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最近、三角山を歩いて感じたことを記載してみた。
三角山を歩くようになって、こちらの山への愛着の強い方が保全事業に携わっていることに気づいた。
他の山々ではこのような活発なボランティア活動にはなかなか気づかないものである。
もっとも札幌市の自然歩道に関しては、札幌市で維持管理されている。決してそれで十分とは思わないが、手稲山、藻岩山、砥石山等の状況から推察して、登山可能な状態に維持されている。反面、自然保護を目的とした整備は殆ど進んでいない。
一方では、藻岩山の登山者が増え続け、休日の駐車場は満杯で使用できない状況になってきている。このため、短時間で山歩きをしたい場合は、三角山周辺を歩く機会が増えた。当然のことながら、5年以上前と比較して、この三角山は登山者が急増している。
三角山では「三角山協議会」と呼ばれる会合が存在し、例えば、こぶし平から四の坂に向かってロープを設置したり、哲学の道ではシラネアオイの自生地に注意喚起する掲示板やロープを張っているようだ。
三角山の豊富な植物の自然保護のためには必要なことであろう。
大雪山系などの国立公園内でも札幌市の自然歩道でも、登山のマナーは同じである。
例えば、
1)上り優先で、基本的にお互いに譲り合う精神が必要
2)登山道から外れない
3)動植物は持ち帰らない 等
当たり前のことが守られない。
決して若い登山者に対する指摘ではなく、中高年者登山者でも初心者と思われる方々に対して、かなり当て嵌まるのではと痛感している。
先日、三角山を歩いていて二つの不愉快な事例と遭遇した。
事例-Ⅰ トレイルランである。
本来登山用の狭い登山道を我れ関知せずと走り回るあの行為。
しかも、登山者と交差する場合、スピードを落とさない行為は、非常に危険であり、登山道から外れるしか回避できない。スピードを落とさずタイムトライアルをする場ではない。本末転倒も甚だしい。
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「登山者の歩かない林道へどうぞ!」
事例-Ⅱ モラルの欠如である。
3人グループの登山者は、初心者と思われる女性2名、高齢だが知識豊富な男性1名。
このグループの行為には呆れた。
植物の知識豊富な男性は、初心者の女性達に十分な時間を使って説明終了後、シラネアオイの自生地へロープを無視して踏込み写真撮影を始めた。その後、私が近づいたことを察知して、登山道に戻った。3人は登山道に立止まり登山道を塞いだ。声を掛けても登山道を譲らない。最低でも【登山三悪】のうち2つは犯したことになる。
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「二度と入山しないでください」
「柵の中に入らないでください」という看板の脇から入って三脚使って写真を撮る人…
植物採取禁止場所でコソコソ採ってる人…
山野草の写真を撮ってると本当に色々な人に出会います…注意しようにも逃げ足が速いし^^;
マナー違反中の写真を撮ってブログにアップしてやろうかといつも思います…
とにかく、山にはモラルのない人だけは来てほしくないですよね。
写真撮影も効果的かも・・・しかし、相手が興奮しなければ良いのですが。
自覚していただくしかないですね。