山を歩いたりさまよったり

山歩きなど記憶から消え去らないように書き留めます。

白山

2021-08-29 11:37:00 | 山歩き

#565 白山 平瀬道

 先月登ったのと同じコース。白山は何度も通っているが、同じコースを一か月に二度も登ったことはないはず。登山口までの道路は少し雨が降るとすぐ通行止めになり、一旦土砂崩れとかあると長い期間通行止めになるので行けるときは行っておきたいという気分も少しある。今回は計画し悪天で中止した登山のリベンジ。同公社は元会社の登山仲間の女性。10歳以上年下とはいえ二人きりだと危なくない?と聞いたら「誰が?」との返事、失礼千万!

このコースは次男が小学低学年の時に家族で登った。その様子を夏休みの宿題にした。もちろんほとんど私が仕上げた。帰ってきた宿題に書いてあった先生の一言も「親御さんご苦労様!」だった。

下界は暑いが早朝の白水湖は半袖では寒いくらいだが、歩きだしたらすぐに暑くなる。ブナとダケカンバの林の美しさがこのコースの見どころ。大倉岳避難小屋付近から見る白山(御前ヶ峰)が見えると、晴れ晴れとした気分になる。高山植物も秋モードに変わりつつあり、トリカブトをはじめ紫色の花が多くなる。今年はトリカブトが多いなぁ。相棒が足を攣ったとかでやや時間がかかったが室堂到着。メインの石川県側からの登山客が多く賑わっている。ほとんどが若い人だ。いつものメインの年寄りはどこに?コロナで自粛?
石を敷いてしっかり整備された道を頂上に向かう。夏休みの子供は元気に掛けて行くが、登山道を外れて走るので思わず注意するが言うことをきかない。思わずきつい言い方をしてしまう。人が歩いたために山に深いダメージを与えてしまった風景を沢山見てきたので、子供をひっ捕まえて山に映えている草や木がどんなに苦労して生えているか話して聞かせたい気分。ああ、小言こうべいになったね。
金沢からは白山が見えなかったというが、頂上の天気は良く、遠くの山の展望は95点くらい。もう少し足を伸ばしてみたい気持ちより、室堂での乾杯が目の前にちらついて、引き返す。アサギマダラの大群が登山者の汗を吸いに来る。腕に止まってなすが儘にしていたら、時折チクッとする。

長い下りは我慢の道。登山口に着いたら余力が残っていないのは高低を関わらず毎度のことなのは不思議だ。

ハクサンフウロ

マルバダケブキに大発生のアサギマダラ

やっと見えた御前が峰

室堂から

マツムシソウ

イワギキョウ

御前が峰より

毎度の

長い帰り道の始まり

 


焼峰山

2021-08-23 11:04:39 | 山歩き

#564 2021.8.22 焼峰山(新潟県新発田市) 同行者2人(男性)

我が山の会で山の経験がダントツ一番のTさんの企画に参加させてもらった。Tさんは主に日帰り可能な範囲であらゆる山に精通している。どこに行っても山座同定の精度は驚くほどだ。
今日は別の山を計画していたが天気の関係で変更し新発田市まで足を伸ばすという。遠い!Tさんの一日の行動範囲は広い。登山口まで4.5時間、これも日帰り圏内なのだ!
にらめっこした天気予報から降られることを覚悟して登り始める。ガイドブックでは人気の山とあったので、だれかいるかと思ったが、駐車場には車がなかった。ところどころ草が覆う山道、自分一人なら絶対に来ないね。前半は我慢の道、しかも虫がうるさい。オロロ?の襲撃と頭の周りでうるさい虫どもに閉口した。一時間ほどで尾根に取り付いてからはやや快適な道になった。時折周りの山や新発田市の向こうに日本海が見えたりした。雨は心配から解放されて景色を堪能した。時折弱い風が吹いてくるのがありがたい。湿度と高温で汗かきの私でも経験したことのないようにびっしょり。ズボンの膝付近まで汗で濡れた。
健脚のTさんも暑さにやられたか足が攣りだしたり苦労して頂上到着。眼前に御神楽山が雄大だ。守門岳から地元登山者にあれが御神楽山、と教えてもらったのを思い出す。残念ながら守門岳がどれなのかわからなかった。東の方に雄大な山が見えて飯豊山だと思われた。これも暑さにへばりながら3年前に登ったのを思い出した。

Tさんはこのように頭の白地図に山の名前を次々と刻んで、今度はあの山に登りたいと宿題を抱える山スタイルなのだろうと納得した。

 

時折草が道を覆い、夏の登山者は少ないと思われた。

やっと顔を出した頂上


白馬大池

2021-08-23 10:48:42 | 山歩き

#563 2021.8.8 白馬大池(蓮華温泉から往復) 同行者 3人(女性)

T岳を天候不順で見送ったため、代わりにどこかへというリクエストに応えた。暑い真っ盛りに行く山は限られてしまう。しかもコロナなので、ロープウエイで上までスイーという手段も採りにくい。体力的にも制約がある。
そこで、頂上を目指さないことにした。何個かの候補から、蓮華温泉から白馬大池のコースを選んだ。
18年前に歩いたことをおぼろげに思い出す。その時は比較的楽に周回したように思う、歳をとってしまった。この日は足が重い。見通しの利かない前半部がこんなにつまらない道だったか?とか感じていたが、おにぎりを一個食べたらかなり元気になった。シャリばてぎみだったというわけだ。食べ過ぎの傾向がある私には久しぶりの経験だった。
雨が心配されたが、空に時折薄青が見えたりして少し安心。天狗の庭は展望が一気に開ける絶好の休憩ポイント。なんと奇跡的に晴れて、雪倉岳や朝日岳(多分)などが見通せた。一同感動。
ここら辺から花が沢山見られる。通いなれた白山では見られない花が次から次に出てくるが、ほとんど名前が分からない。女性陣の歓声は雨の心配から解放されて増幅したようだった。暑いあってみんなの足取りが重く、白馬大池にはやっとたどり着いた感じだった。白馬大池の平原は天国だった。歓声のボルテージが上がった。しばし撮影タイム。
小屋裏の池のほとりで昼食タイム。女性三人同行なので、御馳走は半端ない。今日のメインは焼肉。焼肉は近くを通る登山者の羨望のまなざしが最高なのです。このために思い荷物を担いで来たのです。十分すぎる昼食時間をとって下山し、鄙びた姫川温泉浸かって帰った。温泉にスマホを忘れてきた事件が判明したのは翌日の話だった。

天狗の庭から

大池平に到着、白馬方面