今話の名セリフ:「島から出ましょう! 一歩を踏み出すんです!」
「ひろがるスカイ!プリキュア」第38話「大空を救え! 浮き島のひみつ」の感想です。
~ オープニング前 ~
ある日、スカイランドでは、ハレバレジュエルの光が消えてしまいました。空の道標となっており、このままでは夜中に空を飛ぶ事ができず、国民達は困っています。
スカイランド国王と王妃はヨヨに、どうにかできないかと依頼しましたが、ヨヨは、自分よりも適任な人物がいると言いました。
~ Aパート ~
その人物とは、ツバサ。ソラ達と一緒にスカイランドに来ました。
ちなみに、「ハレバレジュエル」とは、大昔から輝く石で、曇りなく永遠に輝き続けると言われています。
ですが、ツバサは、本でその事を知ったに過ぎず、実物は見た事がありません。なのに、ヨヨは、どうしてハレバレジュエルの調査をツバサに頼んだのか?
ツバサはヨヨに聞いてみたものの、ツバサなら解決できると信じてると言われ、深くは聞かず、依頼を引き受けました。
少しして、ツバサ達は、ハレバレジュエルがある浮島近くの宿場町に来ました。
ここに来たのは、ハレバレジュエルがある浮島まで乗せてくれるよう、遊覧鳥に頼むためです。
しかし、遊覧鳥は断ります。上空には乱気流が発生しており、しかも、雲の中に入ったら出てこられるのも難しいほどです。
「ボクが風を読みます。任せて下さい!」
「困ってる皆さんのためにも!」
「おねがいます!」
「えーい! やったるわい!」
うむ。その心意気や良し! ・・・と言いたいけど、ちゃんと報酬は要求してるよね?
ソラまし、あげは姐さんの3人には、1人あたり30分膝枕してくれる事。エルには頭をよちよちしてくれる事。これくらいは頼んでるよね? ツバサ君には100万円を要求かな。ツバサ君が払えないなら、10%の利子込みで親に出してもらうとしよう。アンダーグエナジーを注がれてキョーボーグにされろ、という声が聞こえてきそうですね、ハイ。(笑)
という事で、ツバサ達は遊覧鳥に乗って、浮島に向かいます。ツバサがしっかりと風を読んで、遊覧鳥に適切な指示をし、無事に浮島に到着しました。
少しして、ツバサ達は、島の中心部にまで来ました。高くそびえたつ塔の頂上にスカイジュエルがあるらしいですが・・・、
~ Bパート ~
「何の用だ?」
『しゃべった!?』
「もしかして、あなた達は竜族ではありませんか?」
「竜族?」
「だったら、何だってんだ?」
「感激です!」
『え?』
「俺達が怖くないのか?」
「怖いだなんて! 大昔スカイランドにいたと言われる伝説の竜族ですよ! 本では読んでいましたが、会えて嬉しいです!」
「あ・・・。ボクは、プニバード族のツバサといいます。ハレバレジュエルの光が消えてしまったので、元に戻すため、この島に来ました!」
そのハレバレジュエルは、竜族が持っていました。
竜族は何年もハレバレジュエルを守ってきましたが、ある夜、ジュエルの輝きが弱まっていたために、ジュエルを磨いていたら、足場が崩れ落ちてしまいました。
塔の頂上近くの階段が崩れ落ちたとなれば、ジュエルを元の位置に戻す事ができません。しかし、遊覧鳥に乗せてもらえば、どうにかできます。
竜族がスカイジュエルを守っている事を知れば、スカイランド国民達も強力してくれそうですが、竜族は自分達の事を誰にも言わないよう頼みます。
それは、なぜなのか? スカイランドの人々が怖がるからだと竜族は話します。
「俺達のご先祖様は、人々に怖がられて、共存は叶わなかった・・・。そして、この島に、逃げるように飛んできたという・・・。」
「そのご先祖様が、ハレバレジュエルを見つけて、岩山に置いたんですよね? スカイランドの人々が夜、道に迷わないように・・・。」
「辛い目に遭わせてしまったのに、どうして?」
「さあ・・・。それが竜族の伝統だからな・・・。」
「とにかく、また人々の前に姿を見せれば、怖がられてしまう・・・。」
「そんな事・・・。」
「そもそもだ・・・。代々こもり続けて、俺達は羽が退化してしまった・・・。もう空は飛べんし、この島から出る事ができない・・・。」
