ウォーク更家の散歩(東海道・中山道など五街道踏破、首都圏散策)

電車で行く東海道 (30:舞阪 : 三度「舞阪宿」を歩く) 2016.1.3


(写真は、舞阪宿の松並木)

私の街道歩きのポリシーである”気に入った所は何度も歩く”
に従って、正月休みに、3度目の旧東海道「舞阪宿」を歩き
ました。

(過去2回の「舞阪宿歩き」については、2011.12.11の
  中の「30:舞阪宿」、2012.3.23の中の「30:舞阪宿」
  のブログを見てね。)

この時期に歩いた理由は、青春18切符の消化です。(有効
期間:12/10~1/10)

横浜駅を早朝7:00に出発、熱海、沼津、浜松と3回乗り
換え、11:12に、浜松駅から2駅先の「舞阪駅」に到着しました。

(舞阪駅)

浜松と言えば、”うなぎ”!
舞阪駅前の鰻屋「山本亭・本店」に入って腹ごしらえをします。



お店には注意書きが!
「天然ウナギは、キモの中に、釣り針が入っている場合が
ありますので、ご注意下さい。」

え、えっ~、そうなの?

気のせいか、天然ウナギは、味が濃くて美味しいです!

腹ごしらえが出来たところで、旧東海道に出ると、すぐに舞阪
の松並木が始まります。
旧東海道の面影を良く残す340本もの松並木が、延々700メートル続きます。





でも、江戸時代には、現在の4倍もの本数の1,420本で
、延々920メートルも続いていたそうなので、圧巻だった
のでしょうねえ!




東海道と中山道を通して、これまでに見た松並木の中では最高です!



綺麗に手入れされた松並木には、広重の東海道53次の各宿場
のレリーフが順番に並んでいます。

この時期、風は冷たいですが、冬晴れの下、快適な
ウォーキングです!

上の写真は、太鼓を叩いている「浪小僧」で、地引網に
かかった浪小僧が、海に返してもらったお礼に、海が
荒れる時には、太鼓を叩いて知らせてくれるそうです。
(遠州七不思議伝説)


この先、松並木が、国道1号を斜めに横切ると、舞阪の宿場町が始まります。



舞阪宿は、昔から、浜名湖での海苔の養殖が有名で、街道沿い
に新海苔を売る店が点在します。


上の写真は、宿場町の見張所である「見付」の跡で、当時の
見付の石垣を残しています。




(「舞阪の一里塚」跡の碑)


(「本陣跡」の碑)
舞阪宿では、1809年、宿場の大半を焼き尽くす大きな火事に見舞われました。

このため、防火の秋葉信仰が広がり、舞阪の街道沿いに、3基
の常夜燈が建てられました。
更に、少し歩くと、東海道の脇本陣としては唯一現存する
「茗荷屋(みょうがや)脇本陣」がありますが、年末年始
の休館で閉まっています・・・

(脇本陣の内部については、2011.12.11の中の「30:舞阪
 宿」、2012.3.23の中の「30:舞阪宿」のブログを見てね。)

脇本陣の直ぐ先は、もう浜名湖に面した舞阪港です。
昔は、浜名湖は、海とつながっていない淡水湖でしたが、
1498年の大地震により、淡水の浜名湖と海がつながって
しまいました。
そのつながった場所を「今切(いまぎれ)」と呼び、今切
には、下の写真の北雁木(きたがんげ)があります。


北雁木は、次の新居宿との海上1里(約4キロ)を結ぶ
「今切の渡し」の船着き場跡です。
舞阪港には、遠州灘で獲れた魚と、浜名湖で獲れた魚の両方が集まるそうです。

新年ということで、舞阪港には、大漁旗を掲げた漁船が
たくさん係留されています。



(漁船の小さな門松)

舞阪港の端の赤い弁天橋を渡り、舞阪宿と次の新居宿の中間に
位置する弁天島へ向かいます。

上の写真は弁天島の沖の鳥居で、背景の高架の道路は、
国道1号の浜名バイパスです。
弁天島はリゾート的な観光地で、海岸にホテルのビルが建って
いますが、シーズンオフのせいか人影はあまりありません。

海岸の説明板によると、春は潮干狩り、夏は海水浴で賑わうらしいです。

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コメント一覧

更家
舞阪の松並木~新居関所のコース
http://blog.goo.ne.jp/mrsaraie
ええ、静岡県内のウォーキングでは、食事時に「名物・うなぎ」の看板を見ると、つられて入ってしまします。

そうですね、舞阪の松並木~脇本陣~今切の渡し~弁天島の赤鳥居~新居の関所のコースは、旧東海道の中で、宿場間のウォーキングとしては、一押しですよね。
Komoyo Mikomoti
こんばんは。
http://blogs.yahoo.co.jp/ya3249
うなぎは、このあたりの名物なので、チャンスがあれば食べたくなりますね。
舞阪の松並木は、見事ですよね。
しかも、その先には脇本陣とか、海上の鳥居とか、さらに歩けば、新居の関所とか見どころも多く、何度も歩くたくなる気持ちはわかります。、
更家
天然ウナギ
http://blog.goo.ne.jp/mrsaraie
天然ウナギは、養殖よりも値段が高かったのですが、やはり身が締まっていて美味しかったです。

そう、舞阪の松並木は、弥次さん喜多さんが歩いていても、不思議でないくらいの雰囲気がありますよ。
もののはじめのiina
うなぎ
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/4b3d43e325c1685f2fd1a4c398cd7bf4
天然ウナギは、身も大きくておいしそうです。生唾ゴクン

松並木は、風情がありますね。チョン髷姿の者がいそうな雰囲気です。箱根のうっそうとた松並木とは違う弥次さん喜多さんが
出て来そうな軽やかさを感じます。

「ネズミのダンス」の方は、本物のネズミを合成した印象です。それに影も合成できると思います。

更家
箱根から先の日帰り圏
http://blog.goo.ne.jp/mrsaraie
そうですね、箱根から先の日帰り圏では、由比、丸子、掛川、舞阪、新居、二川辺りがお薦めで、目的地を絞って歩けば、意外と見るところがありますよ。
hide-san
初めて
http://blog.goo.ne.jp/hidebach
東海道は箱根まで歩きましたが、その先は歩いておりません。
街道の名残がありなかなか良い所ですね。

箱根から先を歩てみましょうかね。
更家さんのガイドに沿って・・・
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