ウォーク更家の散歩(東海道・中山道など五街道踏破、首都圏散策)

再び 東海道を歩く (02:「かわさき宿交流館」) 2013.10.3


(写真は、今月オープンした「川崎宿交流館」)

街道歩きが私の趣味だと知っている知人から下記の新聞記事
の切り抜きを頂きました。

今月1日に、川崎駅の近くにオープンした「東海道かわさき
宿交流館」の記事です。

新聞記事を頼りに、早速行ってみました。



下の写真の宿交流館は、旧東海道に面した4階建てで、
3階までが無料の展示室、4階が有料の集会室です。



(月曜休館:9:00~5:00)
川崎宿は、旅籠(庶民のための食事付旅館)が70軒以上
あり、また川崎大師の参拝客でも大いに賑わったそうです。

館内では、江戸時代の川崎の宿場町の様子、当時の旅の紹介、
現代までの川崎の移り変わりを展示しています。


交流館は、旧東海道沿いにありますので、東海道ウォ-キング
の際は、立ち寄り必須の場所です。

1階は、当時人気だった茶屋「万年屋」を再現した上の写真の
「お休み処」で、そこの畳に座って、江戸時代の川崎宿を紹介
した映像を見る事が出来ます。

(宿場町の模型)


2階は、当時、川崎宿で起きたさまざまな事件・物語を、
タッチパネル式の映像や模型などで、分かり易く紹介する
装置が並んでいて、江戸時代の川崎宿を体感出来ます。

芭蕉の麦穂の別れのシーン、六郷の渡し、万年屋などで繰り
広げられた物語などをデジタル映像で面白く紹介しています。


(芭蕉の麦穂の別れ)
⇒「麦穂の別れ」については、下記ホームページ「東海道五十
  三次を歩く」の「川崎宿」をクリックして下さい。
  (http://www.minedayo.com/)

(万年屋)


(問屋場)

東海道中膝栗毛では、「万年屋」で、喜多さんが、奥の床の間
にかかっている掛け軸の「鯉の滝のぼり」を見て、”鮒が
そうめんを食っている”絵だと思った、と言って笑わせます。

東海道中膝栗毛 (21世紀によむ日本の古典 18)
谷 真介
ポプラ社

また、弥次さん喜多さんが「万年屋」の「奈良茶飯」を食べた
ことで、当時、「万年屋の奈良茶飯」は全国的に有名になり、
大名も奈良茶飯が食べたくて、本陣をキャンセルして、万年屋
に宿泊した程だったそうです。


交流館の売店で、写真の川崎宿名物「奈良茶飯」(950円)
を売っていたので、私も早速買って帰って食べてみました。

あずきと炒った大豆が混ざっていて、赤飯の食感ですが、赤飯
よりももっと複雑な味で、風味豊かで香ばしく、すごく美味
しいです!
更に、下の写真の様な、旅人や飛脚の衣装での「記念撮影
スポット」もあります。(無料)


3階は、10月27日までの特別展示として、「広重・東海道
五十三次展」でシリーズ全55図の展示をやっています。


また、交流館の斜め前には、写真の「砂子(いさご)の里資料
館」(無料)があり、今月26日(土)まで、「浮世絵に見る
世界遺産・富士山」展をやっています。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

コメント一覧

更家
「川崎宿交流館」はお薦め
http://blog.goo.ne.jp/mrsaraie
「川崎宿交流館」は、立ち寄るついでがあれば、お薦めですよ。
旅人姿に着替えての記念写真も無料ですよ。(笑)

そうか、東海道以外にも、江の島参り、大山参り、川崎大師参りの旅人も川崎宿を通過したわけですから、大変な賑わいだったんでしょうね。

いつも、斬新なアングルの写真、楽しみにしています!
iina
川崎宿
http://blog.goo.ne.jp/iinna/
「川崎宿交流館」が出来たのですね。
川崎宿は、江戸を出て多摩川を渡って、やれやれと一息いれたい気分になりますね。
むかしは、江の島参りや大山参りがはやったそうですから、戸塚か藤沢に行く途中で小休止する宿にもなったのでしょう。

神奈川沖浪裏を連想したのは、たまたま江の島の裏側の岩場で富士山を眺めていて気づいた構図ですが、この荒い波に
なかなか出会わずに2年ぶりにチャンスがきました。
その2年前の沖浪の様子は、2枚目の写真をクリックください。 
そして、明日は江の島に橋を通らずに渡ったときの写真をご案内します。いえイエ、端を通らずに真ん中を通ったわけでは
ありません。

更家
万年屋のイメージ
いつもご愛読、ありがとうございます。

資料館のジオラマで、往時の万年屋のイメージが
湧いてきますよ。

今回は、川崎市が東海道交流館をオープンしましたが、
街道沿いの自治体の間で、歴史の見直し、保存、復元が
盛んになる事は嬉しいことです。
○ちゃんです
なんと万年屋ですか!!!
いつも楽しく見させて頂いております(●^o^●)
歌「お江戸日本橋」に「・・・六郷わたれば 川崎の万年屋・・・」とうたわれたとのこと。
万年屋を見に行きたいと思います。
貴重な情報有難うございます(^^♪)
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「街道歩き」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事