[写真は十勝岳連峰・三段山]
以下のような報道がされていて、昨年の起きてはいけない山岳遭難の記憶が生々しく蘇ってきた。再発防止を望みたい。
[以下 2010年7月22日 asahi.comより]
トムラウシ遭難、出発は「見切り発車」生還のガイド
大雪山系トムラウシ山(2141メートル)で昨年7月、ツアー登山客ら18人が遭難し8人が死亡した事故で、生還した男性ガイド(39)が山岳雑誌のインタビューで、遭難当日の悪天候の中での出発について「見切り発車だった」と証言していることがわかった。
ツアーの旅行会社についても、経験不足のガイドを選ぶなど安全管理への意識が不足していたとしている。
「山と渓谷」8月号に「トムラウシ山遭難1年後の後悔」と題して掲載された。
ガイドは、死亡したリーダー(当時61)を含む3人のうちの1人。一行が最後に宿泊したヒサゴ沼避難小屋を出発した判断について「天気は台風と同じ。(出発といわれ)冗談と思った。判断の根拠は分からない。見切り発車だったと思う」などと証言。途中で引き返す「チャンスはあった」と後悔を口にし、「結局、避難小屋を出発したのがすべて」と振り返っている。
ガイドはトムラウシ山は初めてだった。「経験のない山を軽く受けた」と自らの落ち度を認めたうえで、こうしたツアーを主催した「アミューズトラベル」(東京)について「いつもやっていることだから、という認識だったのでは」と述べた。
絶対に起こして欲しくないです!!
「見切り発車」「経験のない山を軽く受けた」この言葉は、ガイドとしての資質、ツアー会社のあり方を課題としてるのでは・・
実は先日、日高山脈で8人が遭難する事件が発生してます。これもツアー会社に原因がありそうです。