その直後、スキアヘッドが現れました。早速、キョーボーグを生み出します。
ソラ達はプリキュアに変身します。
今回のキョーボーグは、何本も伸びてくるツルが厄介。キョーボーグのツルは、この島全体のツルと繋がっていて、どこまでも標的を追いかけてきます。
「お前達・・・。ハレバレジュエルを頼む・・・。」
「何を言ってるんですか!」
「俺達は、もう空は飛べん・・・。たとえ飛べたとしても、俺達は、この島以外に行く場所がない・・・。」
「そんな事ありません! 怖がられたとか、ご先祖様からの言い伝えだけじゃないですか!」
「皆さんは、スカイランドの人達と会った事ないでしょ? 怖がる人も、いるかもしれません・・・。けど、同じように受け入れてくれる人だっているんです!」
その直後、キョーボーグにより、いくつもの木が壊され、宙に浮きます。
これを、バタフライとマジェスティが処理。その拍子に、風揺りの葉が舞い散りました。
「風揺りの葉・・・。そうか!」
「皆さん! あれを! あの葉を羽にして飛ぶんです!」
「飛ぶって・・・。」
「ボクがおびき寄せます! その隙に!」
「し、しかし・・・。」
「島から出ましょう! 一歩を踏み出すんです!」
「あんなに高く・・・。」
「みんな! 葉を取るんだ!」
風揺りの葉で飛べるようになった竜族ですが、キョーボーグの邪魔が入ります。1匹の竜族が落下していきますが・・・、
「飛べた! 俺の羽で!」
ツルが絡まったのを見たウィングは勝機を見出しました。
どこまでも追いかけてくる性質を利用して、キョーボーグ本体の周りを飛び回り、本体をツルで絡ませる事に成功しました。本体に捕まっていた他の4人のプリキュアは解放されます。
すぐに、マジェスティックハレーション。キョーボーグを浄化しました。
そして、ハレバレジュエルが元の位置に戻り、ツバサ達は城に向かいました。竜族も一緒です。
国王は、ハレバレジュエルを守り続けてきた竜族に感謝し、これからは一緒に守っていきたいと誓いました。
「ツバサさん。あなたなら、あの島に行き、必ず竜族を説得できると思っていました。」
「竜族の事、知っていたんですか?」
「ええ。」
「でも、彼らをここに連れて来るとは、予想しなかったわ。この事は、あなただからこそ、できたのよ。」
「そんな、大げさな・・・。」
「いいや。ツバサよ、光が戻ったのも、竜族の心を動かしたのも、そなたのおかげだ。」
「王様。どうでしょう? 今後、彼を、賢者として迎えてみませんか?」
「ええ!?」
「こちらはいつでも迎え入れよう。」
「そんな・・・。恐れ多いです! それに・・・。」
「スカイランドの未来には、あなたが必要になるわ。あなたの知恵と、その勇気がね。」
「ボクで大丈夫でしょうか?」
「大丈夫よ! 立派に解決できたでしょう?」
「はい!」
今回は、これで終了です。
今回のエンディングは・・・、
「今日はボク! キュアウィングです! 皆さん、ボクと一緒に踊ってみて下さい!」
まあ、メイン回ですしね。
それにしても、過去作プリキュアはもう出ないんですかね? うーむ・・・。もう少し色んなプリキュアが出てほしかったのですが、まあ、割り切って楽しむ事としましょう。
【まとめ】
という事で、今話は、ツバサメイン回。
スカイランドの空の道標「ハレバレジュエル」がある浮島を調査する中で、浮島に住む竜族に前向きに生きる勇気を与えたり、ツバサが賢者として迎え入れられたりと、ツバサの大きな活躍と成長が目立った話でした。
ツバサだからこそ竜族の心を動かす事ができたと言われていましたが、確かにそうだったでしょう。
知りたいという気持ちは、繋がって広がっていく。過去のツバサメイン回でヨヨから言われた事が、良い結果を生んだと思いますね。
竜族を恐れるどころか、実際に会えて感激していたのは、「知りたいという気持ちは、繋がって広がっていく」という言葉があったからでしょう。
スカイランドの歴史の本を読んでいくうちに、竜族の事を知り、もし今も存在しているなら、会ってお話してみたい。そんな気持ちが芽生えていたんじゃないかと思いますね。
