守門岳(#559:新潟山旅3日目)2021.6.17
前日夕方の天気予報は全国的に良くない中、新潟だけが特異的に午前中晴れだった。今日も早朝出発。私が好んでみるネットのページに登場するのは残雪の守門岳が多く、それが実に美しいのだが、残雪を登る実力はない。「保久礼小屋」の文字はネットで何度も見てなじみが深いが、読み方は知らなかった。「ほっきゅれ」というらしい。3日目になると、体の疲れは当たり前なので脳みそが慣れてくるみたいだ。淡々と大岳までほぼ直線で登る。大岳を過ぎると前方が突然開ける。「おっ!」と思わず声を上げてしまった。守門岳とすそ野へ広がる斜面が実に雄大だ。この絶景ポイントで休憩していた方から守門岳斜面の縞状に残る雪の模様は守門ゼブラと呼ばれていて、守門岳の稜線に発達する雪庇は世界最大であることとかも熱く教えてもらった。
ここから大きく下る道には浅草岳よりはるかに多いヒメサユリが咲いていた。ところどころにシラネアオイ、雪渓の際にはカタクリまで咲いていた。頂上で先ほど教えてくれた方に、今度は周りの山々の名前を教えてもらった。八海山と昨日の浅草岳以外は登っていない山ばかりだ。
身内自慢だが、姉の作るおにぎりはいつ食べても美味しい。虫が少々うるさいが山を眺めながらおいしいおにぎりをほおばるのは幸せだ!(ビールがないので強がりかもしれないが)先ほどの絶景ポイントに戻って抹茶タイムにしよう。コンビニで大福売ってなかったのでキンツバにしたが、大福にはかなわないなぁ。
登りではさほど気にしなかったが、大岳からの下りは粘土質の滑りやすい道だ。山仲間を案内することがあれば難儀するかもしれないとか思いながら、今日はちょうど正午に到着だった。これから暑い太陽に照らされながらうんざりする北陸自動車道だ。久々の山旅が終わって満足しながらあっくり。
最初は階段が付けられた快適な道
今日のハイライト守門ゼブラ
絶景ポイントで