先日記載した「6が3つ」の意味について1 の内容で8番目を
指すものは、「昔はいたが今はいないという者はすなわち第8の
ものである。それはついには滅びに至るものである。」
「荒野にいる赤い動物に乗った女は紫と赤の衣をまとい、金と
宝石と真珠とで身を飾り、憎むべきものと自分との交わりの
汚れで満ちている金の杯を手に持ち、その額には「大いなる都市、
淫婦どもと地の憎むべきものらとの母」という名が印されていた。」
その額に書かれている「大いなる都市、淫婦どもと地の憎むべき
ものらとの母」ですが、まず相対するものを書いていきます。
世の初めは聖書の創世記です。良く知られた話です。
神は人と女を造られ、エデンの園で暮らしていました。ある時、
女の前に蛇が現れて園の中央にある木の実について話します。
その木の実は神から食べてはいけないと言われていました。
蛇は女にその木の実は食べても死なず、食べると神のように
「善、悪を知る者となる」と言います。
女は「賢くなれるのは善いこと」と思い、自分で食べて、
夫である人にも食べさせます。
神は自身がお造りになって、そしてとても愛していた人と女が
自分に背いたことで怒ります。
人類初の罪、「原罪」と言われるものです。
人はアダム、アダムは女に「全て生きた者の母」エヴァと名付け
ます。アダムとエヴァはエデンの園を追放され、長い人類の
歴史が始まります。
神は騙した蛇に言われます。
「おまえと女の間に、おまえの末と、女の末との間に恨みを
置く。」
先に書かれた女は全てエヴァです。後に神が蛇に言われた「蛇と
女の間」と書かれている「女」が「大いなる都市、淫婦どもと地の
憎むべきものらとの母」です。蛇の女はこの後、どこにも出て
きません。昔はいたが今はいない者ですが、この時蘇ります。
「荒野にいる赤い動物に乗った女」は紫と赤の衣をまとい、金と
宝石と真珠とで身を飾り、憎むべきものと自分との交わりの
汚れで満ちている金の杯を手に持ち、その額には「大いなる都市、
淫婦どもと地の憎むべきものらとの母」と印されています。
憎むべきものである蛇と蛇の女の子孫が「地の憎むべきものら」
であり、「淫婦ども」です。
神は「おまえと女の間に、おまえの末と、女の末との間に恨みを
置く。」と言われました。
蛇と蛇の女は自分のあらゆる欲を満たしているために汚れています。
神はご自身が愛した人と女が騙されてエデンを出なくてはならない
ことを恨み、終末の時期にそれを怒りに変え、滅びに至ることを
言われました。
アダムとエヴァの子孫は女が産んだ子、人間です。
人間は未熟で悪に騙されやすく、迷います。
神は自身が造った人と女を本当に愛していました。その体はチリに
なって消えますが子孫は残ります。またここに記載ありませんが
体が無くなっても魂が残り、輪廻転生します。
神は人間がエデンの園から出ることになってしまい、これから
終末までのその長い歴史の中で神の善悪を知り、神の属性を
見出してお互い愛し合い生きる知恵を身につけることを望み
ました。より多くの神の属性を身につける者には育成の力と
忍耐力を身につけることを望みました。
人間は迷い易いのです、善に生きようとしても迷います。
その為預言者や神の証人を地に遣わせました。
そしてイエスキリストが遣わされ、人間の原罪を背負いました。
神は終末の時期に愛する人間に自分のもとに戻ってきてほしいと
望んでおられます。
気付いてください。