソニーをバックアップするために、テレビ・DVD
ともにソニー製にしてしまおうかな。

情報と先手必勝

2006-02-23 22:12:32 | 雑記
先手必勝、先んずれば制する、などの言葉があり
ます。もちろんその反対の急いてはことを仕損じ
るみたいな言葉もありますが、どちらかというと
先手必勝だなと思うことがよくあります。

仕事だけではなく普段の生活でもよく感じるので
すが、たとえばサッカーのチケットを手に入れた
いとき、早く申し込めば申し込むほどきちんと手
に入る確率が高くなります。

私はゴールデンウィーク中のレッズの試合のチケ
ットをもう買っています。多分近くなってからで
は買えたとしても、埼玉スタジアムの一番てっぺ
んの方だけしか残っていないでしょう。そのチケ
ットですが、埼玉スタジアムの試合は埼玉県民が
まず優先的に購入できます。それに対して一般発
売は今度の日曜日からです。
いまは○○会員だとか先行予約だとかいろいろな
手段で一般発売よりも前に買うことができますが、
レッズ主催ゲームのチケットはファミリーマート
で早く買うことができるのです。

で、そのことをどうやって知ったのかというと、
レッズのホームページのチケットの買い方のとこ
ろに出ていたのです。これくらいのことなら誰で
もわかりそうですし、ただファミリーマートに行
って機械の操作をすればいいだけなので、ごく簡
単に入手できるのですが、そういう情報すらもっ
ていない人も多いのでしょうね。
JRや飛行機のチケットにしても同じようなことが
言えるでしょう。

進路の選択でも同じことが言えていたのでしょう。
いろいろな情報を持っていて、見かけだけではな
く入ったあと本当にいいところに就職できたと言
えるようなところを上手く見つける、そしてそこ
へ入れるような準備をどんどんやっていく。

こう書いていくと単純なことなんだなと思います。
先手必勝のためにいい情報を得る。情報を得たら、
どんどん準備をする。情報と先手必勝を組み合わ
せていくことが大事だということが、もう遅すぎ
るのですがこの年になってようやくわかりました。

図書館~人を呼べる施設か

2006-02-22 22:05:06 | 雑記
コンパクトシティ(20日のブログ)のところで、街
の中心に人を呼ぶための施設として病院や大学をあ
げましたが、規模は小さいものの図書館もこれに含
めていいのではないかと思います。

図書館と一口に言っても、複合施設に入っている大
きな図書館から、町の小さな図書館までいろいろあ
りますが、ここでは大き目の市立図書館を考えてみ
ます。

千葉県北西部にある市川市立中央図書館を一つの例
とします。この図書館は市川市のメディアパークと
呼ばれる施設の一階に入っていて、この施設は二階
がホールや映像センター、三階に教育センターが入
っています。地下には音楽練習用の貸し部屋もあり、
百台くらい止まれる駐車場があります。

土日に行くとかなり賑わっていて、席はだいたい埋
まっていますし、貸出し用のカウンターにはいつも
人がいるような状態です。
「市川市の図書館2005」によれば、この図書館の1
日平均入館者は1559人(04年度)です。過去5年間
をさかのぼってみると、だいたい1600人前後のよう
です。
もちろん平日はかなり空いていますので、土日だけ
見れば2000人を上回っているのでしょう。

これで人を呼べる施設といえるのでしょうか。
文化会館のような施設では大きな公演などがあれば
そのときは人が入るでしょうが、毎日コンスタント
にとはいきません。それに比べると図書館は毎日一
定の人が入ります。

もし図書館を人を呼ぶための施設にしたいのであれ
ば、複合施設として、さらに蔵書もベストセラーを
集めるなどしていかなければならないでしょう。い
くら本の数があり、資料的に価値があっても古い本
やめったに誰も読まない専門書ばかりでは図書館全
体がただ単に書庫となってしまいます。

図書館には図書館の存在意義があり目的もあるので
しょうが、だんだん街中の公共施設には人を集める
などの別の役割も担う必要が出てくるのではないで
しょうか。



株価難しい場面に突入

2006-02-21 21:53:03 | 投資
株価がまた難しい局面になってきました。
昨年後半から上げ続けてきたのですが、ここでいっ
たん停止。これまで上げの要因となっていた外国人
の買いが売りに転じたためなのですが、ここまでと
見るか、まだこれからと見るか?

中・長期で見ると企業の業績は好調なので上がって
いくだろうという読みが成り立ちそうですが、短期
ではどうなるのかと言うことです。

日銀の動きもゼロ金利政策から方向転換しそう、ア
メリカはこれからも金利を上げていきそう、企業業
績も好調ながらここまでがいっぱいいっぱいかも、
ライブドアショックの余波で新興市場は壊滅的、な
ど下げの理由はいくらでも見つかりそうです。

社会情勢で今一番気になっているのが、イラン問題
です。もともと日本はイランと政治的な対立はない
わけですし、唯一の被爆国として特使を派遣するな
どうまく調停役になれないでしょうか。