プニバードの姿よりも何倍も大きな身体にカッコ良さを感じていたのも、その気持ちを強めたかもしれませんね。
しかし、実際は、大昔に人々から恐れられ、離れた島に移り住み、それからずっと、他種族との交流はなく孤立していました。さらに、羽が退化して、空を飛ぶ事ができず、島を出る事も叶わないという悲惨な現実を味わっていました。
本を読んで知った時に抱いたイメージと乖離した現実を知ると、大きなショックを受けるところですが、ここでも、「知りたいという気持ちは、繋がって広がっていく」が、ツバサを突き動かしたのでしょう。
ハレバレジュエルの輝きを守り続け、結果、スカイランドの人々の生活を支えていたとなれば、人々は竜族に感謝し、共存を受け入れるに違いない。過去に狭まった竜族の世界が、「繋がって広がっていく」と考えたのでしょう。
また、竜族が人々から恐れられたのは大昔の事。それが伝統として受け継がれ、今も人々に恐れられている存在だと思い続けていましたが、時代は変わりゆくもの。時が過ぎれば、竜族を知る人々は少なくなり、実際に竜族を見て、彼らの大きな体格をカッコ良いと感じたり、彼らの悲惨な現実に同情したりする人は多いように思います。それに、古き伝統に捉われ過ぎていては、進化は望めないですよね。
羽が退化して飛べなく事も、ツバサに共感を与えて、竜族を何とかしてあげたい気持ちを強めさせたように思います。
プニバード族は、翼はあるものの、飛べない種族。その点は、今の竜族と同じです。
しかし、ツバサの父は、ツバサを助けたい思いから、一時飛ぶ事ができ、ツバサもプリキュアになって飛ぶ事ができました。
飛べるかどうかは気持ち次第。そう思っているから、竜族も気持ち次第では飛べるかもしれないと、ツバサは、熱い気持ちを竜族に訴えたんじゃないかと思いますね。
今回の活躍により、ツバサは賢者として迎え入れられました。
賢者は、青の護衛隊隊長・シャララと同等の、もしかしたら、それ以上の権威あるポジションでしょうか。そんなポジションに12歳の少年が就くなんて、結構すごいですね。
ツバサの知恵と勇気が、今後どんな形で役立つのか、しっかり見ていきたいと思います。
さて、次回は、ハロウィン回。またしても、アイツに対するツッコミをジャンジャン書き残したい気持ちでいっぱいになっています。(笑)
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「ひろがるスカイ!プリキュア」第38話「大空を救え! 浮き島のひみつ」の感想です。
~ オープニング前 ~
ある日、スカイランドでは、ハレバレジュエルの光が消えてしまいました。空の道標となっており、このままでは夜中に空を飛ぶ事ができず、国民達は困っています。
スカイランド国王と王妃はヨヨに、どうにかできないかと依頼しましたが、ヨヨは、自分よりも適任な人物がいると言いました。
~ Aパート ~
その人物とは、ツバサ。ソラ達と一緒にスカイランドに来ました。
ちなみに、「ハレバレジュエル」とは、大昔から輝く石で、曇りなく永遠に輝き続けると言われています。
ですが、ツバサは、本でその事を知ったに過ぎず、実物は見た事がありません。なのに、ヨヨは、どうしてハレバレジュエルの調査をツバサに頼んだのか?
ツバサはヨヨに聞いてみたものの、ツバサなら解決できると信じてると言われ、深くは聞かず、依頼を引き受けました。
少しして、ツバサ達は、ハレバレジュエルがある浮島近くの宿場町に来ました。
ここに来たのは、ハレバレジュエルがある浮島まで乗せてくれるよう、遊覧鳥に頼むためです。
しかし、遊覧鳥は断ります。上空には乱気流が発生しており、しかも、雲の中に入ったら出てこられるのも難しいほどです。
「ボクが風を読みます。任せて下さい!」
「困ってる皆さんのためにも!」
「おねがいます!」
「えーい! やったるわい!」
うむ。その心意気や良し! ・・・と言いたいけど、ちゃんと報酬は要求してるよね?
