![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/df/b5fc803907cddb7838c90cc89a8edade.jpg)
「プリパラ」第83話「ペルサイユのくるくるちゃんダヴィンチ!」の感想です。
昨日から、「魔法つかいプリキュア!」第1話感想投稿日以後のアニメ感想記事については、ブログのトップページ、および、記事の最初に、見出し画像を載せています。よって、今回だけでなく、前話82話の感想についても、この仕様にしました。
そうした方が見栄えが良いと思っているのですが、どうでしょうか? っていうか、今まで、こういう事ができるのを知らなかった・・・。(汗)
~ オープニング前 ~
ある日、セレパラの前に大量の警備めが姉ぇがいました。
こういうのを見ても、もはや普通に思えてしょうがないですね。「同じ服と顔のキャラを一度に何人も出すな」と1期中盤頃までツッこんでいたのが懐かしいです。(笑)
その頃、ひびきは自室で、前話のあじみの電話の影響で、すっかりおびえていました。ひびきは安藤に、あじみを半径1km以内に入れないよう指示します。
同じ頃、ある空港では、ふわりがパラジュクに向かって旅立っていました。
その時、あじみをその空港で見つけました。あじみもパラジュクに行こうとしていたため、グッドタイミングです。
忘れた頃に、「ムンクの叫び」ならぬ「あじみの叫び」を入れてきますね。やはり、あじみの存在感は、良くも悪くも異常です。(笑)
~ Aパート ~
地下パラでは、ガァルルがライブをやっていました。曲、コーデは、80話と同じく、「0-week-old」「メルヘンクロックコーデ」。ガァルルのライブは、80話の時よりも上手くなっていました。
しばらくして、ガァルルは、プリパリに帰国。らぁら、みれぃ、そふぃ、あろま、みかん、ファルルに暖かく見送られました。
同じ頃、ふわりとあじみがプリパラタウンに来ました。すぐに、トリコはふわりの元に飛び込み、ふわりが帰って来た事に感激します。
少しして、SoLaMi SMILEの3人、Dressing Pafeの3人、アロマゲドンは、地下パラへ。
すると、ふわりとあじみがいました。2人が帰って来た事に、らぁら達は喜びます。
その後、あじみは皆に、ある事を報告します、それは、ひびきに関わる重大な事実について。
こういう大事な話に、変な脚色いらないですから。ついでに、らぁら達も、あじみに対して「何を言ってるかよく分からない」というツッコミ、ナイスです。(笑)
という事で、ここからは、あじみが知った、ひびきの過去について話します。
10数年前、あじみはプリパリ郊外のペルサイユに住んでおり、お腹が空いては、ある豪華な屋敷に忍び込み、そこの庭にある大量の果物を食べあさっていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/37/22d17ba82df507918075cd248bb9f14b.jpg)
『昔は、フルーツ語尾だったんかい!』
皆さん、揃いも揃って、どうでもいいところにツッこみますのう。まあ、このアニメらしいですが。(笑)
この屋敷に住んでいたのは、ひびき。この頃は、今のように男として振舞っておらず、あじみは「くるくるちゃん」と呼んでいました。
ひびきは、何人かの子供達と楽しく遊んでおり、子供達も皆、ひびきの事が気に入っていました。
一方、あじみは、庭師の男に怒られてばかりでしたが。
幼稚園でも、ひびきの人気はすさまじく、お遊戯会の主役にも選ばれるほど。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/bc/00777a18f001a9afd91fedc95f0baefa.jpg)
しかし、お遊戯会の途中で、セットの一部が崩れ、女の子が落ちます。ですが、ひびきが腕をつかんで助けようとします。
ひびきは、女の子の重みで落ちそうになるものの、力を込めて、女の子を助ける事ができました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/d5/7a9fc1de1ebc7d8707c5194c27e0dc7b.jpg)
それから何日か経ち、ひびきの両親は、会社の船でパプリカ財団の者達と記念航海に出ました。とはいえ、ひびきは、沢山友達がいるから寂しくないと、両親を見送ります。
しばらくして、ひびきの両親が豪華な船に乗った事は、友達の耳にも入り、友達は皆、そういう船に乗ってみたいと感じます。それを聞いた、ひびきは、いつか皆で乗ろうと言い、皆、盛り上がります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/24/93fd6b5ebf0d948e4d2288609022315b.jpg)
さらに、ひびきは友達と一緒にプリパラのライブも見ていました。その頃はSAINTSが人気で、皆、注目していました。
さらに、トモチケごっこもしていました。
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「いつか本物のプリチケが届いたら、絶対、プリパラへ一緒に行こうね!」
「うん!」
「だって、私達とひびきちゃんは・・・、」
『大事な友達だもの!』
「うん!」
