ウォーク更家の散歩(東海道・中山道など五街道踏破、首都圏散策)

伊香保温泉 (群馬県) 2017.12.26


(写真は、伊香保温泉の石段 )
年末年始は、毎年、温泉にのんびりと浸かること
にしています。
このところは群馬県の温泉にハマっているので、
年末も群馬の温泉で過ごしました。
これまで群馬県の温泉は、草津、磯部、四万
水上万座藪塚猿ヶ京宝川に行きました
が、昨年の年末は、久し振りに「伊香保温泉」
に行って来ました。
「上野」(10:50) → JR特急りょうもう号 →
(12:21)渋川 (乗車券1,193円 
+ 特急券1,030円)

上野駅では、向かいのホームに、上の写真の豪華
列車・四季島が停車していました。


上野駅から特急りょうもう号に乗り、渋川駅で
下りて、渋川駅前から路線バスで30分で伊香保
温泉です。





伊香保温泉の歴史は1,200年前と古く、万葉集に
もその名を残しています。
伊香保温泉の代名詞とも言えるのが写真の石段
です。

急傾斜の土地に造られた365段の石段、その
両側には、旅館をはじめ、土産物屋や飲食店、
射的などの遊技場が軒を連ねています。
この温泉宿と石段の始まりは約450年前、真田
幸村の父の真田昌幸によって造られたものです。

そして明治時代になると、御用邸やハワイ王国
公使別邸も造られました。



365段の石段の一番上にあるのが伊香保神社
です。



境内には、写真の「芭蕉句碑」があります。

句碑の側面には、「安永7年(1778年)戊戌 
初冬雪才建之」と彫られています。

 "初時雨(はつしぐれ) 猿も小蓑(こみの)を
欲しげなり"
 (山の中で初時雨に遭遇したので、蓑を腰に
巻いたが、樹上の猿たちも小蓑を欲しそうに
している。)
芭蕉が「奥の細道」の旅を終え、伊勢へ足を
のばした後、故郷の上野へ帰る途中に、伊賀街道
の長野峠で詠んだものとされている「猿蓑」の
冒頭句です。

また、伊香保神社の境内にはイノシシ注意の
立て看板も・・・

伊香保神社の奥の道を進んで、「河鹿橋」
(かじかばし)へ向かいます。

写真の河鹿橋は、湯沢川に架かる朱色の
太鼓橋です。

河鹿橋の脇には写真の「飲泉所」がありました。

飲んでみると、かなり錆っぽい味が強く、
美味しくはありませんでした・・・

伊香保神社に戻り、伊香保温泉のシンボルの石段
を下りて行きます。
365段の長い石段なので、石段の上の方にある
伊香保温泉バス停で下りて、石段を上から
下りて行って行った方が楽ですヨ・・・

石段をはさんで、土産物屋や饅頭屋が並び、温泉
情緒たっぷりの楽しい風景です!

また、石段街には射的などの遊戯場があります。

温泉街といえばやっぱりこれですよね!

石段沿いに、射的場が5軒もあるのには驚き
ました。

覗いてみると、意外と、若い人達が入っています。


下の写真は、老舗「勝月堂」で買った伊香保名物
の「湯の花まんじゅう」です。

今では、日本全国の温泉で必ず目にするあの
茶色い温泉饅頭ですが、実は、ここ伊香保温泉が
あの温泉饅頭の発祥の地なのです。


2時近くになって空腹になったので、前頁の写真
の「SARA'S Terrace Arraiya」に入り、
上州牛のステーキ(2,052円)を食べました。



食事を終わり、石段沿いの店を覗きながら下りて
行きます。


上の写真は、「小間口」です。

石段の下には源泉が流れており、小間口からは、
その流れを見ることが出来ます。

各旅館の温泉は、この源泉から分流しています。

次頁の写真は、江戸時代に設置された「伊香保
関所」です。
江戸時代には、三国街道の裏街道が伊香保を通過
していたために、関所がここに設置されました。

伊香保関所は休館日だったため、残念ながら建物
の内部は見学出来ませんでした。




(ハワイ王国公使別邸)