ソラまし、あげは姐さんの3人には、1人あたり30分膝枕してくれる事。エルには頭をよちよちしてくれる事。これくらいは頼んでるよね? ツバサ君には100万円を要求かな。ツバサ君が払えないなら、10%の利子込みで親に出してもらうとしよう。アンダーグエナジーを注がれてキョーボーグにされろ、という声が聞こえてきそうですね、ハイ。(笑)
という事で、ツバサ達は遊覧鳥に乗って、浮島に向かいます。ツバサがしっかりと風を読んで、遊覧鳥に適切な指示をし、無事に浮島に到着しました。
少しして、ツバサ達は、島の中心部にまで来ました。高くそびえたつ塔の頂上にスカイジュエルがあるらしいですが・・・、
~ Bパート ~
「何の用だ?」
『しゃべった!?』
「もしかして、あなた達は竜族ではありませんか?」
「竜族?」
「だったら、何だってんだ?」
「感激です!」
『え?』
「俺達が怖くないのか?」
「怖いだなんて! 大昔スカイランドにいたと言われる伝説の竜族ですよ! 本では読んでいましたが、会えて嬉しいです!」
「あ・・・。ボクは、プニバード族のツバサといいます。ハレバレジュエルの光が消えてしまったので、元に戻すため、この島に来ました!」
そのハレバレジュエルは、竜族が持っていました。
竜族は何年もハレバレジュエルを守ってきましたが、ある夜、ジュエルの輝きが弱まっていたために、ジュエルを磨いていたら、足場が崩れ落ちてしまいました。
塔の頂上近くの階段が崩れ落ちたとなれば、ジュエルを元の位置に戻す事ができません。しかし、遊覧鳥に乗せてもらえば、どうにかできます。
竜族がスカイジュエルを守っている事を知れば、スカイランド国民達も強力してくれそうですが、竜族は自分達の事を誰にも言わないよう頼みます。
それは、なぜなのか? スカイランドの人々が怖がるからだと竜族は話します。
「俺達のご先祖様は、人々に怖がられて、共存は叶わなかった・・・。そして、この島に、逃げるように飛んできたという・・・。」
「そのご先祖様が、ハレバレジュエルを見つけて、岩山に置いたんですよね? スカイランドの人々が夜、道に迷わないように・・・。」
「辛い目に遭わせてしまったのに、どうして?」
「さあ・・・。それが竜族の伝統だからな・・・。」
「とにかく、また人々の前に姿を見せれば、怖がられてしまう・・・。」
「そんな事・・・。」
「そもそもだ・・・。代々こもり続けて、俺達は羽が退化してしまった・・・。もう空は飛べんし、この島から出る事ができない・・・。」
その直後、スキアヘッドが現れました。早速、キョーボーグを生み出します。
ソラ達はプリキュアに変身します。
今回のキョーボーグは、何本も伸びてくるツルが厄介。キョーボーグのツルは、この島全体のツルと繋がっていて、どこまでも標的を追いかけてきます。
「お前達・・・。ハレバレジュエルを頼む・・・。」
「何を言ってるんですか!」
「俺達は、もう空は飛べん・・・。たとえ飛べたとしても、俺達は、この島以外に行く場所がない・・・。」
「そんな事ありません! 怖がられたとか、ご先祖様からの言い伝えだけじゃないですか!」
「皆さんは、スカイランドの人達と会った事ないでしょ? 怖がる人も、いるかもしれません・・・。けど、同じように受け入れてくれる人だっているんです!」
その直後、キョーボーグにより、いくつもの木が壊され、宙に浮きます。
これを、バタフライとマジェスティが処理。その拍子に、風揺りの葉が舞い散りました。
「風揺りの葉・・・。そうか!」
「皆さん! あれを! あの葉を羽にして飛ぶんです!」
「飛ぶって・・・。」
「ボクがおびき寄せます! その隙に!」
「し、しかし・・・。」
「島から出ましょう! 一歩を踏み出すんです!」
「あんなに高く・・・。」
「みんな! 葉を取るんだ!」
風揺りの葉で飛べるようになった竜族ですが、キョーボーグの邪魔が入ります。1匹の竜族が落下していきますが・・・、
「飛べた! 俺の羽で!」
ツルが絡まったのを見たウィングは勝機を見出しました。
どこまでも追いかけてくる性質を利用して、キョーボーグ本体の周りを飛び回り、本体をツルで絡ませる事に成功しました。本体に捕まっていた他の4人のプリキュアは解放されます。
すぐに、マジェスティックハレーション。キョーボーグを浄化しました。
そして、ハレバレジュエルが元の位置に戻り、ツバサ達は城に向かいました。竜族も一緒です。
国王は、ハレバレジュエルを守り続けてきた竜族に感謝し、これからは一緒に守っていきたいと誓いました。