しかし、そう盛り上がった直後、召使いがひびきの元に慌ててやって来ました。今朝出航したパプリカ財団の船が、パミューダ海域で嵐に巻き込まれたようです。
~ Bパート ~
これにより、両親のみならず、乗員、乗客全員、生存が絶望的との事。そして、ひびきに残ったのは、多額の借金。
その直後、召使い達は、退職金がわりにと、屋敷にある財産を奪って、ひびきの元から去っていきます。もちろん、嵐の報告をした召使いも含めて。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/9b/7559dbc48452a52c3116cb01d671fcb6.jpg)
それだけでなく、友達も去っていきます。
「だって、ひびきちゃん、もうお金持ちじゃないんでしょ?」
「それなら一緒に遊んでも、美味しいスイーツ食べられないし。」
「ママが、お金持ちはお金持ちと付き合いなさいって言ってた。」
「待って! みんなさっき、ずっと大事な友達って。トモチケも!」
「もう友達じゃないから。」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/f6/a3c42c1812ab15e88158bb668a6cac78.jpg)
その後、屋敷に取り残されたひびきは、これまで付き合った者達が自分の悪口を言っているものだと感じ、夜は、涙を流しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/0b/3cfd47d4002ad27758af3ac90eb19caa.jpg)
しかし、その翌朝、事態は急転。
ひびきの元に一通の電話がかかってきました。相手は、ひびきの父親。奇跡的に、嵐に巻き込まれた全員が助かったそうです。
それを聞いた直後、昨日ひびきの元を離れた召使い達と友達が、何食わぬ顔で戻って来ました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/2e/fa3489574251292b99a5d2dd68acecfa.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/92/daedb1adb8d18b066401fb3af6095d54.jpg)
「帰れ・・・。ふざけるな! 何が友達だ! 何がトモチケだ! そんなの全部ウソだ!」
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/3c/db12fc6034e282b298329ad1ead17c02.jpg)
この事実を聞いたらぁら達は皆、ひびきに同情します。
あの後、ひびきは1人で、屋敷に閉じこもりました。ひびきは、これまで付き合った者達の事を思い出しては、嫌な気分になります。
そんなひびきを外から覗き見ていたあじみは、このままではひびきはダメになると感じ、自分が友達になるしかないと思いました。
そして、すぐに、ひびきの部屋に入りましたが、追い出されます。
しかし、それで諦めるあじみではありません。あじみは、ひびきにしつこく迫ります。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/54/57a6dc2287e62278379a391ae2868445.jpg)
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「ポンカンは、くるくるちゃんと友達になるために必死だったダヴィンチ!」
そうは言うけど、必死の方向性が思いっきりズレてると思う。(笑)
あじみは、ひびきと友達になるため、色んな国々を回って追いかけました。
そして、いつか、イパリアの美術館に辿り着きました。
この美術館で、あじみがひびきを追いかけていると、美術の魅力に惹かれ、語尾が、それまでのフルーツから美術関係のものへと変わりました。
しかし、ひびきを見失ってしまいました。
その後、ひびきは、カールヘアを切って男として振舞うように。
ひびきは、あの出来事でかなり心を痛め、この世のものがウソ偽りだと思うようになり、何も信じられなくなってしまいました。
以上が、あじみが知った、ひびきの過去です。
一方、セレパラでは、ファルルが、ひびきはセレパラを作って自分の理想のプリパラにしたのに、嬉しそうではないと指摘します。
しかし、ひびきは、そんな事はないと返します。それどころか、まだ理想を実現した訳ではないとも言います。
「僕の最後の目的は、ファルル、あなたのようなボーカルドールになる事です。」
それを部屋の外で聞いていた安藤は、驚愕のあまり、トレイを落とします。
「だから僕は、四季のプリンセスとなって、奇跡の鐘を鳴らし、その願いを叶えたいのです。」
「でも、まほちゃん。ボーカルドールは、プリパラの外に出られないのよ。それでも、いいの?」
「もちろん。どうせ外の世界は、ウソ偽りだらけ。プリパラの世界こそ、僕の真実なのです。」
「そっか・・・。」
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その直後、ひびきが外に目をやると、怪盗ジーニアスの姿が。
ひびきは、何者なのかを確かめに、部屋を出ます。外に出ると、ひびきの愛馬・マキシに乗ったジーニアスがいました。
このジーニアスは一体何者なのか?
