平凡と刺激、どちらかを選ぶならもちろん刺激を選ぶ私ではありますが、先週はちと激アツな日々が続きましてしばらくは穏やかな日々を望む店主であります。
突然ですが、皆様は「秘密」ってありますか?
多くの方は一つ二つはあると思います。
ではそれを他の誰かに言いますか?
私は基本的にはよっぽどの事がない限り言いません。
世の中にはそういう事を自分の中で持ちこたえきれず何かに誰かに告白する事で楽になれるタイプの方も当然いますが、私はどうやらそのタイプではないので。
それを秘め続ける事に対してのストレスはあまりありません。
私はこういう仕事をしているのでよくお客様から相談されます。
それは私に対してある程度の信頼感があるからそう話してくれるのでしょうが、もちろんその程度にもよりますが絶対に内緒にします。
それがその方への交わしてこそいないけど「契約」であると思うし当然の「義務」であるからです。
よく
「誰にも言わないでね」
という始まりからそういう話は始まったりしますが、そう切り出す方はきっと他にも同じ話をしていると思います。
そうだろうなとは思ってもやはり私は他には言いません。
口の軽さ固さというのはある程度は生まれ持ったものだと思います。
それは時には場を盛り上げ、時には人間関係を壊し、時には新たなものを築きます。
私は基本的には誰かに対して相談というものをしません。
何かを相談するという事はその何かはきっと「秘密」ですよね。その人を信頼してないというわけじゃなくて自分がそれを打ち明ける事によって自分のもはや「恥ずかしい部分」が皆に知れ渡る可能性が生まれるのが嫌だからです。
だから基本的には全て自分の中で解決しようとします。別に偉そうな感じに聞こえますがそういう意味ではありません。
大した人間でもないので。
最近世の中はそういった人の秘密をおもしろおかしくとらえてシェアしようとする傾向が強いなと感じる事が多かったのでこんな事を思いました。そういった人の秘密の重さ軽さを皆が同じ基準で判断できればそんな事にはならないのでしょうが…それは無理な話ですもんね。
BARに「秘密」とは付き物であると思います。それもBARの魅力の一つだとも思います。
以前私はご新規のお客様との会話が弾み、いつものように
「お名前を伺ってもよろしいですか?」
と尋ねたところ
「名前言わなきゃダメですか」
と返された事がありました。
多くのお客様は自分の名前を覚えてもらった方が喜んでいただけると思っていたので正直しまったと思いました。
そのお客様はそしてこう続けました。
「BARは好きなんだけど継続性を持たせたくないんだよね」
なるほどと思いました。
ちなみにそのお客様は今でもいらっしゃいます。
そしてとても博学な方なのでお話も面白く、もちろんその場にいる他のお客様との会話も自然となさいます。
てもその方のBARの楽しみ方とは「刹那」なのです。
名前や職業をさらす事による継続性はBARには求めていず、その瞬間瞬間での空間を楽しんでいるのです。
その一件から私は今までのようにむやみやたらにお客様のお名前を伺う事はなくなりました。
私は皆様の守ってほしい秘密はこれからも守っていきたいと思います。
…て事を考えてたらなぜか寅さんを思い出しました、店主でした。
突然ですが、皆様は「秘密」ってありますか?
多くの方は一つ二つはあると思います。
ではそれを他の誰かに言いますか?
私は基本的にはよっぽどの事がない限り言いません。
世の中にはそういう事を自分の中で持ちこたえきれず何かに誰かに告白する事で楽になれるタイプの方も当然いますが、私はどうやらそのタイプではないので。
それを秘め続ける事に対してのストレスはあまりありません。
私はこういう仕事をしているのでよくお客様から相談されます。
それは私に対してある程度の信頼感があるからそう話してくれるのでしょうが、もちろんその程度にもよりますが絶対に内緒にします。
それがその方への交わしてこそいないけど「契約」であると思うし当然の「義務」であるからです。
よく
「誰にも言わないでね」
という始まりからそういう話は始まったりしますが、そう切り出す方はきっと他にも同じ話をしていると思います。
そうだろうなとは思ってもやはり私は他には言いません。
口の軽さ固さというのはある程度は生まれ持ったものだと思います。
それは時には場を盛り上げ、時には人間関係を壊し、時には新たなものを築きます。
私は基本的には誰かに対して相談というものをしません。
何かを相談するという事はその何かはきっと「秘密」ですよね。その人を信頼してないというわけじゃなくて自分がそれを打ち明ける事によって自分のもはや「恥ずかしい部分」が皆に知れ渡る可能性が生まれるのが嫌だからです。
だから基本的には全て自分の中で解決しようとします。別に偉そうな感じに聞こえますがそういう意味ではありません。
大した人間でもないので。
最近世の中はそういった人の秘密をおもしろおかしくとらえてシェアしようとする傾向が強いなと感じる事が多かったのでこんな事を思いました。そういった人の秘密の重さ軽さを皆が同じ基準で判断できればそんな事にはならないのでしょうが…それは無理な話ですもんね。
BARに「秘密」とは付き物であると思います。それもBARの魅力の一つだとも思います。
以前私はご新規のお客様との会話が弾み、いつものように
「お名前を伺ってもよろしいですか?」
と尋ねたところ
「名前言わなきゃダメですか」
と返された事がありました。
多くのお客様は自分の名前を覚えてもらった方が喜んでいただけると思っていたので正直しまったと思いました。
そのお客様はそしてこう続けました。
「BARは好きなんだけど継続性を持たせたくないんだよね」
なるほどと思いました。
ちなみにそのお客様は今でもいらっしゃいます。
そしてとても博学な方なのでお話も面白く、もちろんその場にいる他のお客様との会話も自然となさいます。
てもその方のBARの楽しみ方とは「刹那」なのです。
名前や職業をさらす事による継続性はBARには求めていず、その瞬間瞬間での空間を楽しんでいるのです。
その一件から私は今までのようにむやみやたらにお客様のお名前を伺う事はなくなりました。
私は皆様の守ってほしい秘密はこれからも守っていきたいと思います。
…て事を考えてたらなぜか寅さんを思い出しました、店主でした。