ウォーク更家の散歩(東海道・中山道など五街道踏破、首都圏散策)

中山道を歩く(18:軽井沢) 4km 2013.5.17


(写真は、軽井沢の別荘地帯を抜ける中山道)
前日は、道に迷うこともなく、最初の難関・碓氷峠越えを、
無事に踏破出来ました。
これも、全て「誰でも歩ける 中山道六十九次」のお陰です!
誰でも歩ける中山道六十九次 (上巻)
日殿言成
文芸社

昨年の「東海道・一人旅」と比べて、今年の「中山道・一人
旅」の一番大きな違いは、ほとんど”道に迷うことが無い”
という事です。
(東海道のときの様に、中山道は、道に迷ったエピソードが
全く無く、読者の皆さんの期待を裏切っていますが・・・)
中山道沿いの目印となる道標、遺跡、建物、道の形状、上り坂
・下り坂、遠くの眺め等々、懇切丁寧、至れり尽くせりで、道
を間違いようがありません。

また、碓氷峠越えでも、上の写真の様に、詳細な地図のおかげ
で、道に迷う不安もありませんでした。
ここまで道に迷わずに、無事に来れたも、著者の日殿言成さん
(故人)の、このガイドブックに対する思い入れ、執念のお陰
です。
日殿言成さんに感謝!!

さて、話しは中山道に戻ります。
軽井沢宿の北のはずれ、飯盛り女と一夜を共にした旅人が、
ここで、二手(ふたて)に別れたという「二手橋」から
スタートします。

二手橋の先の教会に、この避暑地・軽井沢の開拓者・ショー
の銅像が建っています。

そして、この教会の前に、芭蕉の句碑が立っています。
”馬をさへ ながむる雪の 朝(あした)かな”

軽井沢宿は、信濃の国(長野県)に入ってから最初の宿場
でしたが、1783年の浅間山大噴火で、壊滅的な被害を受けた
そうです。
明治維新を迎え、寂れてしまった軽井沢宿は、明治19年に、
英国人宣教師・ショーによって別荘地として紹介され、
賑わいが復活しました。
しかし、この別荘地開発が進む中で、江戸時代の建物は、全て
失われてしまったそうです。
下の写真は、軽井沢で唯一、宿場町の名残りを残すといわれる
「つるや」旅館です。



旧軽井沢銀座商店街のメインストリートを、ブラブラと
進みます。
未だ、夏のシーズンではありませんが、それでも、オシャレ
な商店街は、韓国、台湾辺りの人でしょうか、大勢の観光客
で賑わっています。

旧軽銀座には、夏のシーズンに、何度も遊びに来ていますが、
ここが中山道だった、というのは、今回の中山道歩きまで
全く知りませんでした。
(同様に、おばあちゃんの原宿”巣鴨商店街”が中山道
 だった、というのも今回の中山道歩きまで、全く知り
 ませんでしたが・・・)


(脇本陣跡の吊看板)

脇本陣跡のお店の前に貼ってあった上記の信濃毎日新聞
によると、軽井沢の脇本陣だった「江戸屋」跡で、江戸屋
の子孫の佐藤さん夫婦が、カフェを開いていて、手作りの
旧軽井沢の観光スポット地図を配布している、とあります。

旧軽井沢銀座商店街の端まで来ました。
道は三差路になっています。

写真の左手の大きな道は、JR軽井沢駅へ向かう道、そして
右手のひっそりとした道が、旧中山道です。
宿場だった旧軽銀座を抜けると、中山道の両側は、木立に
囲まれた素敵な別荘地の道路に変わります。





から松や赤松の素敵な松並木が延々と続きます。
心地よい別荘地帯のウォーキングです!
精進場川にかかる野沢橋を渡ります。
  






(ホテル・ロンギンハウス)


広重の浮世絵は、この辺りから描いたものらしいです。

背景に、軽井沢宿の家々が見えます。
馬は荷物を両方の背中に振り分け、上に旅人を乗せています。
馬の脇腹には、この浮世絵の版元である「いせ利」と書か
れた小田原提灯がぶら下がっています。
茶色のタバコ入れを腰に差した旅人が、焚き火の中へ、
キセルを突っ込んで、タバコに火を付けようとしています。
そして、ちょっと見ずらいですが、馬上の旅人が、キセルから
火を貰おうとしています。

中山道は、やがて、長野新幹線・しなの鉄道に当ります。

臼井小学校の前の踏切で、線路を渡って、暫く、住宅みたい
な別荘地みたいなところを歩いてゆきます。


軽井沢宿から沓掛宿までは、約4キロです。

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コメント一覧

更家
気をつけます!
http://blog.goo.ne.jp/mrsaraie
う~ん!
背中を見せて逃げてはダメだし、かといって、刃向っても勝ち目はないし・・・
やはり、クマ除けの鈴を鳴らしながら、ラジオの音を大きくして歩くのが一番なのでしょうね。
○ちゃんです
熊には気をつけて!
熊は100メートルを「7秒台」、「8秒台」で4本足で突進し、人への攻撃にあたって 急激に立ち上がり爪のある強力な前足で引っかき、噛み付こうとします。近接戦闘 の格闘時間は1分間以内と言われています。 それに対して人間は「9 秒台」です。
私たちが背中を見せて走り出すと数秒後には背後に熊の強力な前 足のえじきになる可能性があります。熊は人の背中を見ると攻撃する本能があります。くれぐれも気をつけてくださいね(*^_^*)

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