今回は、これで終了です。
次回:「ポップ・ステップ・ぷりぷりぷり!」
ひびきの過去、そして、ひびきがボーカルドールになろうと考えている事を知ったらぁら達は、何とかひびきの心を開くために思い思いの事を試すものの、ひびきは、ますます頑なになってしまいます。
それならば、ライブでひびきに勝って、それを阻止するしかないと考えたみれぃは、ランクアップのため、ひたすらライブに励みます。一体どうすれば、ひびきは、他人に心を開くようになるのか?
【まとめ】
らぁら達は、ひびきの悲しい過去を知り、ひびきは「ドリームパレード」でボーカルドールになろうと考えていました。
ひびきの過去については、71話感想や74話感想で書いた、損得勘定で自分に近付いて来た者達により早々と「子供の純粋性」が失われて「汚い『大人』」にされてしまった、という推測がだいたい当たってましたね。
ただ、予想以上に、そうなった過程はエグかったと感じています。私は、何年かかかって徐々に「子供の純粋性」が失われたと思っていましたが、たった2日で踏みにじられたというのは、あまりにも酷いですね。ひびきは、何も悪い事をしていないのに・・・。
プリキュア感想では「人は基本、利他的にできている」と結構書いていましたが、今回は、その例外でしたね。
特に、金持ちほどそうなりやすいものなのでしょう。金はあればあるほど、自分の存在価値が高まると思うために、今ある金で満足せず、さらに沢山の金を手に入れる事に執着するのだと思いますね。
そのためには、これまで親しい人との付き合いを平気で蹴り捨てたり、我が子に金がすべてだと主張して、「子供の純粋性」を失わせる事すら正当化してしまうのでしょう。ひびきから離れた友達については、その子達が悪いのではなく、お金持ちと付き合うよう言いつけた大人達が悪いと思いますね。まあ、私としては、「言いつけた」と言うよりも「洗脳させた」と言ってもいいくらいだと思っていますが。
「金は人を変える」とは、よく聞きますが、今回見終えて、まさしくその通りだな、と思いました。アニメではありますけど、現実も大抵、金持ちはこんなものだと思われ、金持ちにはなりたくないな、と感じましたね。
また、今話見終えて、あのエグさをよくこのアニメで出せたな、とも思っています。まあ、それが悪いという訳ではないんですけどね。少なくとも、プリキュアシリーズにはまず出てこないでしょう。
プリキュアシリーズだったら、財産を持ち逃げするところは絶対描かず、皆、謝辞を述べて去っていたでしょう。また、最後にひびきから去った女の子(Aパート回想のお遊戯会で、ひびきに助けられた子)は、他の子達と違って、ひびきの傍にいたかもしれません。そして何より、翌日に帰ってきた時には、きっちり謝罪してたでしょう。
このアニメは、プリキュアシリーズと同じ女児向けアニメではあるものの、ターゲットとしている女児達の年齢層はプリキュアシリーズよりも高めですし、これまで、大人が大ウケするギャグシーンをたっぷり出していただけに、今回、あのエグさを出す事に踏み切れたのだと思いますね。
そして、あのエグさは、56話以降、半年以上にわたって悪役キャラとして描かれ続けたひびきへの同情を呼び寄せるには十分な効果があったでしょう。
これで、らぁら達は、ひびきを「倒す」ものから「救う」ものへと転化し、ひびきも含めて「み~んな、友達! み~んな、アイドル!」となる良い土壌ができたと思います。次回以降、らぁら達は、ひびきを救うためにどう動くのか、期待したいところですね。
一方、ひびきの口からは、「ドリームパレード」でボーカルドールになろうとしている事が明かされました。
なるほど、そうきたか。確かに、それなら、質の高いライブを常に披露する事ができ、そのための努力は不要です。
そして、プリパラから出れなくなる事により、「汚い『大人』」との付き合いからも解放されます。仮に近付かれたとしても、ボーカルドールには心がないために、その事に嫌気を感じる事もなくなるでしょうね。
楽しさや喜びの感情がなくなる一方で、人間の裏切りや不条理などから生じる怒りや悲しみも感じなくなり、そして、質の高いライブを披露し続けて、観客達を魅了する。「子供の純粋性」を踏みにじられた一方で、プリパラでのライブに生きがいを感じるひびきにとっては、ボーカルドールになる事は最も理想であり、それが幸せなのかもしれませんね。
うーん・・・。これは、落としどころが難しい・・・。これまで懸念視していた「孤独」については、とっくに経験しちゃってますし、友情否定論を改めろと言っても、幼い頃にあんな辛い経験をしてしまっては、一筋縄ではいかなさそうですね。
しかし、だからといって、らぁら達は、ひびきを放っておくような事は絶対にしないような子達であり、ひびきを救う事を諦めたりはしないでしょう。