「ツバサさん。あなたなら、あの島に行き、必ず竜族を説得できると思っていました。」
「竜族の事、知っていたんですか?」
「ええ。」
「でも、彼らをここに連れて来るとは、予想しなかったわ。この事は、あなただからこそ、できたのよ。」
「そんな、大げさな・・・。」
「いいや。ツバサよ、光が戻ったのも、竜族の心を動かしたのも、そなたのおかげだ。」
「王様。どうでしょう? 今後、彼を、賢者として迎えてみませんか?」
「ええ!?」
「こちらはいつでも迎え入れよう。」
「そんな・・・。恐れ多いです! それに・・・。」
「スカイランドの未来には、あなたが必要になるわ。あなたの知恵と、その勇気がね。」
「ボクで大丈夫でしょうか?」
「大丈夫よ! 立派に解決できたでしょう?」
「はい!」
今回は、これで終了です。
今回のエンディングは・・・、
「今日はボク! キュアウィングです! 皆さん、ボクと一緒に踊ってみて下さい!」
まあ、メイン回ですしね。
それにしても、過去作プリキュアはもう出ないんですかね? うーむ・・・。もう少し色んなプリキュアが出てほしかったのですが、まあ、割り切って楽しむ事としましょう。
【まとめ】
という事で、今話は、ツバサメイン回。
スカイランドの空の道標「ハレバレジュエル」がある浮島を調査する中で、浮島に住む竜族に前向きに生きる勇気を与えたり、ツバサが賢者として迎え入れられたりと、ツバサの大きな活躍と成長が目立った話でした。
ツバサだからこそ竜族の心を動かす事ができたと言われていましたが、確かにそうだったでしょう。
知りたいという気持ちは、繋がって広がっていく。過去のツバサメイン回でヨヨから言われた事が、良い結果を生んだと思いますね。
竜族を恐れるどころか、実際に会えて感激していたのは、「知りたいという気持ちは、繋がって広がっていく」という言葉があったからでしょう。
スカイランドの歴史の本を読んでいくうちに、竜族の事を知り、もし今も存在しているなら、会ってお話してみたい。そんな気持ちが芽生えていたんじゃないかと思いますね。
プニバードの姿よりも何倍も大きな身体にカッコ良さを感じていたのも、その気持ちを強めたかもしれませんね。
しかし、実際は、大昔に人々から恐れられ、離れた島に移り住み、それからずっと、他種族との交流はなく孤立していました。さらに、羽が退化して、空を飛ぶ事ができず、島を出る事も叶わないという悲惨な現実を味わっていました。
本を読んで知った時に抱いたイメージと乖離した現実を知ると、大きなショックを受けるところですが、ここでも、「知りたいという気持ちは、繋がって広がっていく」が、ツバサを突き動かしたのでしょう。
ハレバレジュエルの輝きを守り続け、結果、スカイランドの人々の生活を支えていたとなれば、人々は竜族に感謝し、共存を受け入れるに違いない。過去に狭まった竜族の世界が、「繋がって広がっていく」と考えたのでしょう。
また、竜族が人々から恐れられたのは大昔の事。それが伝統として受け継がれ、今も人々に恐れられている存在だと思い続けていましたが、時代は変わりゆくもの。時が過ぎれば、竜族を知る人々は少なくなり、実際に竜族を見て、彼らの大きな体格をカッコ良いと感じたり、彼らの悲惨な現実に同情したりする人は多いように思います。それに、古き伝統に捉われ過ぎていては、進化は望めないですよね。
羽が退化して飛べなく事も、ツバサに共感を与えて、竜族を何とかしてあげたい気持ちを強めさせたように思います。
プニバード族は、翼はあるものの、飛べない種族。その点は、今の竜族と同じです。
しかし、ツバサの父は、ツバサを助けたい思いから、一時飛ぶ事ができ、ツバサもプリキュアになって飛ぶ事ができました。
飛べるかどうかは気持ち次第。そう思っているから、竜族も気持ち次第では飛べるかもしれないと、ツバサは、熱い気持ちを竜族に訴えたんじゃないかと思いますね。
今回の活躍により、ツバサは賢者として迎え入れられました。
賢者は、青の護衛隊隊長・シャララと同等の、もしかしたら、それ以上の権威あるポジションでしょうか。そんなポジションに12歳の少年が就くなんて、結構すごいですね。
ツバサの知恵と勇気が、今後どんな形で役立つのか、しっかり見ていきたいと思います。
さて、次回は、ハロウィン回。またしても、アイツに対するツッコミをジャンジャン書き残したい気持ちでいっぱいになっています。(笑)
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