山を歩いたりさまよったり

山歩きなど記憶から消え去らないように書き留めます。

タンボ平

2021-10-05 15:38:51 | 山歩き

2021.9.28 #568 タンボ平(立山室堂→一の越→黒部平→ロープウエイと電気バスで室堂に戻る)

 いつも見る立山の裏側の黒部湖側に回るコース。山の会のYさんから、紅葉が見事だから是非にとリクエストがあったが、私は行ったことがないので100名山を登った橋本さんに案内を頼んだ。富山県では小学生の立山登山が恒例になっていたこともあり、富山県民にとって立山は特別な存在だ。石川県民にとっての白山より少しテンションが高い。富山県人は白山に足が向かない。この傾向はものすごく強く、笑ってしまう。(石川県民も白山愛は深いが、富山には負ける。)私は「お金がかかる」という理由だけで立山ではなく白山派だ。花の宝庫で、里から見る山の形の美しいのは白山で、山の雄大さを感じるという点では断然立山、紅葉の美しさも、立山の方に軍配が上がるだろう。

ふもとの立山駅からロープウエイとバスで室堂へ、室堂から立山にトンネルでバスとロープウエイを乗り継いで黒部湖まで、立山黒部アルペンルートと名付けて立山を一大観光資源としている。近年は日本人より韓国など外人の方が多いくらいだ。だから、コロナで海外旅行者がいなくなって、大打撃を受けている。そこで富山県民は半額で利用でき、しかも買い物に使えるクーポン券付きで行かなきゃ損!状態だ。たまたま富山県のコロナはアラートレベルが引き下げられたタイミングがピタリ合って、この大型割引が使える!ラッキーこの上ないタイミングでの山行となった。
富山県民でも、富山市街から見て立山の裏側に回るコースを歩く人は少ない。車も通れる?くらいの表側の道から、裏に回り込む道は途端に狭くなるが、山はこうでなくては。登山者もほとんどいないコース。歩きにくい岩ゴロゴロの道に女性陣は難儀していたが、百名山踏破のHさんは細い体で重いカメラを抱えて軽々と飛び跳ねて下って行くように見えた。さすが百名山踏破者!

紅葉盛りまでは少し早かったが迫ってくるような立山の岩壁の紅葉には満足した。
立山のどてっぱらに穴を明けたトンネルを電気自動車で通るとあっという間に室堂に戻る。疲れた体にとってはありがたいが穴を明けられた立山には大変申し訳ない気持ちだ。

朝焼けのなか車を走らせる。

観光客で一杯になる立山・雄山に至る表側の道。

雄山に登る人。

黒部湖が見える。ここから下りのつらい道。

振り返ると立山の壁とも言える急峻な斜面。

 

 


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