2期は、残り6話。全員が大団円で終えられるかどうか、メインアイドル達の行動を固唾を呑んで見守りたいと思います。
今回の感想は、これで以上です。
ここからは、4月から始まる3期の放映時間帯についてです。公式ホームページによると、4月から放送時間帯が、火曜日の午後5時55分からとなります。ですので、放映曜日が1日遅くなり、放映時間が今よりも35分早まります。
まあ、だからといって、このブログの感想投稿日は特に変わりません。これまで通り、翌日以降に投稿するつもりでいます。それでもOKな方は、3期感想、および、2期の残りの回の感想も、よろしくお願いします!
昨日から、「魔法つかいプリキュア!」第1話感想投稿日以後のアニメ感想記事については、ブログのトップページ、および、記事の最初に、見出し画像を載せています。よって、今回だけでなく、前話82話の感想についても、この仕様にしました。
そうした方が見栄えが良いと思っているのですが、どうでしょうか? っていうか、今まで、こういう事ができるのを知らなかった・・・。(汗)
~ オープニング前 ~
ある日、セレパラの前に大量の警備めが姉ぇがいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/c4/db58b96720046e8d1fbdf9b39cb4d62d.jpg)
その頃、ひびきは自室で、前話のあじみの電話の影響で、すっかりおびえていました。ひびきは安藤に、あじみを半径1km以内に入れないよう指示します。
同じ頃、ある空港では、ふわりがパラジュクに向かって旅立っていました。
その時、あじみをその空港で見つけました。あじみもパラジュクに行こうとしていたため、グッドタイミングです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/9d/5bcc5b18d2bcf2a31bbe944cc04004ba.jpg)
~ Aパート ~
地下パラでは、ガァルルがライブをやっていました。曲、コーデは、80話と同じく、「0-week-old」「メルヘンクロックコーデ」。ガァルルのライブは、80話の時よりも上手くなっていました。
しばらくして、ガァルルは、プリパリに帰国。らぁら、みれぃ、そふぃ、あろま、みかん、ファルルに暖かく見送られました。
同じ頃、ふわりとあじみがプリパラタウンに来ました。すぐに、トリコはふわりの元に飛び込み、ふわりが帰って来た事に感激します。
少しして、SoLaMi SMILEの3人、Dressing Pafeの3人、アロマゲドンは、地下パラへ。
すると、ふわりとあじみがいました。2人が帰って来た事に、らぁら達は喜びます。
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という事で、ここからは、あじみが知った、ひびきの過去について話します。
10数年前、あじみはプリパリ郊外のペルサイユに住んでおり、お腹が空いては、ある豪華な屋敷に忍び込み、そこの庭にある大量の果物を食べあさっていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/bb/0ef4f11ee5a5ed5b98ed13732f56c950.jpg)
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この屋敷に住んでいたのは、ひびき。この頃は、今のように男として振舞っておらず、あじみは「くるくるちゃん」と呼んでいました。
ひびきは、何人かの子供達と楽しく遊んでおり、子供達も皆、ひびきの事が気に入っていました。
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幼稚園でも、ひびきの人気はすさまじく、お遊戯会の主役にも選ばれるほど。
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それから何日か経ち、ひびきの両親は、会社の船でパプリカ財団の者達と記念航海に出ました。とはいえ、ひびきは、沢山友達がいるから寂しくないと、両親を見送ります。
しばらくして、ひびきの両親が豪華な船に乗った事は、友達の耳にも入り、友達は皆、そういう船に乗ってみたいと感じます。それを聞いた、ひびきは、いつか皆で乗ろうと言い、皆、盛り上がります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/24/93fd6b5ebf0d948e4d2288609022315b.jpg)