いま保有している個別銘柄は勝ち負けでいけば勝っ
ているのですが、一つの負けが大きく響いていてトー
タルでマイナスです。その一方投信はプラスマイナ
スまぜこぜながらも、10%以上のプラスになってい
ます。だんだん投信の割合を増やしていこうという
気になっています。また、外貨もわずかですがはじ
めてみました。

コンパクトシティ

2006-02-20 22:18:41 | 雑記
コンパクトシティ、郊外に広がった街をこれからま
たもとの町の中心の方へ集結し、まとまった地域社
会を作ろうというもののようで、ヨーロッパから入
ってきた考え方です。
これから人口も減っていくので、郊外に住宅が広が
らなくても済むわけですし、あまり広がりすぎると
いろいろ効率も悪くなる、高齢者は車に頼れないの
で街中の方が便利、などいろいろな点から進めてい
ったらどうだろうということのようです。

もともと街の中心にあった病院や大学などの移転が
激しくなったのはバブルの時ではないでしょうか。
街の真ん中にそんなものがあっても地価が高いのに
無駄だ、あるいは病院や大学側も手狭で古い施設を
一気に拡充するには郊外に移転するしかなかったの
でしょう。
県庁所在地にある国立大学は軒並み田んぼの真ん中
や山の中に移転しました。

わざわざ人を郊外に向かわせるようにしてきたのを、今度は街の中心へ向かわせようというのです。
誰がそれを仕掛けるのでしょう? もともと日本には
明確な都市計画はありません。街中に人を戻すといっ
ても、どこに住むのでしょう。

ある東北の都市では、これまで中心だった商店街から
ヨーカ堂が撤退し、郊外に店を作りました。もっと遠
いところにはイオンの巨大なCSもあります。中心部に
あった映画館はつぶれて随分日がたち、市民病院も駅
から相当離れたところへ移転しました。
住宅もどんどん郊外へ、バイパス沿いにはお決まりの
景観が出来上がっています。

この都市で中心部に人を集めるには高齢者が多い住宅
地に若者を呼び寄せるしかありません。でも、どうや
って呼び寄せるのでしょう。
宅地がなければ人はきません。そう考えると住宅地の
再開発です。でも、一軒一軒が土地を所有しているの
ですから、そんなに簡単にいくものではありません。

長期的に考えればコンパクトシティという考えもわか
るのですが、いま主眼に置かれている街中の商店街を
復活させるだけのものであれば、すぐにすたれるでし
ょう。

ユダヤ人大富豪の教えby本田健

2006-02-19 15:47:14 | 
世評が高く、ベストセラーになっていたようです。
文庫本化し、新聞に広告が出ていました。それを見
てamazonのマーケットプレイスで買いました。

カスタマーレビューに出ていることとは異なる印象
でした。つまり、それほど絶賛する内容なのかとい
うこと。
興味を持って読めたのは最後の方なのですが、そこ
に行き着くためには大変な道のりがあります。

  失敗とは、あきらめてしまったときにのみ起こる現象

  光があたると必ず影が出るのは、自然の摂理

こうしたことが書かれていてようやく読了となった
のですが、それがさーなんなの、という感じでした。
随分腐しているみたいで、それなら途中で読むのを
やめればよかったのに、といわれそうですが、普段
見ているあるブログに紹介されていて、これまであ
まりはずれがなかったので、読んだのです。

当然人には様々な考え方もありますし、もし同じよ
うな感じ方ばかりであれば、売れるものはもっと売
れ、売れないものはまったく売れなくなるという、
超二極化が起きてしまいます。
目利きとして誰がいいのかを見つけるのがいろいろ
なことの第一歩のように感じました。

ユダヤ人大富豪の教え 本田健 大和書房

国家の品格by藤原 正彦

2006-02-16 22:28:14 | 
なかなか最後まで読み通すのが難しい本だと思いま
した。
著者の主張の根本は「武士道」だそうですが、この
「武士道」が結構曖昧なものです。

論理で詰めていくより情緒で、「愛国心」より「祖
国愛」、小学生からの英語より国語をもっと勉強さ
せろ、ということが述べられているのですが、「論
理の限界を知れ」という主張をしているくらいです
から、「だめなものはだめ」ですべてが語られてい
るような内容に仕上がっています。

ホリエモンの「お金ですべてが買える」のアンチテ
ーゼとも一見読めるのですが、実際はそんな小さな
テーマではありません。

この本を読んでいて、川端康成の「美しい日本の私」
を思い出しました。通じるところがあると思います。
情緒、あわれ、古典文学という日本には素晴らしい
独特のものがあり、その一方西洋風の合理主義は行
き詰まっている、これからは武士道だ、という流れ
です。

この本は売れています。なぜ売れているのかよくわ
かりませんが、コイズミ、ホリエモンが代表する軽
い社会に嫌気がさした人が、救いを求めて読んでい
るように思います。
でも、読みきる人はどれ位の割合なのでしょう。同
じような内容が延々と続きます。特にクライマック
スも物語性もありません。著者の主張にぴったり共
感できる人はすいすい読んで行かれるでしょうが、
そうではない人には苦しいと思います。
とりあえず立ち読みしてから購入した方がいいよう
です。

国家の品格  藤原 正彦  新潮選書