365段の石段の一番下にある石段街口バス停から、
路線バスに乗って、伊香保バスターミナルで下り、
今晩の宿の山陽ホテルへ向かいます。(1泊2食付き10,800円)



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コメント一覧

ウォーク更家
いかほの宿代はいかほど
http://blog.goo.ne.jp/mrsaraie
私も、伊香保が三国街道の裏街道にあたるというのは知りませんでした。

そう、万葉の頃からの風情ある温泉地です。

なるほど、”いかほ”の宿代は”いかほど?”、ですか、
相変わらず冴えていますね。
ハイ、ご案内の通り、年末料金にも拘わらず、1泊2食付きで10,800円と割安でしたよ。

笑撃写真を分かり易い様に拡大していただき、ありがとうございました。
もののはじめのiina
伊香保
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/fc09e5b9f3158011098739e40d55739f
伊香保は、三国街道の裏街道になっていたのでしたか。φ(..)メモメモ

万葉集にでるほどの風情ある温泉地ですね。

ちなみに、伊香保の宿代は「いかほど」でしたか ❔  ハイ、すでに案内されていました。 m(_ _)m


> 私は、この中で一番好きなのは「島に雲」です。
 大きな笑撃写真をおもちしました。
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/0a73611edbc621c827e51514a8c00e32

ウォーク更家
こもよみこもちさんへ
http://blog.goo.ne.jp/mrsaraie
最近は、地元に近い箱根や熱海の様な、混雑する温泉地よりも、少し寂れかかった昔ながらのレトロで情緒のある温泉街風景に惹かれる様になりました。

ご夫婦での温泉旅行、お勧めですよ。
日本人には、やはり、温泉に入って、ビールを飲んで、美味いものを食べるのが一番の”極楽”です。
ウォーク更家
hide-sanさんへ
http://blog.goo.ne.jp/mrsaraie
ええ、私も随分久し振りに伊香保を訪ねました。
そして、河鹿橋は初めてです。

レトロな温泉街ですが、客のほとんどが若い人だったのに驚きました。
こもよみこもち
こんばんは。
https://blogs.yahoo.co.jp/ya3249
昔ながらの温泉街風景、情緒ありますね。

ウォーク更家さんの旅にあって、私の旅にないのは、
このような温泉旅行。
もう定年が目前になりましたので、妻に反対されなければ、夫婦でこういう旅行もしてみたいものだと思ってます。
hide-san
伊香保に
http://blog.goo.ne.jp/hidebach
伊香保には訪ねたkとがありますが、
ずいぶん昔のことで、すっかり忘れておりました。

思い出すのは温泉まんじゅうだけで、これは何処の温泉にもありますから、
やっぱりなにも覚えていないと同じですね。
楽しく拝見しました。
ウォーク更家
群馬の温泉情報
http://blog.goo.ne.jp/mrsaraie
群馬の温泉に関する情報を色々とありがとうございます。

吾妻線沿線だと、横浜からも楽に行けそうです。

川原湯温泉と八ッ場ダムの組み合わせは面白そうですね。
次回、行ってみたいと思います。
船橋原人
群馬の温泉
今回は伊香保温泉の詳細が判りました。
小生が行く群馬の温泉は「吾妻線」沿線にある温泉です。渋川から行くと「小野上温泉」、「川原湯温泉」と温泉がつく駅があります。
駅から歩いて行けるので、「青春18きっぷ」を利用して行くのには最適です。
今年は2日に小野上温泉入浴後、「高崎だるま市」に行ってきました。「川原湯温泉」は「八ッ場ダム」で
移転した新しい温泉街が楽しめます。沿線には他にも温泉が沢山あります。
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