さらに、ひびきは友達と一緒にプリパラのライブも見ていました。その頃はSAINTSが人気で、皆、注目していました。
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「うん!」
「だって、私達とひびきちゃんは・・・、」
『大事な友達だもの!』
「うん!」
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~ Bパート ~
これにより、両親のみならず、乗員、乗客全員、生存が絶望的との事。そして、ひびきに残ったのは、多額の借金。
その直後、召使い達は、退職金がわりにと、屋敷にある財産を奪って、ひびきの元から去っていきます。もちろん、嵐の報告をした召使いも含めて。
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「だって、ひびきちゃん、もうお金持ちじゃないんでしょ?」
「それなら一緒に遊んでも、美味しいスイーツ食べられないし。」
「ママが、お金持ちはお金持ちと付き合いなさいって言ってた。」
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「もう友達じゃないから。」
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その後、屋敷に取り残されたひびきは、これまで付き合った者達が自分の悪口を言っているものだと感じ、夜は、涙を流しました。
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しかし、その翌朝、事態は急転。
ひびきの元に一通の電話がかかってきました。相手は、ひびきの父親。奇跡的に、嵐に巻き込まれた全員が助かったそうです。
それを聞いた直後、昨日ひびきの元を離れた召使い達と友達が、何食わぬ顔で戻って来ました。
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この事実を聞いたらぁら達は皆、ひびきに同情します。
あの後、ひびきは1人で、屋敷に閉じこもりました。ひびきは、これまで付き合った者達の事を思い出しては、嫌な気分になります。
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そして、すぐに、ひびきの部屋に入りましたが、追い出されます。
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あじみは、ひびきと友達になるため、色んな国々を回って追いかけました。
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この美術館で、あじみがひびきを追いかけていると、美術の魅力に惹かれ、語尾が、それまでのフルーツから美術関係のものへと変わりました。
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その後、ひびきは、カールヘアを切って男として振舞うように。
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以上が、あじみが知った、ひびきの過去です。
一方、セレパラでは、ファルルが、ひびきはセレパラを作って自分の理想のプリパラにしたのに、嬉しそうではないと指摘します。
しかし、ひびきは、そんな事はないと返します。それどころか、まだ理想を実現した訳ではないとも言います。
「僕の最後の目的は、ファルル、あなたのようなボーカルドールになる事です。」
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「でも、まほちゃん。ボーカルドールは、プリパラの外に出られないのよ。それでも、いいの?」
「もちろん。どうせ外の世界は、ウソ偽りだらけ。プリパラの世界こそ、僕の真実なのです。」
「そっか・・・。」
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今回は、これで終了です。
次回:「ポップ・ステップ・ぷりぷりぷり!」
ひびきの過去、そして、ひびきがボーカルドールになろうと考えている事を知ったらぁら達は、何とかひびきの心を開くために思い思いの事を試すものの、ひびきは、ますます頑なになってしまいます。
それならば、ライブでひびきに勝って、それを阻止するしかないと考えたみれぃは、ランクアップのため、ひたすらライブに励みます。一体どうすれば、ひびきは、他人に心を開くようになるのか?
【まとめ】
らぁら達は、ひびきの悲しい過去を知り、ひびきは「ドリームパレード」でボーカルドールになろうと考えていました。
ひびきの過去については、71話感想や74話感想で書いた、損得勘定で自分に近付いて来た者達により早々と「子供の純粋性」が失われて「汚い『大人』」にされてしまった、という推測がだいたい当たってましたね。
ただ、予想以上に、そうなった過程はエグかったと感じています。私は、何年かかかって徐々に「子供の純粋性」が失われたと思っていましたが、たった2日で踏みにじられたというのは、あまりにも酷いですね。ひびきは、何も悪い事をしていないのに・・・。
プリキュア感想では「人は基本、利他的にできている」と結構書いていましたが、今回は、その例外でしたね。
特に、金持ちほどそうなりやすいものなのでしょう。金はあればあるほど、自分の存在価値が高まると思うために、今ある金で満足せず、さらに沢山の金を手に入れる事に執着するのだと思いますね。
そのためには、これまで親しい人との付き合いを平気で蹴り捨てたり、我が子に金がすべてだと主張して、「子供の純粋性」を失わせる事すら正当化してしまうのでしょう。ひびきから離れた友達については、その子達が悪いのではなく、お金持ちと付き合うよう言いつけた大人達が悪いと思いますね。まあ、私としては、「言いつけた」と言うよりも「洗脳させた」と言ってもいいくらいだと思っていますが。
「金は人を変える」とは、よく聞きますが、今回見終えて、まさしくその通りだな、と思いました。アニメではありますけど、現実も大抵、金持ちはこんなものだと思われ、金持ちにはなりたくないな、と感じましたね。
また、今話見終えて、あのエグさをよくこのアニメで出せたな、とも思っています。まあ、それが悪いという訳ではないんですけどね。少なくとも、プリキュアシリーズにはまず出てこないでしょう。
プリキュアシリーズだったら、財産を持ち逃げするところは絶対描かず、皆、謝辞を述べて去っていたでしょう。また、最後にひびきから去った女の子(Aパート回想のお遊戯会で、ひびきに助けられた子)は、他の子達と違って、ひびきの傍にいたかもしれません。そして何より、翌日に帰ってきた時には、きっちり謝罪してたでしょう。
このアニメは、プリキュアシリーズと同じ女児向けアニメではあるものの、ターゲットとしている女児達の年齢層はプリキュアシリーズよりも高めですし、これまで、大人が大ウケするギャグシーンをたっぷり出していただけに、今回、あのエグさを出す事に踏み切れたのだと思いますね。
そして、あのエグさは、56話以降、半年以上にわたって悪役キャラとして描かれ続けたひびきへの同情を呼び寄せるには十分な効果があったでしょう。
これで、らぁら達は、ひびきを「倒す」ものから「救う」ものへと転化し、ひびきも含めて「み~んな、友達! み~んな、アイドル!」となる良い土壌ができたと思います。次回以降、らぁら達は、ひびきを救うためにどう動くのか、期待したいところですね。
一方、ひびきの口からは、「ドリームパレード」でボーカルドールになろうとしている事が明かされました。
なるほど、そうきたか。確かに、それなら、質の高いライブを常に披露する事ができ、そのための努力は不要です。
そして、プリパラから出れなくなる事により、「汚い『大人』」との付き合いからも解放されます。仮に近付かれたとしても、ボーカルドールには心がないために、その事に嫌気を感じる事もなくなるでしょうね。
楽しさや喜びの感情がなくなる一方で、人間の裏切りや不条理などから生じる怒りや悲しみも感じなくなり、そして、質の高いライブを披露し続けて、観客達を魅了する。「子供の純粋性」を踏みにじられた一方で、プリパラでのライブに生きがいを感じるひびきにとっては、ボーカルドールになる事は最も理想であり、それが幸せなのかもしれませんね。
うーん・・・。これは、落としどころが難しい・・・。これまで懸念視していた「孤独」については、とっくに経験しちゃってますし、友情否定論を改めろと言っても、幼い頃にあんな辛い経験をしてしまっては、一筋縄ではいかなさそうですね。
しかし、だからといって、らぁら達は、ひびきを放っておくような事は絶対にしないような子達であり、ひびきを救う事を諦めたりはしないでしょう。
2期は、残り6話。全員が大団円で終えられるかどうか、メインアイドル達の行動を固唾を呑んで見守りたいと思います。
今回の感想は、これで以上です。
ここからは、4月から始まる3期の放映時間帯についてです。公式ホームページによると、4月から放送時間帯が、火曜日の午後5時55分からとなります。ですので、放映曜日が1日遅くなり、放映時間が今よりも35分早まります。
まあ、だからといって、このブログの感想投稿日は特に変わりません。これまで通り、翌日以降に投稿するつもりでいます。それでもOKな方は、3期感想、および、2期の残りの回の感想も、よろしくお願いします!
特にらぁら側にあじみがいるのが一番の難所ですね。
ひびきにとって、熱い手のひら返しの人たち以上にある意味で自分を傷つけた相手であるだけに。
他人の語尾で体調不良が起こる程のトラウマ植え付けた相手がいる限り、和解とかの方向に持っていくのは非常に難しいです。らぁらたちがひびきと和解するなら、あじみの問題もなんとかしないといけない訳であじみも昔のトラウマを植え付けたやり方なんて、今したら100%、和解の道が閉ざされる事は明白であり、次回以降のあじみの立ち回りや役割はかなり難しいものとなりました。
しかし、ボーカルドールって…どうやってなるのかな?
気になります。
それでは、
今回もコメント、ありがとうございます!
あじみとひびきの関係については、「スプリングアイドルドリームグランプリ」で、らぁら達がひびきに勝った後に何とかするんじゃないんでしょうか?
らぁら達とひびきが友達になるには、あじみの問題の解決が前提条件ではないのですから、現状あじみの行動が無意味に終わりやすいのであれば、今は何もさせない方が無難でしょう。人間不信がなくなった後にどうにかさせた方が、上手くいくんじゃないかと思いますね。
とりあえず、らぁら達はひびきを救う方向へと進みましたので、あじみは、今はそれで十分役目を果たしたかな、と私は思っています。
ボーカルドールになる事については、2期の初回である39話で、「ドリームパレード」の開始を告げる「始まりのチャームベル」を鳴らした者はどんな願いも叶う、と言われていましたので、チャームベルを鳴らせさえすれば、簡単になれちゃうんでしょう、きっと。
ひびきの過去と最終目的が明かされた今回。 らぁらたちとのふれあいから感情を得て歌うためだけの存在ではなくなったファルルと、現実世界で味わった絶望からプリパラの中だけで生きていたいと願うひびきの対比に、まるでSF作品を見ているようでした。
しかし、セレパラという自分にとっての好環境を整えてまでボーカルドールになったとしても、いずれ周りの人々に飽きられてしまったら。 彼女の望んだ安寧が、前回のような手のひら返しを受けて自力では終わらせることができないものになってしまったら…という懸念があります。
ひびきには現実世界での俳優としての顔もあるので、ボーカルドールになることはそれをふいにしてしまうことでもあります。 らぁらたちがプリパラと現実世界の両方でバランスをとって生きていける方法をひびきに提示できれば何か変われるのかな?と思ってます。
今回もコメント、ありがとうございます!
そもそも、ボーカルドールになったら、プリパラから出れなくなる事以外に、他に何か変化があるのかどうかが気になるところなんですよね。
記事では、感情がなくなると書きましたが、もしかしたら、記憶もなくなるのかもしれません。ボーカルドールになれば、持ち前の高いライブスキルとアイドルランクを引き継いで生まれ変わるんじゃないかと、私は考えています。
もしそうであれば、初期のファルルと同じになる訳であり、らぁらのような熱い友達思いの子に会ったり、ファルルがお母さんとして接するなど、環境次第では、今のファルルのように幸せを享受できる可能性もあるんですよね。ですので、ボーカルドールになる事が、ひびきが幸せになるための最適解なんじゃないかと思ってたりしています。
まあ、これはあくまでも、都合良く進んでくれたらの話であり、プリパラから出れなくなる事以外の変化が何もなかった場合は、MiriAさんが指摘された懸念点は無視できなくなっちゃうでしょうね。
何にしても、私は、プリパラと現実世界の両方でバランスをとって生きていける方法をひびきに提示する事よりも、ひびきにとっての幸せは何なのかを模索するのが重要なんじゃないかと思います。